シャオミが2022年に発売した「Redmi Note 11 Pro 5G(日本向けオープンマーケット版)」に「MIUI 14 / Android 13」アップデートの配信が始まりました。
実際に筆者所有の端末で確認しています。
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グローバルから約1.5か月遅れて配信
Redmi Note 11 Pro 5Gは2022年に発売されました。日本でもFeliCa(おサイフケータイ)を搭載した独自仕様で発売されています。
SoCに「Snapdragon 695」を採用したミドルレンジ5Gスマートフォンで、1億800万画素のメインカメラや有機ELディスプレイを備え、67W急速充電にも対応。Android 11をベースとしたMIUI 13をプリインストールしていました。
そして、グローバルでは今年7月末にAndroid 13ベースのMIUI 14が配信。それに約1.5か月遅れて、日本でも配信が始まる形となりました。
ファームウェアのビルド番号は「V14.0.1.0.TKCJPXM」で、Android 13をベースとしています。
日本版については、前述の通りFeliCaに対応した独自仕様のためグローバル版とは異なるファームウェアを使用します。こうした端末はグローバル版よりもアップデートがある程度遅れることが一般的で、1.5か月の遅れはむしろ早い方と言えるでしょう。
なお、筆者がアップデートの配信を確認したのはオープンマーケット版です。楽天版については不明なので、アップデートを確認された方は情報をご提供くださいますと幸いです。
ちなみに、昨年発売のハイエンドスマートフォン「Xiaomi 12T Pro」は、今年2月にグローバル版向けにMIUI 14が配信されています。一方、日本版については、そこから半年たっても未だに未配信。もしかするとソフトバンクでも取り扱っていることが関係しているのかもしれません。
MIUI 14では、新機能やバグ修正、およびパフォーマンスの改善等があります。更に、これらには新しいデザイン要素とインターフェース、既存アプリと機能の改善等も含まれます。詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14の特徴
最適化で動作が快適に。ストレージを7GBも節約
MIUI 14では、システムリソースを最適化して、使用するストレージを削減。デバイス上で7GB以上のストレージスペースを節約できるようになったとのことです。また、めったに使用されないアプリは、MIUI 14 によって自動圧縮され、3か月の使用で最大3GBのストレージ節約が可能といいます。
システムメモリの使用量も全体的な最適化が行われ、より多くのメモリを解放しました。これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善することでしょう。
より見やすく直感的なホーム画面
MIUI 14では、ホーム画面を自分好みにアレンジできます。表形式のアイコン、大きなフォルダー、ウィジェット、および壁紙を使用して、自分のホーム画面をより見やすく直感的にパーソナライズできます。
なお、中国版にあったようなアプリサイズを変更する機能や、動くキャラクターはありません。
デバイス連携 & プライバシー保護を強化
MIUI 14では、複数のデバイスでのシームレスな接続および連携が可能になりました。タスクバーからクリックするだけで、スマートフォンとタブレットの間で使用しているアプリを同期できます。また、ドラッグ & ドロップで、デバイス間でファイルを簡単に転送できます。
※ハイエンド機種のみの機能と思われる。
その他、デバイス上のプライバシー保護が強化されました。情報をデバイス上で直接処理できるプライバシー保護メカニズムにより、データ転送中における情報漏洩のリスクを最小限に抑えます。