完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Free 2S」をご提供いただいたので、レビューをお届けします。EarFunは、安価ながら音質に定評のあるワイヤレスオーディオ機器を多数販売しています。
ジャンプできる目次
EarFun Free 2Sの特徴
EarFun Free 2Sの主な特徴は以下の通りです。
サウンド
✅apt Xコーデック対応
✅ウール複合振動板の7mmドライバー搭載
✅Qualcommの技術で優れた音質・通話品質
✅片耳わずか4.7gの超軽量
✅60ms低遅延のゲームモード対応
✅専用アプリでサウンド&タッチ操作のカスタマイズ可
✅有線急速&ワイヤレス充電対応
✅IPX7防水
✅最大30時間のバッテリー持ち
片側4.7gと軽量なイヤホンで、apt Xコーデックに対応しIPX7の強力な防水性能を持つことが主な特徴です。
アクティブ・ノイズキャンセリングや外部音取り込みはありませんが、2022/11/10時点で通常価格5,990円(税込)と非常にリーズナブルな完全ワイヤレスイヤホンとなっています。
EarFun Free 2S本体と同梱品をチェック
EarFun Free 2Sのパッケージはシンプルなデザイン。「Better Sound, Better Life(より良い音、より良い人生)」というキャッチコピーも書かれています。
イヤホン本体は初めからケースに入っています。その他、2タイプのイヤーピースが3サイズずつ付属するほか、充電ケーブル、解説書、清掃用の綿棒などが付属します。
解説書は日本語対応で、アプリのダウンロード方法や機能も記載があります。
イヤホンのケースはマットな樹脂素材で、高級感はありませんが妙な安っぽさもなく無難なシンプルデザインです。
イヤホンもケースも小柄で、重量はイヤホンが片側4.7g、ケース単体は37gしかありません(イヤホン+ケースで約47g)。
イヤホンは7mmとそれほど大きくないドライバーを備えていますが、これに加えて「Qualcomm QCC3040」チップを搭載し高音質を実現しています。
イヤホンは横から見ると丸みを帯びた台形で、ケースと同じくマットな質感でシンプルなデザインです。
外側にはタッチセンサーを備えているので、これを使って操作が可能です。
タッチセンサーの隣には接続やバッテリーの状態を表すインジケーターがあります。
EarFun Free 2Sを実際に使ってみた
音質・通話品質について
EarFun Free 2Sは、ドライバーは7mmと小さめながら、「Qualcomm QCC3040」チップを備え、aptXコーデックにも対応しています。実際に、筆者所有の「Xperia 5 IV」にaptXコーデックで接続して聴いてみると、5,000円台とは思えないバランスの良い音質が楽しめます。
どちらかと言うと丸みを感じるサウンドで特にボーカルのクリアさが印象的です。解像感重視ではないので、そういった音質を好む方には向かないかもしれませんが、中音域だけでなく低音域・高音域もしっかりと音が出ており、万人受けするサウンドだと思います。
また、通話用の「Qualcomm cVc8.0」ノイズキャンセリングに対応しています。実際に試してみると、クリアな音声で通話ができました。
アプリについて
EarFun Free 2Sはアプリに対応しており、独自イコライザーが使用できます。
イコライザーは9つのプリセットの他、自分で細かく調整することも可能です。
また、1~3タップおよび長押しの各操作をカスタマイズすることが可能です。イヤホン自体の機能が少なめなので、アプリでいじれる部分も多くはありませんが、必要十分な機能性だと思います。
操作感・装着感について
EarFun Free 2Sは片側わずか4.7gしかないので、長く着けていても重さで耳が疲れません。
カナル型なので耳への圧迫感は普通にありますが、これはカナル型の宿命なので、どうしても気になるのであれば素直にインイヤー型を購入することをオススメします。
また、タッチ操作および着脱検知のレスポンスも良く快適です。デフォルトの操作方法は以下の通りです。
再生/一時停止 | どちらかを2タップ |
音量上げ | Rを1タップ |
音量下げ | Lを1タップ |
曲送り | Rを3タップ |
曲戻し | Lを3タップ |
受話 | 着信中にL or Rを2タップ |
着信拒否 | 着信中にL or Rを2秒長押し |
通話終了 | 通話中にL or Rを2タップ |
音声アシスタント | Rを2秒長押し |
ゲームモード | Lを2秒長押し |
EarFun Free 2Sの防水性能はIPX7
EarFun Free 2Sの防水性能はIPX7です。
7等級の防水性能は一時的に水没しても浸水しない性能で、具体的には水深1mの水道水に約30分間放置しても機器が動作するようです。
EarFun Free 2Sは最大30時間再生可能。急速・無線充電も対応
EarFun Free 2Sは、イヤホンのみで最大7時間、ケース込みで最大30時間の音楽再生が可能です。
また、有線急速充電とワイヤレス充電に対応しており、有線充電では、たったの10分間の充電で最大2時間の音楽再生が可能です。
ワイヤレス充電は、勿論リバース充電機能のあるスマホを使っても可能です。
EarFun Free 2Sのスペック
EarFun Free 2Sのスペックは以下の通りです。
EarFun Free 2S | |
ドライバー | 7mm |
コーデック | SBC / AAC / aptX |
ANC | 非対応 |
外部音取込 | 非対応 |
タッチ操作 | 対応 |
アプリ | 専用アプリ (Google Play, App Store) |
通信 | Bluetooth 5.2 |
最大再生時間 | イヤホンのみ:7時間 ケース込み:30時間 |
充電 | Type-C 急速充電, 無線 |
重量 | イヤホン:約4.7g(片方) ケース込み:47g |
カラー | ブラック |
その他 | 60ms低遅延ゲームモード, Qualcomm QCC3040チップ, Qualcomm cVc8.0ノイズキャンセリング |
EarFun Free 2S レビューまとめ:機能は最低限だが、音質〇防水性◎
EarFun Free 2Sのレビューをお届けしました。
5,000円台のイヤホンとしては音質が非常に良く、万人受けするサウンドです。防水性能もIPX7と水没にも耐える性能で、重量も片側で約4.7gしかありません。
一方、アクティブ・ノイズキャンセリングや外部音取り込みには非対応なので、そうした機能が不要な人にオススメの製品です。通話はマイクと通話用ノイズキャンセリングを備えているので問題ありません。
2022/11/10時点での通常価格は5,990円(税込)ですが、購入ページで1,200円OFFクーポンが配布されています。