2024年10月10日に行われた「Xiaomi 新製品発表会(2024下期)」に参加し、新製品の「Xiaomi 14T」「Xiaomi 14T Pro」に触れてきたのでミニレビューとしてまとめます。
また、Xiaomi 14T Proについては夜間撮影体験もできました。実際に撮影した作例を多数掲載しているので是非ご覧ください。
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14Tは全体的にフラット。14T Proは背面パネルがラウンド
今回発表されたXiaomi 14T、Xiaomi 14T ProはLeica監修のカメラシステムを備えたスマートフォン。どちらもFeliCaを搭載した日本仕様となっています。
筐体はシンプルなデザインで、背面パネルはガラス製、フレームはアルミ合金製。
Xiaomi 14Tのレモングリーンのみは、ヴィーガンレザー(樹脂製)の背面パネルとなっているのですが、これはこれで質感や色味が良く気に入りました。
14Tと14T Proで形状はよく似ているのですが、14Tは全体的にかなりフラットな形状になっています。
一方、14T Proは若干厚みが増し、背面パネルの四辺がラウンド。カメラモジュールも出っ張りが若干大きめに感じられました。
なお、14T Proのチタンブラックのみ、粒子がキラキラと輝く背面パネルを採用。
単に輝いてキレイというだけでなく、重量感もあり中々カッコいいデザインだと思いました。
筐体の細部をチェック。電源ボタンに工夫あり
筐体の細部もチェックしていきます。
正面から見て右側のフレームにはボリュームキーと電源ボタン。電源ボタンはスリットが入っており一工夫あるデザインとなっています。
左側のフレームは特にボタン類などはありません。
天面にはマイク穴とスピーカー穴があります。
天面にはスピーカー穴、Type-C充電ポート、マイク穴、そしてSIMスロット。イヤホンジャックは非搭載です。
チタンのような雰囲気のフレーム(アルミ合金製)は質感も良好でした。
極細ベゼルの画面。動作もサクサク
以上の通り、14Tと14T Proで若干の違いはあるものの基本的にはよく似たデザイン。正面から見ると違いは分かりません。
ディスプレイは、どちらも6.67型のフラットディスプレイでベゼルは非常に細く、見栄えは良好。リフレッシュレートも最大144Hzとなっており、なめらかな表示となっていました。
また、3Dゲームのような重いアプリは体験できなかったのですが、普通にアプリを起動したり画面を遷移をしたりといった動作は非常に快適でした。
SoCはどちらもメディアテック製で、14Tが「Dimensity 8300-Ultra」、14T Proが「Dimensity 9300+」となっています。
また、14T Proは冷却システムも最新のものとなっているので、重い3Dゲームをプレイするにはこちらの方が良さそうです。
Leica監修カメラ。色味の良さやポートレートが魅力
そして、Xiaomi 14Tシリーズの最大の魅力はやはりLeica監修のカメラシステムでしょう。14T / 14T Proのカメラスペック比較は以下の通りです。
14T | 14T Pro | |
リアカメラ | 標準: 50MP IMX906 (1/1.56, f/1.7, with OIS) 望遠 (2x) : 50MP (f/1.9) 超広角: 12MP (f/2.2, 120°) | 標準: 50MP Light Fusion 900 (1/1.31, f/1.6, with OIS) 望遠 (2.6x) : 50MP (f/2.0) 超広角: 12MP (f/2.2, 120°) |
そして、今回の発表会では実際に14T Proを使って夜間撮影体験ができました。以下が作例です。
とりあえず3つのカメラで撮ってみた感想としては、センサーサイズが大きくOISもある標準カメラは、夜景でも難なく高性能を発揮している印象。
一方、望遠カメラはOISがないためか、暗めの環境だと少しブレやすい点が気になりました。また、超広角カメラも暗い部分は若干ノイジーです。
とは言え、色味はどのカメラも良く、それぞれの使いどころを間違えなければしっかりキレイに撮れるカメラとなっています。
そして、今回の撮影体験では特にポートレート撮影に重点が置かれていたので、是非これらの写真もご覧ください。
以下がポートレートの作例です。
ポートレートモードは背景のボケ感がとても自然で、美しい玉ボケの演出も見事。一見すると一眼カメラで撮ったような写真も撮影できました。
そして、隠れたもう一つの魅力は多種多様なフィルターがあること。個人的にはLeica BW HC(モノクロ系)と、ブラックゴールドというフィルターが大好きで、気付いたらほとんどこの二つばかりで撮っていました......。
複数条件のフレームを合成するカメラシステムの都合上、被写体が動いてしまうと合成ボケが発生してしまいがちなのですが、しっかり決まったポートレートはどれも素晴らしいものでした。
合成ボケを発生させたくないなら、撮影するときはあまり動かないようにしてもらいましょう。また、周囲が暗い状況では、主に標準カメラ(23mm or 35mm)を使うのがポイントです。
Xiaomi 14T / 14T Pro ハンズオンまとめ
以上、Xiaomi 14T / 14T Proのハンズオンでした。
どちらも筐体のデザインや質感は良好で、画面のベゼルも極細。シンプルながら魅力的なスマートフォンでした。
また、Xiaomi 14T Proの撮影体験では、Leica監修機ならではの色味の良さや、魅力的なポートレートモードを楽しむことができました。
これはXiaomi 14 Ultraでも感じていたことですが、やはりLeicaが監修したシャオミのカメラシステムは本当に魅力的です。まだ未体験の方は、是非Xiaomi 14Tシリーズを手に取って体験してみてください。