日本でも販売されている「Xiaomi 11T」に、シャオミの最新カスタムOS「MIUI 14」の配信が始まったようです。
最新版のMIUI 14では、新機能やバグ修正、およびパフォーマンスの改善等、様々なアップデートがあります。
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Xiaomi 11Tの日本版はグローバル版と同仕様
シャオミ製スマートフォンの最新ファームウェアをダウンロードできるウェブサイト「Xiaomi Firmware Updater」を確認してみると、Xiaomi 11Tのグローバル版に最新ファームウェア「V14.0.3.0.TKWMIXM」が1月28日付で配信されています。
これは「V14」とあるように、「MIUI 14」へのアップデートを含むファームウェアで、Android 13をベースとしています。また、日本で販売されているXiaomi 11Tの本体はグローバル版と全く同じ仕様のため、同様に配信が開始されます(個体によって時間差がある可能性も)。
Xiaomi 11Tは、SoCに「Dimensity 1200 Ultra」を搭載した準ハイエンドモデルで、「Snapdragon 888」を搭載した上位機種「Xiaomi 11T Pro」とは異なります。
現時点でXiaomi 11T ProにはMIUI 14の配信は始まっていません。更に、日本版はFeliCa(おサイフケータイ)に対応した日本独自仕様なので、グローバル版よりも少し遅れての配信になると思われます。また、「Xiaomi 12T Pro」や「Redmi Note 11 Pro 5G」も、日本版は独自仕様のため、遅れた配信となるでしょう。
なお、日本で販売されている端末でMIUI 14が最速で配信されたのは、Xiaomi 11Tと同じくグローバル版と同仕様の「POCO F4 GT」でした。そのため、Xiaomi 11Tは第二号となります。
▽日本でも「MIUI 14」が配信キターーー!「POCO F4 GT」が第一号に
MIUI 14についての詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14について
MIUI 14では以下の改善や変更が含まれます。ただし、これらは中国版の情報のため、グローバル版では多少異なる可能性があります。
最適化で動作が快適に。消費電力も軽減
MIUI 14では、OSの基本機能の役割を担うソフトウェアであるカーネルに加えられた改良により、システムパフォーマンスが向上。システムの動作性は88%もスムーズにになり、消費電力を16%削減。また、以前のMIUI 13と比較して、システム サイズは23%も縮小されています。
また、アプリの不要な自動起動プロセスを1つずつチェックし、メモリ使用量を厳密に制御。ブートメモリを可能な限り解放して、適切に使用できるように改善されたとのことです。
これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善すると思われます。
アプリの新機能と改善
ホーム画面に設置するアプリのサイズが1~4種類で選べるようになりました。また、ホーム画面内に動くキャラクターを設置できるようになります。
一見すると、これまでのMIUIに、AppleのiOS、VivoのOrisinOSを加えたかのような見た目です。
また、プリインストールされているシステムアプリは、8つ以外はすべて後から削除できるようになりました。
これにより、たくさんの使わないアプリでごちゃごちゃしたホーム画面を、もっとスッキリとさせることができるでしょう。
その他の機能の追加&改善
セキュリティとプライバシー機能が強化され、無線イヤホンの接続速度が50%、ストリーミングの転送速度が77%それぞれ向上。また、スマート家電との連携強化やファミリーアカウント機能の追加等が行われています。
なお、MIUI 14は昨年12月に「Xiaomi 13」シリーズと同時に中国で発表されましたが、グローバルでは正式に発表されていません。
にも関わらず、グローバル向けの配信が開始されているのは不思議ですが、中国の先行配信からさほど遅れず配信が始まったことは喜ばしいことでしょう。
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