シャオミは自社開発の独自SoCの開発に取り組んでいるようです。このチップセットは「Snapdragon 8 Gen 2」に匹敵する性能を持つとのこと。
海外メディア「GSMChina」が伝えています。
チップ性能はSnapdragon 8 Gen 2に匹敵か
GSMChinaによると、シャオミが開発しているとされるチップセットには「RING」というコードネームが付けられているとのこと。
また、同チップセットの性能は高く、クアルコムの前世代フラッグシップSoC「Snapdragon 8 Gen 2」に匹敵する可能性があるようです。
Xiaomi's next most ambitious project codenamed RING is its new Self Developed Mobile SoCs. It is expected that it will be going for Tape Out soon and there are Big surprises. As far as I know this particular Chip in development is going to be very powerful. Probably rival 8G2~ https://t.co/sUO0UVU6IF
— Kartikey Singh (@That_Kartikey) May 22, 2024
また、中国の著名なリーカー「数码闲聊站(デジタルチャットステーション)」氏も、シャオミがOSとAIだけでなくチップの開発に取り組んでいることを示唆しています。
GSMChinaによれば、同チップセットは間もなく発表されるとのこと。今回の情報が事実であれば、クアルコムやメディアテック、アップルなどによる熾烈なチップ開発競争において、新たな競合企業となる可能性があります。
なお、シャオミはこれまでもメディアテックと協力して、「Ultra」の名を冠した専用カスタマイズチップを使用してきました。これは筆者の推測ですが、噂のRINGチップは、その協力関係をさらに一歩進めたものになるのかもしれません。
シャオミはこれまでも独自チップを多数開発
なお、これまでもシャオミは様々な独自チップを開発し、同社のスマートフォン等に導入してきました。
最も積極的に導入されているのが、Surge P1/P2充電チップ、Surge G1バッテリー管理チップといった電池周りのチップで、フラッグシップモデルや高出力の充電に対応したモデルに搭載されています。
そのほか、高度な画像処理を行うSurge C1 ISPチップ、高速で安定した通信を行うSurge T1通信チップが開発・搭載されています。
一方、SoCについては2017年に発売された「Xiaomi Mi 5c」が搭載したSurge S1が唯一のものとなっていました。今回の情報が事実であれば、およそ7年ぶりの独自チップセットとなります。
ソース(情報元):数码闲聊站(Weibo)、Kartikey Singh(X)
ソース(経由):GSMChina