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motorola edge 40 実機レビュー!使って感じた評価とQ&A。期待のミドルハイスマホの実力とは

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IP68防水でおサイフケータイ対応のミドルハイスマホ「motorola edge 40」を購入したのでレビューをお届けします。

なお、当ブログでは特にカメラレビューに力を入れているので是非ご覧ください(▷カメラレビューへジャンプ)。

やずX
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ジャンプできる目次

motorola edge 40の主な特徴・価格など

主な特徴まとめ

motorola edge 40は、2023年が不作と言われる中登場した期待のミドルハイレンジスマホです。

その魅力は比較的高いスペックを備えつつも、IP68防水かつFeliCa(おサイフケータイ)に対応し薄型軽量なこと。主な特徴は以下の通りです。

ポイント

薄型軽量(黒:7.58mm, 171g / 青:7.49mm, 167g)

ミッドハイチップ「Dimensity 8020」搭載

大容量メモリ&ストレージ(8GB+256GB)

✅f/1.4レンズ採用の5000万画素メイン+1300万画素超広角カメラ

144Hzリフレッシュレートの6.55インチ有機ELカーブディスプレイ

4,400mAhバッテリー/68W有線・15W無線充電(Qi)

ステレオスピーカー / おサイフケータイ / IP68防塵防水

実際に使って良かったところ

motorola edge 40を実際に使って良かったところは以下の通りです。

良かったところ

薄型軽量で取り回し◎

大型センサー、明るいレンズで夜景〇。ボケも大きい

日常使いはサクサク。ゲーム性能も悪くない

最大144Hzなめらか動作の画面。明るく鮮やか

様々なジェスチャー操作が便利

実際に使って気になったところ

motorola edge 40を実際に使って気になったところは以下の通りです。

気になったところ

カメラはズーム時に不安定。解像感✕、色も変になりがち

バッテリー持ちは△。発熱時や動画で消費が大きい

スピーカーは低音不足。aptX Adaptive非対応

衛星測位の感度が悪い

価格・お得に購入する方法

motorola edge 40の希望小売価格は税込64,800円です。

motorola edge 40をもっとお得に購入したいなら、IIJmioのSIMカードとの同時契約がオススメ。詳細は以下の記事をご覧ください。

▽motorola edge 40をお得に購入するキャンペーン・セールまとめ

motorola edge 40の本体・付属品をチェック

開封して付属品をチェック!フィルムは付属せず

それでは、motorola edge 40を開封して中身をチェックしていきましょう。

これまでのモトローラ製品の化粧品箱とは違った様相です。

どうやらプラスチック不使用で、ソイインクを印字に使用したサステナブルな仕様になっているようです。

それでは中身を見ていきましょう。

パッケージの中身をリストにまとめると以下の通りです。

・本体

・クリアケース

・68W充電アダプタ&ケーブル

・SIMピン

・説明書等

本体だけでなく専用ケースや充電器も付属しますが、フィルムは無し。あらかじめ画面に貼付もされていませんでした。

フィルムは別途用意する必要がありますが、motorola edge 40のカーブディスプレイにオススメなのは曲面対応の柔らかいフィルム。以下のAmazonリンクのフィルムを購入してみました。

画面用とカメラ用のフィルムが2枚ずつ入っています。

ありがたいのが位置を固定できる貼り付けキットも付属していること。もちろんウェットペーパーやホコリ除去シール等も付属しているので、簡単かつ綺麗に貼ることができます。

やずX
カーブした画面にフィルムを貼るのは難しいので、キット付きのものを強くオススメします!

本体をチェック!ブラックはレザー加工

それではmotorola edge 40の本体もチェックしていきましょう。

筆者が購入したカラーは「イクリプスブラック」で、背面はヴィーガンレザー加工となっています。

もう一つのカラー「ルナブルー」はこれとは全く違い、マットなアクリル仕様。実機の写真を見る限りかなり彩度高めで、ダサく感じたので存在を忘れました。

薄い・軽い・持ちやすい筐体

motorola edge 40は薄型軽量デザインで横幅もかなり抑えられているため、非常に持ちやすいスマホです。

筆者の手は小さめなので、使うスマホのサイズはいつも悩みどころなのですが、この取り回しの良さは大きな魅力です。

なお、イクリプスブラックとルナブルーで厚さと重量が若干異なります。

イクリプスブラックルナブルー
158.43mm158.43mm
71.99mm71.99mm
厚さ7.58mm7.49mm
重量171g167g
やずX
どちらも十分薄型軽量なので気にしなくて良いかも!

本体細部をチェック!microSDは非対応

motorola edge 40 本体の細部もチェックしていきます。

背面には少し盛り上がった台座にカメラが二つ。大きい方がメインカメラです。

なお、出っ張りは1円玉二枚分くらいでした。

カメラ横にはFeliCa(おサイフケータイ)マークがあります。

画面は左右が湾曲したカーブディスプレイ。本体は約171gと軽量でスタイリッシュな印象を受けます。

画面だけでなく背面パネルも左右が丸みを帯びており持ちやすい形状です。サイドフレームの右側にはボリュームキーと電源ボタンがあります。

左側には特に何もありません。

天面には「Dolby Atmos」のロゴとマイク穴、底面にはスピーカー穴とマイク穴、Type-C充電ポート、SIMスロットがあります。

SIMスロットはnanoSIMカードが一枚だけ入る仕様。microSDカードは非対応です。

なお、SIMカードはeSIMにも対応しているので、nanoSIMと組み合わせてデュアルSIM運用ができます。

補足:付属ケースはクオリティが低い

motorola edge 40に付属してきたケースも見ていきましょう。

柔らかいTPU製ではなくハードタイプのクリアケース。重量は実測で約16gと非常に軽量です。

カメラ部分は盛り上がっており、保護能力は高そうです。一方、左右のフレーム部分はむき出しになっています。その分横幅が拡大しないので持ちやすいのですが、ここは好みの分かれるところでしょう。

そして、この写真を見て違和感を覚えた方は目が冴えています。実はこのケース真ん中が曲がってしまっており、押すとベコベコします

やずX
低クオリティだなぁ......。

正直さっさと別のケースを用意したいところですが、Amazonを見てみてもノーブランドの怪しいケースばかり......。今後良い感じのケースが出てくることに期待しましょう。

motorola edge 40のカメラをチェック

最大5000万画素のデュアルカメラ搭載

motorola edge 40は最大5,000万画素のデュアルカメラを搭載しています。構成は以下の通りです。

・メイン(広角):5,000万画素(1/1.55インチ, f/1.4)+OIS

・超広角:1300万画素(マクロ撮影可能)

メインカメラはOIS(光学式手振れ補正)を備えているだけでなく、センサーサイズも1/1.55インチと比較的大きめ。さらに、スマホとしては驚異的に明るいf/1.4のレンズを備えていることは特筆すべき部分でしょう。

また、マクロ撮影機能も備えた超広角カメラも搭載。どちらのカメラも、写真だけでなく動画撮影が可能です。各カメラの画質・FPSの食い合わせは以下の通りです。

カメラ画質(FPS)
メイン4K UHD(30FPS)
FHD(60/30FPS)
スローモーション: FHD(240/120fps)
超広角4K UHD(30FPS)
FHD(30FPS)

先に結論を書いておくと、ズームしなければ特に問題なく使えるカメラです。それでは、以下作例をご確認ください。

ギャラリー

日中:一見良好もズームすると微妙に

日中の野外でmotorola edge 40のカメラ性能をテストしていきます。真夏の日差しの中、良好な光量が確保された状態で行えました。

メインカメラ

まずはメインカメラ(広角カメラ)です。motorola edge 40は色が濃くパっと見で印象の良い写真が撮れます。

一部分をトリミングして見てみると、シャープネスが強くパキッとした写りになっています。

シャープネスの強さは好みの分かれるところですが、少なくともスマホの画面で見る分には多少強い方が良い印象を持つ方が多いのではないでしょうか。

太陽光を正面に捉えて撮影してみると、レンズフレアは目立つもののHDRはしっかり効いており、空が変な色になっていません。

やずX
ここまでは良い感じ!

超広角カメラ

次に超広角カメラです。色は鮮やかで好感が持てますが、周縁部の歪みが極端に大きくなっています

周縁部に限れば魚眼レンズのようで、ここは気になる人は気になりそうです。

マクロ

また、超広角カメラはマクロカメラとしての機能も備えています。

←マクロ | メイン(2倍ズーム)→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

メインカメラの2倍ズームではあまり寄れませんが、マクロ機能を使うことで被写体にかなり寄って撮ることができます。

2倍ズーム

次にメインカメラの1倍と2倍ズームで比較してみます。

1倍

2倍

1倍は良好な写りですが、なぜか2倍ズームにすると全体的に白っぽく、空も激しく白飛びしてしまっています。

別の場所でも撮影してみましたが、motorola edge 40はやはり色が暴走。今度はやけに緑っぽくなっており、雲も白飛びしています。

以下は筆者がTwitterに投稿した内容ですが、画面をタップしてピントを合わせてもすぐピントがどこかに行ってしまいます。

motorola edge 40は、ズーム時に接写したり被写体が動いたりするとピントが暴れてしまうことが多いと感じました。

メシ:色とズーム性能が足を引っ張る

次に多くの人がよく撮るであろうメシを撮影していきます。

肉(2倍ズーム)

スマホのメインカメラは基本的に広角カメラのため歪みがあります。そのため、2倍ズームをすることで歪みを減らして撮影するのが効果的です。ここで不安なのがmotorola edge 40のズーム性能......なので、ライバル機とも言われるGoogle Pixel 7aと比較してみます。

←motorola edge 40 | Google Pixel 7a→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

お肉を撮影してみたところ、motorola edge 40は乾いた肉のような色で美味しそうではありません。また、ズーム時の解像感は明らかにGoogle Pixel 7aに劣っています。

やずX
motorola edge 40は、シャープネスの強さも相まって何だかブロックみたい......。

麺(1倍&2倍)

次にラーメンを撮影していきます。

motorola edge 40のメインカメラはF値が非常に低いため、1倍でもかなりボケが大きく、ラーメンの全体にピントが当たりません。

←1倍 | 2倍→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

こういう時こそボケを抑えるために2倍ズームを活用したいのですが......。ズームではっきりと解像感が落ちるのがネックになります。

勿論大きなボケを生かして印象的な写真を撮影することもできますが、デメリットを補う手段が不安定なのは大きなマイナスです。

←1倍 | 2倍→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

日中の野外で撮影した写真と同様に、2倍ズームで撮影した写真は色が緑っぽくなってしまい不味そうです。

夜景:1倍なら良好

最後にナイトビジョン(夜景モード)を使って夜景を撮影していきましょう。センサーやソフトウェアの処理が大きく影響する部分なので、ライバル機Google Pixel 7aとも比較してみます。

メインカメラ(1倍)

←motorola edge 40 | Google Pixel 7a→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

まずは1倍で撮影。F値が低い(=レンズが明るい)motorola edge 40は明るく撮れており、好印象。色についてはGoogle Pixel 7aの方が暖色傾向です。

←motorola edge 40 | Google Pixel 7a→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

一部分をトリミングして見てみると、日中の作例と同じくmotorola edge 40の方がシャープネスが強くパキッとした写りになっています。

ここでは、より明るいレンズ、より大きなセンサーを備えたmotorola edge 40に軍配を上げる方が多いのではないでしょうか。

メインカメラ(2倍ズーム)

しかし、ズームを使うと話は変わってきます。

←motorola edge 40 | Google Pixel 7a→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

やはりズーム時のmotorola edge 40は解像感がはっきりと劣化。松の木のガリガリ感が強調され不自然です。

筆者がTwitterに投稿した以下の作例も是非ご覧ください。

夜景モードにて2倍ズームで撮影したものですが、一部分をトリミングして見てみると、motorola edge 40の解像感の低さが際立ちます。

超広角

最後に超広角カメラでも夜景を撮影。メインカメラと比較してみます。

←超広角 | メイン→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

超広角カメラはセンサーサイズが小さくF値も低くない(=レンズが明るくない)ので、やはりメインカメラと比べると夜景は苦手です。

まとめると、夜景を撮影する場合は、メインカメラをズームせず使うのがベスト。超広角カメラは明るめの場所でないと厳しいでしょう。

OIS搭載で良好な手振れ補正

motorola edge 40はメインカメラにOIS(光学式手振れ補正)を備えているため、歩いたり走ったりしながらでも手振れの少ない動画が撮影できます。

デジタル処理による手振れ補正だけだとガクガクッコとした不自然な補正となるので、自然な動画を撮るためにOISは重要です。

まとめ:一見良いが、ズーム時のダメさが気になる

以上、motorola edge 40のカメラ性能をチェックしました。

メインカメラの1倍、超広角カメラでの写りは良好で、シャープネス強めのパキッとした写りで好感を覚える方は多いでしょう。また、マクロ撮影やOISなど便利な機能もしっかり備えています。

一方、ズームで撮影した写真は妙な色になってしまうことが多く、2倍程度でも解像感が劣化。ピントや色、HDRも暴走しやすく、こうした点でmotorola edge 40のカメラは調整不足と感じます。今後のアップデートでの改善に期待したいところです。

やずX
ライトな使い方なら気にならないかも?

motorola edge 40の処理性能と動作・発熱をチェック

連続ベンチマークは極端にスコアが低下

motorola edge 40は、ミドルハイレンジのSoC「Dimensity 8020」を搭載しています。

そこで、よく知られるベンチマークアプリ「AnTuTu(Ver.9)」を使ってmotorola edge 40の処理性能を測ってみました。

3回連続で行ったところ、1回目は68万点と中々のスコアを記録。一方、それ以降は異様なほどスコアが低下しており、特にGPU値が大幅に下落していることが分かります。

ただし1回目を除いて温度上昇はかなり控えめ。これらのことから推測するに、温度上昇を防ぐためかなり極端な性能制限を行っていると思われます。

原神は45FPS制限があるが割と安定

ベンチマークはあくまで目安ですが、2回目以降で点数が大きく下がっていることから、高負荷のゲームプレイに暗雲が立ち込めます。

というわけで、実際に原神でmotorola edge 40の動作を確認してみます。スマホ側を高パフォーマンスモード、ゲーム側を最高画質+最大60FPS設定で、比較的動作の軽いフィールド「モンド」と、重めな「スメール(砂漠)」で検証しました。検証ツールは「TakoStats」です。

先に結論を書いておくと、フレームレートは45FPSに制限されているものの、価格なりの安定した動きだと思いました。

モンド:ある程度安定。ただし45fps制限がある

プレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。

モンドでのバッテリー温度は42℃前後と控えめで、フレームレートも平均40FPSを超えるまあまあな結果に。ただし、最大でも45FPSしか出ないように制限がかかっているようです。

バッテリー温度の上昇自体は早かったのですが、42℃程度で上昇が止まったことから、やはり温度上昇を止めるために性能を制限している可能性が高そうです。

派手なエフェクトでも40FPS近く出ている

大きくスクロールするような読み込み量の多いシーンで一瞬FPSが大きく落ちることはあったものの、直進しての移動や戦闘といったシーンでは比較的安定して動作。戦闘中に元素爆発や元素スキルを使用しても、それほど大きな影響は無いようでした。

スメール:パフォーマンスは少し落ちるが、ゲームはできる

次に動作が重くなりがちなスメール(砂漠)。モンドと同じくプレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。

ここでは平均して40FPSを切る結果に。やはりモンドよりもパフォーマンスは低下していますが、大きく悪化するわけではありませんでした。バッテリー温度も43℃程度と許容範囲内です。

戦闘中。40FPS以上出るときは出る

派手なエフェクトで一瞬30FPS程度まで落ちることも

一方、派手なエフェクトや大きくスクロールした時など、読み込みが多いシーンではFPSの低下がモンドよりも大きめ。一瞬ではあるものの明らかにカクついた動きになるので、高いゲームパフォーマンスを求める方だと気になる点でしょう。

なおモンドでもスメールでも少し気になったのが、本体フレームの発熱。ヴィーガンレザー加工の背面パネルはいかにも排熱性が悪そうで、アルミ製のフレームに排熱を頼っているのでしょう。

※イクリプスブラックはヴィーガンレザー加工。ルナブルーはマットアクリル。

側面がむき出しの付属ケース

付属ケースがフレームむき出しのタイプであることもあり、発熱を気にする方は要注意です。ただし、motorola edge 40は軽量なスマホなので、長く持っていても手が疲れにくいのはメリットです。

なお、より高い原神のパフォーマンスを求める方には「Nothing Phone (2) 」がオススメです。

▽Nothing Phone (2) で「原神」パフォーマンスをチェック!快適にプレイできる?

motorola edge 40のディスプレイをチェック

明るくきれいな有機ELディスプレイ

motorola edge 40は、6.55インチの有機ELカーブディスプレイを搭載しています。左右がカーブした形状は嫌いな人は嫌いでしょうが、横幅が抑えられ手にフィットしやすいです。

画質は一般的なFHD+ですが、最大で144Hzという高リフレッシュレートに対応。非常になめらかに動作するため、目に優しく感じます。

上下左右のベゼルも細く、見た目の良さは申し分なしです。

直射日光下でも明るい。WidevineもL1

ピーク輝度は1,200nitsと高めなので、夏の直射日光下でも明るく見やすいです。

なお、AmazonプライムビデオやNetflixの高画質再生に必要なセキュリティレベル(Widevine)は最高の「L1」です。実際にAmazonプライムビデオで再生してみましたが、ちゃんとHD画質で再生ができました。

motorola edge 40のバッテリー・充電性能をチェック

充電端子はUSB Type-C

バッテリー持ちを検証。あまり良くない

motorola edge 40は4,400mAhの大容量バッテリーを搭載しています。

そこで、バッテリー100%・音量100%・輝度60%の状態で、Amazon Prime Videoを標準画質で2時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。その他の端末との比較は以下の通りです。

機種
(リフレッシュレート)
1時間後2時間後
motorola edge 40
(144Hz)
92%81%
Pixel 7a
(90Hz)
96%86%
OPPO Reno9 A
(90Hz)
95%88%
AQUOS sense7
(60Hz)
95%90%
Redmi Note 11 Pro 5G
(120Hz)
93%86%

テストの結果、バッテリー持ちは良くないです。

これだけでなく様々なシーンで使用してみましたが、特に動画やゲーム、カメラ使用などで大きくバッテリーを消費している様子。特に発熱時はバッテリーが早く減る印象です。

一方、ネットブラウジングや読書ではそれほど消費している印象がありません。使い方次第ではあるものの、全体的には普通~あまり良くない程度の感触でした。どうしてもバッテリー持ちが気になる場合は、リフレッシュレートを60Hzに落とすことで改善します。

充電速度を検証。15分で50%以上充電できる

motorola edge 40は最大68Wの有線急速充電に対応しており、対応の専用充電器も付属しています。

これを使って実際に充電してみました。バッテリー残1%から100%まで充電にかかった時間は以下の通りです。

充電時間バッテリー
15分52%
30分84%
45分99%
46分100%

45分あればほぼ満充電が可能で、たった15分でも50%以上充電できました。寝る前に充電を忘れていても、出かける前にサッと充電しておけば長時間の使用ができるでしょう。

また、Qi規格の最大15Wワイヤレス充電にも対応しています。

motorola edge 40の音響をチェック

ステレオスピーカー搭載だが低音弱め

底面のスピーカー

motorola edge 40はイヤホンジャックを備えていませんが、底面と正面上部にスピーカーをそれぞれ備えるステレオ仕様です。

正面上部のスピーカー

二つのスピーカーを備えているだけでなくDolby Atmosにも対応しているため、音の広がりは良好。ただし、正面側のスピーカーの音は少し小さめで、低音に迫力がありません。

Dolby Atmosのロゴ

決して悪くは無いのですが、期待しすぎると肩透かしになるのではないかと思いました。

LDACコーデックに対応

motorola edge 40を高音質コーデックに対応しているか、実際に対応のイヤホンを接続して確かめてみました。

LDAC」「aptX」では接続できましたが、より低遅延かつ高音質の「aptX Adaptive」には非対応でした。そのため、高音質な完全ワイヤレスイヤホンを使うならLDAC対応のものがオススメです。

motorola edge 40の独自機能をチェック

motorola edge 40は、ジェスチャー等で様々な操作が行える独自機能があります。

サイドバーは画面横からお気に入りのアプリを呼び出す機能で、毎回、一々ホーム画面に戻る必要がありません。

また、スマホを持った状態で手首を素早く2回ひねることで、素早くカメラを起動することができます。

簡易ライトは、スマホを持った2回振り下ろすことで、ライトのON/OFFができる機能です。

クイック起動は背面をダブルタップして、カスタムアクションを実行できる機能で、タップの強度(軽・中・京)に応じてそれぞれ起動する機能を設定できます。

設定できる機能は、オーディオレコーダーを開く、音楽の再生/一時停止、スクリーンショットの撮影、アプリ起動など。

こうした独自機能により、素早くやりたいことをできるのがmotorola edge 40の魅力の一つでしょう。

motorola edge 40のGPSをチェック

motorola edge 40を実際に使っていて気になったのが、衛星測位(GPS)の感度。正直あまり良くありません

遮蔽物のない場所なら問題ないのですが、高いビルに囲まれている場所では明らかに位置を迷います。また、地下に入ると完全に位置を見失ってしまいました。他のスマホよりGPSの感度が良くないことは要注意です。

motorola edge 40のよくあるQ&A

Q1. おサイフケータイに対応?

A. motorola edge 40は、非接触型決済「FeliCa(おサイフケータイ)」を搭載しています。

位置はカメラモジュールの右辺り。これを使って、駅の改札口やコンビニ等、様々な場所で素早い支払いが可能です。

Q2. 防塵・防水性能は?

A. motorola edge 40の防塵防水性能は「IP68」。2桁の数字は前が防塵、後が防水性能を表しています。

一般的なスマートフォンとしては防塵・防水ともに最高レベル。粉塵の侵入が完全に防護され、水面下での使用も可能となっています。

・IP6X:粉塵の侵入が完全に防護されている

・IPX8:水面下での使用が可能

ソース:KDDI

もちろん長時間の水没や温水への水没は故障の危険性も出てきそうですが、多くの人が安心できる性能ではないでしょうか。

Q3. 指紋・顔認証は対応?ロック解除は速い?

A. motorola edge 40は画面内指紋認証顔認証の両方に対応しています。

解除速度はどちらもスムーズですが、指紋センサーは画面のかなり下にあるので、指が短めだとちょっと届きにくいかもしれません。

Q4. SIMとmicroSDの仕様は?eSIMも対応?

A. motorola edge 40は、物理タイプのnanoSIMに加えて、データタイプのeSIMにも対応。ただしmicroSDカードは非対応です。

物理SIMスロット

SIMスロットはnanoSIMカードが一枚だけ入る仕様。eSIMと組み合わせてデュアルSIM運用ができます。

motorola edge 40のスペック

motorola edge 40のスペックは以下の通りです。

 motorola edge 40
OSAndroid 13
SoCDimensity 8020
メモリ8GB, LPDDR4X
容量256GB, UFS 3.1
画面6.55インチ, 有機EL,
FHD+(2400x1080),
リフレッシュレート 144Hz
ピーク輝度 1200nits
カメラ
(背面)
メイン:5000万画素+OIS
超広角/マクロ:1300万画素
カメラ
(正面)
3200万画素
電池4,400mAh, 68W有線充電,
15W無線充電 (Qi)
音響ステレオスピーカー,
Dolby Atmos
4G LTEB1/B2/B3/B4/B7/B8/B11/B12/B17/B18
/B19/B26/B28/B38/B39/B40/B41/B42
5G n1/n3/n28/n41/n77/n78
生体認証画面内指紋・顔
防塵防水IP68
FeliCa対応
その他Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2,
寸法イクリプスブラック: 158.43x71.99x7.58mm
ルナブルー: 158.43x71.99x7.49mm
重量イクリプスブラック: 171g
ルナブルー: 167g
本体色イクリプスブラック, ルナブルー
価格
税込64,800円 (希望小売価格)

ソース:motorola

motorola edge 40 レビューまとめ:決して万能ではないが魅力も多い

motorola edge 40のレビューをお届けしました。実際に使ってみて印象に残った点は以下の通りです。

ポイント

薄型軽量で取り回し◎

一見良好なカメラ。ズーム時は不安定になる

日常使いはサクサク。ゲーム性能も悪くない

最大144Hzなめらか動作の画面。明るく鮮やか

バッテリー持ちは△。発熱時や動画で消費が大きい

スピーカーは低音不足。aptX Adaptive非対応

様々なジェスチャー操作が便利

衛星測位の感度が悪い

薄型軽量でそれなりに高いスペックを備え、IP68防水やおサイフケータイも対応と良い部分も多いのですが、欠点もいくつか抱えており少々ピーキーな印象を受けるスマホです。

発熱時や動画再生でバッテリー消費が大きかったり、カメラのズーム時の不安定さ、衛星測位の感度が悪かったりといった点などが気になるところ。やはりライバルとなるのはスペックや価格的に近いGoogle Pixel 7aですが、全体的な完成度でmotorola edge 40は一歩劣る印象です。

▽Google Pixel 7a 実機レビュー!使って感じた評価とQ&A。これが2023年のスタンダード

とは言え、motorola edge 40も薄型軽量で144Hz高リフレッシュレート対応、ゲーム性能で優るといった魅力があり、こうした点を重視する方はmotorola edge 40がオススメです。

motorola edge 40を安く買う方法!

motorola edge 40の希望小売価格は税込64,800円ですが、IIJmioのSIMカードと同時契約ならもっとお得に購入できます。

詳細は以下の記事をご覧ください。

▽motorola edge 40をお得に購入するキャンペーン・セールまとめ

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Xiaomiモノづくり研究所研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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