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OPPO Reno10 Pro 5G「原神」動作チェック!8万円なりのパフォーマンスは出るのか?

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発売日からいきなり一括4,800円実質24円(2年返却)で販売されていることで話題の「OPPO Reno10 Pro 5G(ソフトバンク定価:80,640円)」で、最も重いと言われる3Dゲーム「原神」の動作チェックを行いました。

通常価格で8万円台と、ある程度のゲーム性能も期待される本機ですが、実は微妙かもしれません.......。原神プレイヤーで本機の購入を検討している方は是非ご覧ください。

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ベンチマークは安定も52万~53万点程度

まずは、よく知られるベンチマークアプリ「AnTuTu(Ver.9)」を使って、OPPO Reno10 Pro 5Gの処理性能を測ってみました。

高パフォーマンスモードに設定して3回連続で行ったところ、すべてで52万点以上のスコアを記録。温度も最高で35.5℃(3回目)と高くありませんが......、通常価格で8万円台のスマートフォンであることを踏まえれば、スコアは微妙です。

それもそのはずで、搭載されているSoCは2021年製の「Snapdragon 778G」。旧式チップでもハイエンドクラスであればともかく、778Gはミドルハイクラスの製品なので、そもそも原神のような高負荷のゲームには向いていません。

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すでに暗雲が立ち込めていますぞ......。

原神「最高」画質で動作チェック

とは言え、ベンチマークはあくまで目安。スコアが安定している点から、思わぬパフォーマンスを発揮する可能性もあります。

というわけで、実際にOPPO Reno10 Pro 5Gで原神の動作をチェックしてみます。スマホ側を高パフォーマンスモード、ゲーム側を最高画質+最大60FPS設定で、比較的動作の軽いフィールド「モンド」と、重めな「スメール(砂漠)」で検証しました。検証ツールは「TakoStats」です。

モンド:はっきり言うと厳しい

プレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。

平均38.269FPSで動作

FPSグラフ。小刻みな波が多く、40FPSも出ていない事が多い

バッテリー温度グラフ。温度上昇は40℃を超えた

はっきり言うと厳しい結果に。パフォーマンスが出ない割に、30℃ → 40℃以上と温度上昇は速めです。

移動中でも40FPSを切ることが多く、明らかに手に負えていない感じがあります。

40FPS以上出ることもあるが、しばしば30FPS台に低下

また、戦闘では30FPS前後で動作しており、元素爆発やスキルを連発して負荷が強くなると20FPS台に低下することが頻繁に起きました。

元素爆発を使用した直後。26.8FPSになっている

さすがにモンドでこのパフォーマンスでは厳しいと言わざるを得ません。8万円という価格のスマートフォンとしては微妙です。

スメール:余計に厳しい

次に動作が重くなりがちなスメール(砂漠)。モンドと同じくプレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。

平均33.015FPSで動作

FPSグラフ。非常に波が大きいことが分かる

バッテリー温度グラフ。温度上昇は42℃を超えた

ここではモンドよりもさらにパフォーマンスが低下。フレームレートは平均して33FPSと低く、動作も不安定。また、低いパフォーマンスの割に温度上昇も速めです。

移動中は30FPS台で動作していることが多く、操作を何もしていない時を除けば、安定して40FPS以上出ることはほとんどありません。

移動中。40FPS以上はほとんど出ない

戦闘中は30FPSを少し超えていれば良い程度のパフォーマンスで、頻繁に20FPS台に低下。急にガクッと10FPS台に低下することもしばしばです。

特に派手なエフェクトのないシーンだが、21FPSになってしまっている。

モンドでも厳しかったのですが、スメールの砂漠ではかなり厳しい結果に。戦闘中でもある程度なめらかに動作するのが快適にプレイできる条件ですが、処理落ちで一瞬固まってしまうことが多く、快適とは程遠い状態でした。

ちなみに「低」画質だと......

ちなみにOPPO Reno10 Pro 5Gはデフォルトだと「低」画質設定(下から二番目)。こちらでも、スメールの砂漠にて動作を確かめてみました。

結果は比較的スムーズで快適。やはりOPPO Reno10 Pro 5Gには最高画質は荷が重く、低画質が最適なようです。

平均41.009FPSで動作

FPSグラフ。波はあるが極端な低下は無い

バッテリー温度グラフ。温度上昇は32℃→41℃

もちろん低画質になったからと言って、高いフレームレートが安定して出る訳では無いのですが、極端な低下やフリーズが無いことがポイントです。

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低画質でなら十分プレイは可能でしょう。

まとめ:残念ながら価格以下のパフォーマンス

以上、OPPO Reno 10 Pro 5Gでの原神の動作チェックでした。

結論は、8万円のスマートフォンと考えれば「原神」のパフォーマンスは微妙です。

海外発売のスマートフォンであれば、4万円以下のRedmi Note 13 Pro+の方がはっきり快適。また、日本発売のスマートフォンでも6万円台のmotorola edge 40の方がスムーズに動作しました。

ただし、ベンチマークの割にパフォーマンスが出ないGoogle Pixel 7aよりはマシ。とは言え、OPPO Reno10 Pro 5Gの方が2万円前後高いのであまり好意的には受け入れられませんが......。

いずれにせよ、OPPO Reno10 Pro 5Gは原神のパフォーマンスを期待して購入すべきでは無いでしょう。8万円以上出すなら、素直にハイエンド帯のスマートフォンを購入すべきです。

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OPPO Reno10 Pro 5Gの通常価格はOPPO直販で税込86,400円、ソフトバンクで税込80,640円となっていますが、回線と同時契約することでお得に購入することも可能です。

詳細は以下の記事をご覧ください。

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Xiaomiモノづくり研究所の研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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