2024年1月19日、シャオミ・ジャパンは「PR TIMES」を通じて、一部の日本国内向けモデルに対し「Xiaomi HyperOS」への全数アップデートを開始すると伝えました。
すでに対象機種への先行アップデートは、所有する一部ユーザーからX(旧Twitter)等で報告されていましたが、全ユーザーに配信されることになります。
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対象機種・アップデート内容/開始日
Xiaomi HyperOSは「Human x Car x Home」の統合を掲げるオペレーティングシステムで、従来の「MIUI」を刷新するもの。
IoT環境に一貫性をもたせ、すべてのエコシステムデバイスを単一の統合されたシステムフレームワークに統合することを目指しています。
対象機種・アップデート開始日
今回、アップデートの配信が明らかにされたのは以下の2機種。ベースはAndroid 14です。
カテゴリー | 製品名 | 全数アップデート開始日 |
スマートフォン | Xiaomi 11T | 2024年1月19日(金) |
タブレット | Xiaomi Pad 6 | 2024年1月23日(火) |
シャオミ・ジャパンによると、以上の2機種は既に一部ユーザーを対象に順次アップデートが実施されていたとのことですが、上記の各日程で全数アップデートが開始するとのこと。
また、Xでは今後様々な国内販売モデルにてアップデートが行われることが伝えられています。
皆様、おはようございます。
実は昨年末より一部のユーザー様に実施しておりましたが、
Xiaomi Hyper OSへのアップデートを、日本でも本格的に開始していきます。直近は2機種ですが、今後様々な国内販売モデルにて開始されますので、ぜひチェックをお願いします。https://t.co/7tZl2wlzty
— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) January 19, 2024
なお、シャオミが日本で展開しているスマートフォンは「FeliCa(おサイフケータイ)」搭載のために、独自ファームウェアを使用していることが多くなっています。
こうしたスマートフォンはグローバル版とは別でファームウェアの開発が必要になるため、グローバル向けの配信よりも遅れる可能性が高いでしょう。
アップデート内容
Xiaomi HyperOSの特徴については、以下が挙げられています。
パフォーマンスの最適化
さまざまなハードウェアの性能を最適化し、効率的に最大のパフォーマンスを引き出します。システムファームウェアの占有率が大幅に減少、ストレージの読み込み速度の減退もほぼありません。
・タスクの平均時間14%削減
・クリティカルタスクの待機時間72時間削減
・割り込み遅延14%削減
・メッセージの遅延17%削減
・タスク切り替えの遅延16%を削減
UIグラフィックの進化
・複雑なレンダリング表現
・強力なヴィジュアルレンダリング性能
・様々なディスプレイ対応(スマートフォン/タブレット)
・新しいウィンドウコントローラーにより、ウィンドウの形状を簡単に切り替え可能
・分割画面ウィンドウは個別に開閉可能
・Workstationで大画面の生産性の可能性を最大限に引き出します
セキュリティの強化
・エンドトゥエンドのセキュリティ
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HyperOS 1.0の主な機能
なお、先行して昨年より配信が始まった中国版のHyperOSでは以下のような改善がありました。
iOS スタイルのロック画面のカスタマイズ
HyperOSでは、iOSのようにロック画面をカスタマイズできるようになり、様々なスタイルの外観を楽しめます。
また、これにより全体的なユーザーの使用体験も向上することが期待されます。
新しいアニメーション
HyperOS では、よりスムーズで魅力的なアニメーションが導入されています。
これらのアニメーションは、ユーザーインターフェイスをより洗練させ、優れた使用体験を提供するでしょう。
MiSans フォント
新たに開発された「MiSans」フォントにより、シャオミのスマートフォンの視覚的な美しさがさらに向上します。
このフォントは明瞭さと読みやすさを重視してデザインされており、優れた読書体験が期待できます。また、様々な言語にも対応しているようです(日本語は不明)。