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Xiaomi 14 Ultra レビュー!実際に使った評価。カメラ・ゲーム・バッテリー性能を検証

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(!)記事中の情報は常に最新とは限りません。特に価格などは途中で変更されたり誤記の可能性もあるので、必ずリンク先等の各公式サイトで正しい情報を確認してください。

2024年発売のシャオミの最高級フラッグシップ「Xiaomi 14 Ultra(グローバル版)」を購入したので、実機レビューをお届けします。

本体デザインやAnTuTuベンチマークスコアとゲームの動作、カメラ性能などを検証しています。特にカメラ性能のレビューには力を入れているので是非ご覧ください(カメラレビューはコチラ)。

やずX
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ジャンプできる目次

Xiaomi 14 Ultraの主な特徴

主な特徴

Xiaomi 14 Ultra は Snapdragon 8 Gen 3 を搭載するフラッグシップモデル。主な特徴は以下の通りです。

ポイント

✅Snapdragon 8 Gen 3搭載のフラッグシップモデル

✅Leicaズミルックスレンズのクアッドカメラ

✅2K・3000nit・120Hzの6.73インチ有機ELディスプレイ

✅90W急速充電対応の5000mAh大容量バッテリー

✅ステレオスピーカー搭載 / Snapdragon Sound対応

✅実際のカメラに似たプレミアムデザイン

✅IP68防塵防水 / 画面内指紋・顔認証対応

✅nanoSIM×2 / WiFi 7 / Bluetooth 5.4

Xiaomi 14 Ultra 日本版は公式オンラインストアやAmazon楽天市場、家電量販店などで購入可能。価格は税込199,900円です。

使って感じた良いところ、気になったところは以下の通りです。

使って感じた良いところ

実際に使って感じた良いところは以下の通りです。

良いところ

超近距離から遠距離まで最高級のカメラ性能

Leicaのカラーイメージでエモい写真が撮れる

✅原神もサクサク動くハイパフォーマンス

✅明るくキレイなディスプレイ

✅充電速度が速い

強調したいのは、やはりカメラ性能が非常に優れていること。また、その他スペックも高く、全体的な使用感も優れています。

使って感じた気になったところ

実際に使って感じた気になったところは以下の通りです。

気になったところ

✅バッテリー持ちがあまり良くない

✅夜間の動画撮影は苦手(ステップノイズが大きい)

✅イヤホンジャックなし

✅高い(日本円で20万円前後)

最高級フラッグシップということもあり、実使用での不満点はあまり多くないのですが、レビュー公開時点だとバッテリーがあまり持たない印象。

また、夜間の動画撮影は苦手でステップノイズが大きいです。このあたりは今後のアップデートで改善を期待したいです。

Xiaomi 14 Ultraを開封!付属品は?

それでは Xiaomi 14 Ultra を開封していきましょう。パッケージはかなり大きくズッシリとしています。

中身はシャオミのフラッグシップらしく「フルセット」の内容でした。

※写真はグローバル版。充電器の仕様が異なる

中身

✅本体

✅クリアケース

✅画面フィルム(貼付済み)

✅90W充電アダプタ+ケーブル

✅SIMピン

✅冊子類

必要なものは一通り揃っているので、とりあえず使い始めるのには困りません。日本版には日本仕様の充電器が付属します。

Xiaomi 14 Ultraの筐体・デザインをチェック!

プレミアムなカメラ。存在感がスゴイ

それでは、Xiaomi 14 Ultra の本体もしっかりチェックしていきましょう。

4つのレンズを備えた円形の大型カメラモジュールが非常に印象的なデザインで、中央にはLEICA(ライカ)のロゴが刻印されています。

カメラモジュールの出っ張りは、なんと十円玉が約 4 枚分。ここまで出っ張ったカメラは中々お目にかかることはありません。

カメラの意匠にはシルバーおよびゴールドのリングが使われており、高級感をプラスするアクセントになっています。

やずX
やずX
本物のカメラのようなデザインでカッコイイ!

ホワイトのプレミア感ある背面がカッコイイ

背面パネルにはシャオミ独自開発の合皮を使用。見た目が良いだけでなく、手に吸い付くような質感でグリップ感良好です。

さらに特徴的なのは、背面に回り込んだミドルフレームで、ここが大きく湾曲しているおかげで、手の小さな筆者でもかなり持ちやすいです。

また、防塵防水は一般的なスマホとしては最高レベルの IP68。一定の水没にも耐えられるレベルとなっているようです。

防塵(IP6X):粉塵が内部に入らない

防水(IPX8):継続的に水没しても内部に浸水しない

ソース:ソフトバンクニュース

正面とそのほか細部をチェック

画面は、四辺がわずかにカーブした有機ELディスプレイ。ベゼルが非常に細く、フラッグシップらしい見栄えの良さがあります。

ミドルフレームの右側にはボリュームキーと電源ボタンが搭載。左側には特に何も配置されていません。

左側にボリュームキーと電源ボタン

右側には特になし

さらに天面にはマイク穴、底面にはスピーカー、Type-C 充電ポート、マイク穴があります。

中央寄りの左にスピーカー穴

左からスピーカー穴、Type-C充電ポート、マイク穴、SIMスロット

SIMスロットには 2 枚の nanoSIM が入りますが、microSDカードは非対応です。

ただし、Xiaomi 14 Ultra のグローバル版は 512GB の大容量モデルしかないので、容量に困る人はあまりいないでしょう。

重量は約222g。だけど持ちやすい

重量は実測で約222gでした。カメラフラッグシップと呼ばれるようなジャンルのスマホとしては、それほど重いわけではありません。

とは言え、200gを超えてくるとなんとなく重さを感じるようになってきます。

しかしながら、前述の通り持ちやすさを考慮したデザインとなっており、比較的手の小さな筆者でもグリップ感は良好で持ちやすいです。

やずX
やずX
最近持ちにくいスマホばかり使ってきたので、それもあって持ちやすさに感動です......!

Xiaomi 14 Ultraのカメラをチェック

カメラスペック

Xiaomi 14 Ultra は、いずれもソニー製の5000万画素センサーを備えたクアッドカメラを搭載しています。構成は以下の通りです。

カメラセンサーF値
標準
(23mm)
SONY LYT-900
(1インチ, 5000万画素)
f/1.63-f/4.0
3.2x望遠
(50mm)
SONY IMX858
(1/2.51インチ, 5000万画素)
f/1.8
5x望遠
(120mm)
SONY IMX858
(1/2.51インチ, 5000万画素)
f/2.5
超広角
(12mm)
SONY IMX858
(1/2.51インチ, 5000万画素)
f/1.8

メインカメラは、1インチの大型センサーと f/1.63の大口径レンズを採用しているだけでなく、可変絞り機構も搭載。これにより、f/1.63 から f/4.0 の間で自由に調整が可能です。

そのほかのカメラについても、各焦点距離で採用できる最大級の大口径レンズが備わっており、非常に高い感光性能を持ちます。

また、すべてのカメラで最大8Kの動画撮影が可能で、メインカメラは 4K / 120fps の撮影も可能となっています。

Xiaomi 14 Ultra ガチ作例&総評

先に総評をまとめておくと、いずれのカメラも非常に優れた性能を持っており、解像感・色味・感光性能は非常に高いレベルにあります。

やずX
やずX
めちゃくちゃすごいカメラです!

また、「Leica バイブラント」「Leica オーセンティック」といった色味や雰囲気が異なる二つのモード、お気に入りのプリセットを登録し素早く撮影できるファストショットモード、被写体を際立たせるポートレートモード、いずれも完成度が高く様々な撮影体験が楽しめます。

▽ファストショットモードのUI

特にポートレートでは被写体の輪郭をしっかりと認識できており、非常に自然でキレイなぼかしを入れることができます。

やずX
やずX
人だけでなくモノにも効果的!うっとりするくらいキレイに写ります......。

色味についてはただ単にキレイに見えるというだけでなく、陰影の表現が非常に見事で、独自のカラーフィルターなども組み合わせて「エモい」雰囲気を手軽に作り出すことができます。

こうした画質や表現力といった点で高いレベルにあるだけでなく、撮影も快適そのもの。

基本的に難しい設定は必要なく、オート撮影で適切なシャッタースピードを調整してくれます。さらに、連写性能も非常に高いためシャッターチャンスを逃しにくいこともポイントです。

一方、現時点では露出の調整が甘いところがあり、ときおり妙に白飛びした写真が撮れてしまうことがありました。また、夜間動画の撮影ではステップノイズがかなり目立ちます。これらについては今後のアップデートでの改善を期待したいところです。

それでは以下、Xiaomi 14 Ultra のカメラ性能の詳細な検証をご覧ください。

二つの「Leica」でイメージを形に

Xiaomi 14 Ultra は、撮影時に「Leica バイブラント」「Leica オーセンティック」の二つのモードを選択できます。

Leica バイブラントは、比較的ビビッドな色合いで明るいイメージの写真に。Leica オーセンティックでは、周辺減光がかかった少し暗めで雰囲気のある写真になります。

Leica バイブラント

Leica オーセンティック

Xiaomi 14 Ultra は、以上の二つのモードから自分のイメージに近い方を選んで撮影可能。

さらに非常に豊富なカラーフィルターも用意されているので、それらを組み合わせて自分のイメージを形にできることが大きな魅力です。

超優秀なポートレートモード

ポートレートモードでは「マスターポートレート」と「Leica ポートレート」の二つのモードが選択可能。イメージ的には前者が「バイブラント」、後者が「オーセンティック」に近いイメージで撮影できます。

また、焦点距離は 23-35-50-75mm から選べ、顔のテクスチャを詳細に捉えるHDポートレート機能の ON / OFF も可能です。

▽ポートレートモードのUI

そのほか、90mmでのソフトフォーカス(中心部以外をぼかす)、EV値の調整、カラーフィルターの設定などが行えます。

ポートレートモードは非常に完成度が高く、被写体の輪郭が的確で、ぼかしも自然でキレイな印象。大きな玉ボケも作り出すことができます。

f/4.5(デフォルト)

デジタル処理によりデフォルトは f/4.5 相当のぼかしが入っていますが、撮影後にギャラリーで f/1.0 から f/16.0 の間で調整可能。

f/1.0

f/16.0

また、人間の場合は肌や顔の輪郭、目の大きさなどを細かく調整する機能も。残念ながらここには掲載できないのですが、実際に使ってみると非常に自然な雰囲気で加工が行えました。

やずX
やずX
実際に何人か撮影して見てもらいましたが、みんな口をそろえて「すごい」「キレイすぎ」と驚いていました......!

ポートレートモードを駆使することで、風景や料理だけでなく、人間を撮影する用途でも非常に優れた撮影体験が得られました。

ウルトラズームなどAI補正もすごい

Xiaomi 14 Ultra は、様々なAI機能も備えています。

色味の補正やトリミングなど一般的な加工だけでなくAIによる加工も可能。下の作例では右下のおしぼりを削除してみました。

←加工前 | 加工後→
(画像が表示されていない場合は、再読み込みしてください)

また、Xiaomi 14 Ultra は、30x以上のズームで使えるウルトラズームにも対応しています。

Xiaomi 14 Ultra が望遠用に搭載しているペリスコープカメラの焦点距離は 120mm(5x相当)なので、流石に30xまでズームしてしまうとかなり粗くなってしまいます。

ウルトラズームは、生成AIによる合成技術で高倍率でもこれを補い、キレイに撮る技術です。

実際に使ってみると、確かに 30xズーム(720mm)でもくっきりとした写りに。スマホの画面でパッと見る分にはキレイに見えます。

ただし、その一方で文字の生成はあまり得意ではない様子。上掲の写真をトリミングしてみると、なんとなく読める文字も一部あるのですが、ほとんどが見たことのない謎の文字として生成されていました。

現時点でウルトラズームはベータ版機能のため、今後完成度が高まることを期待しましょう。

寄れる望遠の使い勝手が良すぎる。もはやメインカメラ

Xiaomi 14 Ultra は 3.2x および 5x の望遠カメラを備えていますが、どちらもかなり寄って撮影するテレマクロ機能を備えています。

この機能の使い勝手が非常に良く、被写体に寄って細部までキレイに表現することが可能です。

寄って撮影することで背景もかなりぼけるので、より被写体が際立ちます。

このぼけ感の強さは全体にピントが当たりにくいという欠点でもありますが、これを補正するのが被写界深度合成。以下の被写界深度合成を使用した左側の作例では、手前だけでなく奥のタヌキにもピントが当てることができています。

←被写界深度合成なし | 被写界深度合成あり→
(画像が表示されていない場合は、再読み込みしてください)

以上の通り、寄れるだけでなく、ぼけすぎてしまう問題も対処可能。3.2x、5xともに非常に使い勝手が良いため、特に前者はもはやメインカメラの勢いで多用しています。

全カメラの画質◎。高倍率ズームもキレイ

Xiaomi 14 Ultraは、メイン(23mm)、3.2x望遠(75mm)、5xペリスコープ望遠(120mm)、超広角(12mm)の4つのカメラを備えています。

各カメラおよび、2xズーム(46mm)、10x(240mm)、20x(480mm)のズームで撮影してきました。

12mm(超広角カメラ)

23mm(メインカメラ)

46mm(メインカメラの2xズーム)

75mm(3.2x望遠カメラ)

120mm(5xペリスコープ望遠カメラ)

4つのカメラは、どれも非常に解像感が高く非常に優れた画質です。また、メインカメラの 2xズームも 1x とも遜色ないくらいキレイな写りです。

さらに 10x(240mm)および 20x(480mm)の高倍率ズームも試してみました。10x程度ではくっきりとした移りで見栄えが良く、20x では若干粗い感じはあるものの、スマホの画面で見る分には十分なキレイさです。

240mm(10xズーム相当)

480mm(20xズーム相当)

また、前述の通り 30x以上のズームでは、AI生成によるウルトラズーム機能で高画質の写真にすることが可能です。

夜景性能は勿論高い。絞りで光条も出現

夜景モードを使って、メイン(23mm)、メインの2xズーム(46mm)、3.2x望遠(75mm)、5xペリスコープ望遠(120mm)、超広角(12mm)で、それぞれ暗所を撮影してみました。

メインカメラは 1x、2xズームともに高い解像感で明るく撮影することができています。

23mm(メインカメラ)

46mm(メインカメラの2xズーム)

やずX
やずX
さすがの1インチセンサー......!

2つの望遠カメラでは、メインカメラと比べると解像感で劣ります。それでも明るくは撮影できており、高い性能を持っていることが伺えます。

75mm(3.2x望遠カメラ)

120mm(5xペリスコープ望遠カメラ)

超広角カメラでは、周縁部は暗い写りになってしまっているものの、全体の解像感は悪くなく、光のある部分はしっかり明るく撮れています。

12mm(超広角カメラ)

なお、メインカメラは絞り羽根を備えているため、F値を上げることで光条が発生します。

蛍光灯の光で、非常にくっきりとした光条が発生していますが、これは Xiaomi 14  Ultra の絞り羽根がほぼ直線で構成された角の鋭い12角形を形作るため。

鋭い角の付いた6枚羽で12角形となっている

派手なタイプの光条なので、ここは好みが分かれるところでしょうか。とは言え、間違いなく創作の幅は広がるので上手く使うと効果的です。

超高解像度の50MPモード

Xiaomi 14 Ultra のクアッドカメラは、いずれも 5,000万画素のセンサーとなっていますが、通常ではピクセルビニング技術により約1,250万画素で撮影しています。

50MPモードではこのピクセルビニングを行わず、5,000万画素そのままで撮影することが可能。これにより、より細かい描写が可能になります。

上掲の写真の多肉植物の部分をトリミングしてみると、その高精細さが分かります。

手前の多肉植物をトリミング

一方、ピクセルビニングを行った状態と比べると、一つ一つのピクセルが小さくなるため、ノイズが発生しやすくなります。また、夜景も苦手になるので注意しましょう。

動画は手振れ補正対応だがステップノイズあり

Xiaomi 14 Ultra は 4K や 8K の高画質動画が撮影できるだけでなく、OIS(光学式手振れ補正)を搭載しているため手ブレも抑えることができます。

画質の高さは文句なしで非常になめらかな動画が撮影できます。ただし、強い手ブレには若干のステップノイズが発生している感じがあります。

日中(圧縮しているため画質・フレームレートは低下しています)

このステップノイズは夜間の撮影だとさらに目立ち、走った際の手ブレを強引に抑えている感は否めず、かなりガクガクとした映りに。

夜間(圧縮しているため画質・フレームレートは低下しています)

日中であれば特に気になるほどではありませんが、夜間はかなり気になるレベルでした。

Xiaomi 14 Ultra カメラチェックまとめ

以上、Xiaomi 14 Ultraのカメラ性能のチェックでした。

どのカメラも非常に良好な画質で、陰影が印象的なエモい雰囲気の写真が手軽に撮影可能でした。

特に望遠カメラの使い勝手は非常に良く、寄って撮ることで背景がキレイにぼけて被写体がより印象的に写ります。

写真撮影が大好きな人、人物やモノをキレイに撮りたい人、思い出を美しく残しておきたい人......、カメラ性能にこだわる人には熱烈にオススメしたいスマホです。

ただし、動画については夜間のステップノイズが目立ち、写真撮影よりも一歩も二歩も劣る感じでした。

以下の記事にもXiaomi 14 Ultraの作例を多数掲載しているので、ぜひご覧ください。

▽Xiaomi 14 Ultraで撮る日本の美しい風景 -春編-

Xiaomi 14 Ultraの処理性能・ゲーム性能をチェック

AnTuTuスコアは200万点を超える

Xiaomi 14 Ultra は Snapdragon 8 Gen 3 を搭載する高性能のスマホです。

実際にその性能を測るため、AnTuTuベンチマーク(Ver.10)で計測してみました。

結果は最高で200万点超え。2回目以降は多少下がったものの、2024年3月の時点ではフラッグシップの名に恥じない最高クラスのスコアです。

それもそのはずで、チップセットはクアルコムの最上級「Snapdragon 8 Gen 3」。2024年4月時点において、日本ではゲーミングスマホ以外の搭載機は発売されていません。

原神は最高画質でほぼ60近いFPSを維持

実際に Xiaomi 14 Ultra で原神の動作をチェックしました。

結果は、一時的に少しだけ不安定になる場面があったものの、ほぼ60に近いFPSを維持することができ快適なゲームプレイが可能でした。

検証のプレイ時間はおよそ30分で、スメールの砂漠にてマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。

平均約58FPSで動作

一部を除き、ほとんどの場面で60に近いFPSを維持

戦闘でスキルや元素爆発を使用しても極端な処理落ちが発生することもなく、ほとんどのシーンで50FPS台後半を維持していました。

戦闘中:おおむね50FPS台後半を維持

なお、TakoStatsではバッテリー温度を計測できなかったので別のアプリで見たところ、ゲーム終了時で約45°となっていました。

温度が高いと言えば高いのですが、原神を最高パフォーマンスで動かした状態としては、他の高性能スマートフォンも似たようなものです。

とは言え、熱くなるのは避けられないので、気になる場合はスマホクーラーを使った方が良いでしょう。

▽Xiaomi 14 Ultraで「原神」性能をチェック!最高クラスのパフォーマンスだが、注意点が一つ

Xiaomi 14 Ultraの画面をチェック

かなり明るくキレイなディスプレイ

Xiaomi 14 Ultra は、とにかく画面がキレイです。ピーク輝度は 3,000nit とのことで、直射日光下でも視認性は非常に良好です。

もちろん120Hzのリフレッシュレートにも対応しており、スクロールは非常になめらかです。

リフレッシュレートとFPSについて

リフレッシュレート(Hz)は画面側の書き換え性能、フレームレート(FPS)はアプリ側の書き換え性能を示します。

画面が120Hzに対応していてもアプリが60FPSであれば、120Hzの効果は得られないので注意しましょう。

やずX
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たとえば原神は最大60FPSなので、60Hzで駆動します!

細いベゼルのマイクロカーブディスプレイ

ベゼルは非常に細くケチくささを感じさせません。スマホの中で画面は非常にコストのかかるパーツなので、安いスマホだとコストカットのため下部のベゼルが太くなる傾向になります。

インカメラは画面上部のパンチホールに配置されています。

そして、特徴的なのがシャオミ独自のクアッドマイクロカーブディスプレイ。具体的にはベゼル部分がカーブしており、表示部分はほぼフラットという形状です。

この形状が非常によくできており、スワイプ操作のしやすさと誤タッチのしにくさを両立しています。

やずX
やずX
フラットとエッジの良いとこ取りという訳ですね!

WidevineはL1対応

WidevineはL1対応でした。

L1であれば、Amazon プライムビデオで高画質再生が可能に。実際にプライムビデオで再生してみましたがHD表示となっていました。

Xiaomi 14 Ultraの音響をチェック

スピーカーは音の広がり良好

Xiaomi 14 Ultra はステレオスピーカーを搭載しており、広がりの良い高音質サウンドが楽しめます。

天面のスピーカー

底面のスピーカー

低音の響きも奥深くから聴こえてくるようなズッシリ感があり、多くの場合スピーカー性能に不満は感じないと思います。

やずX
やずX
Dolby Atmosも対応しており、ハイエンドモデルらしいスピーカーですね!

aptX AdaptiveとLDACに対応

Bluetoothコーデックは aptX AdaptiveLDAC などの高音質コーデックに対応していました。

近年の高音質TWSイヤホンの多くは、aptX Adaptive か LDAC に対応しているので、ここは嬉しいポイントです。

なお、Snapdragon Sound 対応機器でもあるので、対応のオーディオ機器であれば低遅延&高音質で音楽やゲームが楽しめます。

Xiaomi 14 Ultraのバッテリー持ちをチェック

Xiaomi 14 Ultra は5000mAhバッテリーを搭載しており、実際に使ってみた感想はあまり良くないバッテリー持ちです。

Amazon Prime Videoを標準画質で2時間再生させるテストでは、他のスマートフォンとも比較し以下の結果となりました。バッテリー100%・音量100%・輝度約60%の状態で行っています。

機種
1時間後2時間後
Xiaomi 14 Ultra
93%83%
Xiaomi 14 Pro94%86%
nubia Z60 Ultra95%90%
Google Pixel 8 Pro 94%86%
Zenfone 1095%87%

2時間のテストにて、他社フラッグシップよりも多くバッテリーが減る結果に。また日常使いにおいても、体感的にやはりあまり良くないと感じました。

特に写真撮影やゲームで減りが早い印象で、がっつり一日撮影するような使い方だと心もとない感じでした。1500mAhのモバイルバッテリーとして使える専用カメラグリップを併用しても、寝る前の時点で残り20%を切っていたので、どこかで充電を挟まないとハードな使い方は厳しいです。

ただし、前モデル Xiaomi 13 Ultra の場合は後のアップデートで幾分か改善された印象なので、Xiaomi 14 Ultraも今後の改善を期待したいところです。

Xiaomi 14 Ultraの充電をチェック

Xiaomi 14 Ultra は 90W有線充電に対応しています。

約33分で満充電が可能ですが、この時間はバッテリー設定からブーストモードをONにした状態でのもの。

デフォルトではブーストモードはOFFになっており、この状態でバッテリー残1%から有線充電を行うと、以下の時間で満充電が可能でした。

充電時間バッテリー
15分42%
30分74%
45分100%

※日本版 Xiaomi 13T Proに付属の120W充電器を使用

ブーストモードを使わない場合でもたったの45分で満充電できており、十分速く感じます。

勿論急ぎの場合はブーストモードで行った方が良いですが、長く使うことを考えればデフォルトの状態で使っていくのが良いでしょう。

なお、ワイヤレス充電とリバースワイヤレス充電にも対応。日本の公式サイトではワイヤレス充電の出力が記載されていませんが、海外版と同じく最大80Wに対応していると思われます。

※80Wワイヤレス充電には、専用ワイヤレス充電器が必要。日本では未発売のため、出力を記載していないものと思われます。

Xiaomi 14 Ultraの指紋・顔認証をチェック

Xiaomi 14 Ultra は画面内指紋認証顔認証の両方に対応しています。

指紋・顔ともに認証はスムーズで精度も良く感じられます。特によく使うことになるであろう指紋認証はかなり速いです。

指紋認証

顔認証

やずX
やずX
認証の使い勝手はかなり良好に感じました!

Xiaomi 14 Ultraのスペック

Xiaomi 14 Ultraのスペックは以下の通りです。

 Xiaomi 14 Ultra
OSXiaomi HyperOS
SoCSnapdragon 8 Gen 3
メモリ16GB, LPDDR5X
容量512GB, UFS 4.0
画面6.73" AMOLED
2K (3200×1440) , LTPO
リフレッシュレート: 120Hz
瞬間タッチレート: 2160Hz
ピーク輝度: 3000nit
1920Hz PWM調光
12bit, DCI-P3, HDR10+
Dolby Vision
アウトカメラメイン:5000万画素
3.2x望遠:5000万画素
5x望遠:5000万画素
超広角:5000万画素
インカメラ3200万画素
電池5000mAh
充電90W有線急速充電
ワイヤレス充電
リバース充電
音響ステレオスピーカー
Hi-Res, Dolby Atmos
おサイフケータイ非対応
防塵防水IP68
5Gn1/2/3/5/7/8/20/28/38
/40/41/48/66/77/78/79
4GLTE FDD: 1/2/3/4/5/7
/8/18/19/20/26/28/66
LTE TDD: 38/40/41/42/48
寸法161.4×75.3×9.2mm, 219.8g
本体色ブラック、ホワイト
その他X軸モーター, IRブラスター,
WiFi 7, Bluetooth 5.4, USB 3.2 Gen2,
日本版価格16GB+512GB: 税込199,900円

ソース:Xiaomi

Xiaomi 14 Ultra レビュー まとめ

以上、Xiaomi 14 Ultra の実機レビューでした。実際に使ってみて気付いた点をまとめると以下の通りです。

良いところ

超近距離から遠距離まで最高級のカメラ性能

Leicaのカラーイメージでエモい写真が撮れる

✅原神もサクサク動くハイパフォーマンス

✅明るくキレイなディスプレイ

✅充電速度が速い

気になったところ

✅バッテリー持ちがあまり良くない

✅夜間の動画撮影は苦手(ステップノイズが大きい)

✅イヤホンジャックなし

✅高い(日本円で20万円前後)

最高級フラッグシップなだけあり、非常に高い水準にまとまったスマートフォンです。特にカメラ性能の高さは折り紙付きで、20万円前後払う価値を感じさせてくれます。

また、ディスプレイも非常にキレイで、筐体も高級感があります。一方、バッテリー持ちがあまり良くないことや、夜間動画のステップノイズが多いことが弱点。今後のアップデートの改善を期待したいところです。

とは言え、2024年を代表するフラッグシップ・スマートフォンの一つであり、カメラ性能にこだわる方には熱烈にオススメしたいというのが筆者の正直な感想です。

Xiaomi 14 Ultra 日本版は2024年5月16日に発売予定で、公式オンラインストアやAmazon楽天市場、家電量販店などで購入可能。価格は税込199,900円です。

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Xiaomiモノづくり研究所の研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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