日本でもシャオミの最新カスタムOS「MIUI 14」の配信が始まったようです。グローバル版と仕様が変わらない「POCO F4 GT」で同OSの配信が確認されています。
最新版のMIUI 14では、新機能やバグ修正、およびパフォーマンスの改善等、様々な改善があります。
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POCO F4 GTの日本版はグローバル版と同仕様
シャオミ製スマートフォンの最新ファームウェアをダウンロードできるウェブサイト「Xiaomi Firmware Updater」を確認してみると、POCO F4 GTのグローバル版に最新ファームウェア「V14.0.1.0.TLJMIXM」が1月25日付で配信されています。
「V14」とあるように、これは「MIUI 14」へのアップデートを含むファームウェアです。また、日本で販売されているPOCO F4 GTの本体はグローバル版と全く同じ仕様のため、ファームウェアも同じです。
実際に日本版のPOCO F4 GTを所有している多数のユーザーが、アップデートが届いたことを報告しており、スマホTikToker・Youtuberの「はっすー(TikTok、YouTube)」氏も、Twitterにて自身の端末にアップデートが届いたことを伝えています。
POCO F4 GT
MIUI14キターー! pic.twitter.com/t8ct3ZFKtU— はっすー@スマホTiktoker・Youtuber (@hasuyan_gadget) January 25, 2023
日本で販売されているスマートフォンで、MIUI 14へのアップデートが開始されたのはPOCO F4 GTが初。今後、続々と他の機種にも配信が始まると思われます。
ただし、「Xiaomi 12T Pro」や「Redmi Note 11 Pro 5G」等はFeliCa(おサイフケータイ)対応のため日本独自のファームウェアとなっています。これらの機種はグローバル市場よりも遅れてMIUI 14へアップデートされると思われます。
MIUI 14についての詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14について
MIUI 14では以下の改善や変更が含まれます。ただし、これらは中国版の情報のため、グローバル版では多少異なる可能性があります。
最適化で動作が快適に。消費電力も軽減
MIUI 14では、OSの基本機能の役割を担うソフトウェアであるカーネルに加えられた改良により、システムパフォーマンスが向上。システムの動作性は88%もスムーズにになり、消費電力を16%削減。また、以前のMIUI 13と比較して、システム サイズは23%も縮小されています。
また、アプリの不要な自動起動プロセスを1つずつチェックし、メモリ使用量を厳密に制御。ブートメモリを可能な限り解放して、適切に使用できるように改善されたとのことです。
これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善すると思われます。
アプリの新機能と改善
ホーム画面に設置するアプリのサイズが1~4種類で選べるようになりました。また、ホーム画面内に動くキャラクターを設置できるようになります。
一見すると、これまでのMIUIに、AppleのiOS、VivoのOrisinOSを加えたかのような見た目です。
また、プリインストールされているシステムアプリは、8つ以外はすべて後から削除できるようになりました。
これにより、たくさんの使わないアプリでごちゃごちゃしたホーム画面を、もっとスッキリとさせることができるでしょう。
その他の機能の追加&改善
セキュリティとプライバシー機能が強化され、無線イヤホンの接続速度が50%、ストリーミングの転送速度が77%それぞれ向上。また、スマート家電との連携強化やファミリーアカウント機能の追加等が行われています。
なお、MIUI 14は昨年12月に「Xiaomi 13」シリーズと同時に中国で発表されましたが、グローバルでは正式に発表されていません。
にも関わらず、グローバル向けの配信が始まっているのは不思議ですが、中国の先行配信からさほど遅れず配信が始まったことは喜ばしいことでしょう。