2023年12月にも日本で発売予定の最新ハイエンドモデル「Xiaomi 13T Pro」の海外版を使ってみたので、「原神」の動作チェックをお届けします。
日本版の価格は記事公開時点で不明ですが、最高級の原神パフォーマンスを発揮できるスマホとなっています。原神プレイヤーで本機の購入を検討している方は是非ご覧ください。
ジャンプできる目次
ベンチマークは発熱が激しいがスコアは高い
Xiaomi 13T Proは、SoCにメディアテック製の高性能チップ「Dimensity 9200+」を搭載しており、高水準のパフォーマンス性能が期待できます。
まずは、よく知られるベンチマークアプリ「AnTuTu(Ver.10)」を使って、Xiaomi 13T Proの処理性能を測ってみました。
1回目では高水準の150万点以上のスコアを記録。一方で発熱は非常に強く、16.5℃も上昇しました。
以降は、温度上昇を抑えるためかスコアが低下しており、2、3回目とも120万点台に留まっています。
しかしながら、注目して欲しいのは3回目。わずか1.9℃の温度上昇にも関わらず120万点台を維持という驚くべき結果となっています。
この結果から、実際のゲームプレイにおいても発熱を抑えるための性能制限自体はあるものの、パフォーマンス自体はほぼ維持できるのではないかと推測できます。
原神「最高」画質で動作チェック
というわけで、実際にXiaomi 13T Proで原神の動作をチェックしてみます。最高画質+最大60FPS設定で、比較的動作の軽いフィールド「モンド」と、重めな「スメール(砂漠)」で検証しました。検証ツールは「TakoStats」です。
先に結論をまとめておくと、短時間のプレイでは非常に高いパフォーマンスを発揮。さらに長時間のプレイではわずかに制限はあるものの、高いパフォーマンスを維持しました。
モンド:非常に快適
プレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。
15分のプレイでは極めて高いパフォーマンスを発揮しました。
フレームレートはほとんどのシーンで60FPSに張り付いており、明らかな処理落ちも無し。高いパフォーマンスゆえか温度上昇はあるものの、非常に快適なプレイが可能でした。
移動中はもちろん、元素爆発やスキルを連発して負荷が強くなっても高FPSを維持。大きな処理落ちも無く極めて快適に戦闘を楽しむことができました。
スメール:同じく非常に快適
次に動作が重くなりがちなスメール(砂漠)。モンドと同じくプレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。
モンドと比べるとわずかにFPSが乱れることがあったものの、依然として高いパフォーマンスを発揮しました。
一時的に45FPSを切るシーンがありましたが、ゲームプレイに支障はほぼなく、非常に快適なプレイが可能でした。
移動中に関しては、ほとんどモンドと変わらず。戦闘中は、元素爆発やスキルで一時的にFPSが低下することはあっても、すぐ50FPS台に戻ります。
という訳で15分のプレイでは極めて高水準のパフォーマンスを発揮できることが分かりました。
スメール:1時間のプレイでも驚きの結果に
しかし、ベンチマークでも分かるようにXiaomi 13T Proは発熱が強め。そのため、長時間のゲームプレイでは強い制限をかける可能性があります。
というわけで、スメール(砂漠)にて、最高画質+最大60FPS設定で1時間のプレイを試してみたのですが、結果は驚くべきものでした。
フレームレートは平均で58FPS近くと高いパフォーマンスを維持。一時的に45FPSに制限されることはありましたが、長時間のプレイでこの結果は素晴らしいものです。
また、さらに注目して欲しいのは温度の制御で、バッテリー温度が44℃を超えないような制御がされているようです。
リチウムイオンバッテリーは45℃を超えると急速に劣化しやすいとされているため、ゲームの快適性を維持しつつも、安全や長期間の使用も想定した制御は、非常に優秀と言えるでしょう。
まとめ:「原神」覇権になり得るパフォーマンス
以上、Xiaomi 13T Proでの原神の動作チェックでした。
結論は、ゲーミングスマホを除く一般的なスマホとしては最高級の原神パフォーマンスを発揮できました。
短時間はもちろんのこと、長時間のゲームプレイでも高水準かつ安定した性能を発揮できており、極めて快適です。
特に、バッテリーが劣化しやすくなる45℃に達しないような温度制御をしつつ、高いゲームパフォーマンスも維持する調整は、非常に素晴らしいものと言えるでしょう。
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