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OPPO A55s 5G 実機レビュー!しっかり防水で割と良いカメラ搭載のエントリー5Gスマホ

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OPPO A55s 5Gは、オウガ・ジャパンが2021年11月に発売した最新のエントリー5Gスマートフォンです。

 

今年同社が発売したエントリー5Gスマートフォンに「OPPO A54 5G」がありますが、そちらは防水がありませんでした。一方、OPPO A55s 5GはIP68の高い防水性能がある一方で、カメラが実質シングル構成で指紋認証が省かれています。

実際使い勝手がどのようなものか気になったので、筆者は実機を購入して使ってみることにしました。それでは、以下レビューをご覧ください。

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OPPO A55s 5Gの特徴

OPPO A55s 5Gの主な特徴は以下の通り。GoodポイントとBadポイントに分けてまとめました。

Good

5G対応のエントリースマホ

日常動作ならサクサクのCPU搭載

防塵防水(IP68)対応

90Hzなめらか動作の6.5インチ大画面

eSIM、micro SDカード対応

横幅控えめ(約74.7mm)で持ちやすいサイズ感

Bad

ゲームには処理性能不足

おサイフケータイ非対応

指紋認証なし(顔認証あり)

カメラは実質シングル

急速充電非対応

OPPO A55s 5Gの本体と付属品をチェック

OPPO A55s 5Gの本体はすっきりしたデザインで持ちやすい

OPPO A55s 5Gは、万人受けしそうなシンプルなデザインのスマートフォンです。カラーバリエーションはブルーとブラックの2色展開で、筆者が購入したのは前者です。ブルーは穏やかな色合いとなっており、女性に人気が出そうです。

横幅が約74.7mmと抑えられているだけでなく、サイドがラウンド形状となっているため、手にフィットする感覚が気持ち良いです。また。重量も約178gと軽量です。

最近の端末らしく、正面はほぼディスプレイ(画面占有率90%)です。高価な端末と比べると、下側のベゼル(いわゆる下あご)の太さが少し気になる程度でしょうか。

カメラユニットは僅かに出っ張りがあります。極端に出っ張っている訳ではありませんが、気になる人はケースをつけましょう。サイドフレームは丸みがあります。

端末正面から見て右側面には電源ボタンがあります。

端末正面から見て左側面には音量上下ボタンと、SIMスロットがあります。

天面にはマイク穴があります。

底面にはスピーカー穴、充電ポート、マイク穴、3.5mmイヤホンジャックがあります。

OPPO A55s 5Gのパッケージと付属品をチェック

青地のパッケージは大きな「A」の文字が描かれており、シンプルながら印象に残るデザインです。

パッケージ内容

本体

TPUクリアケース

フィルム(貼付済)

SIMピン

説明書類

パッケージ内容は以上の通り。ケース、フィルムがセットになっており、そのまま使い始めることができます。ただし、充電器は別途用意が必要です。

付属ケースはカメラをしっかり保護してくれるタイプです。クリアケースが嫌いでなければ、別途購入する必要はなさそうです。

OPPO A55s 5GはSnapdragon 480 5G搭載で日常使いはサクサク

OPPO A55s 5Gは、チップセット(CPU)に「Qualcomm Snapdragon 480 5G」を搭載しています。エントリー帯としては現状最高性能のチップセットの一つで、その名の通り5Gに対応しています。

AnTuTuベンチマーク(Ver.9)でOPPO A55s 5Gの性能を計測したところ約29万点でした。一言で言うと、日常使いには十分すぎるくらいで、3Dゲームには不十分です。以前のエントリーチップは20万点も出なかったので、時代の進歩を感じます。

アプリの起動や動作は非常にサクサクで特に問題を感じません。高負荷の3Dゲーム(原神やPUBG)を最高設定でプレイするには処理性能が全く足りませんが、低負荷のゲームなら問題なく動きます。

なお、より処理性能が高く、ある程度のゲームも快適な「OPPO Reno5 A」があります。1万円台以下で購入する方法もあるので、こちらもご検討ください。

OPPO A55s 5Gは90Hzで滑らか駆動のディスプレイ搭載

OPPO A55s 5Gは、ディスプレイに6.5インチの液晶を採用。解像度は2400 x 1080 (FHD+)と十分あり、描写に粗さを感じることはありませんでした。リフレッシュレートは従来の端末の1.5倍の90Hz(1秒間に画面を90回描きかえる)となっており、滑らかに動作します。

やずX
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90Hz以上に慣れると60Hzでは目がチカチカするようになるので、もう60Hzには下げられません!

液晶は質の悪いものだと、急な角度で見るとかなり見にくくなりますが、OPPO A55s 5Gは比較的質は良い方だと思います。

ディスプレイのピーク輝度は、550nitsと高くありません。高価な端末だと1000nits以上あったりしますが、それくらいはないと夏の直射日光下ではかなり見にくくなります。この写真は、11月末の直射日光下のものです。

ディスプレイ上部左端にはパンチホールがあり、インカメラが収められています。液晶はこの穴を大きめに確保する必要があるので、有機ELの端末と比べると若干大きめです。

OPPO A55s 5Gは実質シングルカメラ。しかし意外とちゃんと撮れる

OPPO A55s 5Gはデュアルカメラを搭載しています。構成は以下の通りですが、深度センサーは距離を測るためのもので写真やビデオは撮れません。そのため、実質シングルカメラです。

・メイン(広角):約1,300万画素

・深度センサー:約200万画素

また、インカメラは800万画素で、動画についてはアウトカメラ、インカメラ共に1080p、720pでの撮影が可能。対応フレームレートは30FPSのみです。

背面のカメラを使って実際に撮影してみました。以下、作例になります。

ギャラリー

AI補正は自然な色合いで使いやすい

OPPO A55s 5Gは、AI補正で色味を調整してくれます。

←補正なし:補正あり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

上記のスライダー付き画像は、左がAI補正なし、右がAI補正ありとなっています。AI補正で若干コントラストが強くなり、くっきりした写真になります。ビビッド過ぎることもなく自然な色合いです。

逆光にはあまり強くなく、全体的に色合いが暗くなります。しかし、エントリー帯のスマホと言えば、簡単に白飛び黒潰れするのが当たり前なので、OPPO A55s 5Gはかなりまともに撮れている部類です。

2倍程度なら実用的なズーム性能

OPPO A55s 5Gは望遠カメラはありませんが、最大6倍のデジタルズーム撮影が可能です。

1倍と2倍ズームでそれぞれ撮影してみました。2倍ズームでも解像感が残っており、実用的なズーム性能だと思います。

こちらは5倍ズームでの撮影です。流石に粗さが分かる写真となっていますが、極端に汚いというほどでもないと思います。

なお、超広角カメラはありません。

意外と使える夜景モード

OPPO A55s 5Gは夜景モードを備えており、スマートフォンでは難しい夜景写真を綺麗に補正してくれます。

←補正なし:補正あり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

上記のスライダー付き画像は、左がオート撮影、右が夜景モードとなっています。夜景モードの方がノイズや白飛びを抑えてパキッとした写真に仕上がっています。

特に手振れ補正的なものはない

OPPO A55s 5Gは、手振れ補正は特に効きません。

手振れ補正に期待するのであれば、より上位のモデルであるOPPO Reno5 Aや、シャオミのMi 11 Lite 5Gがおすすめです。

参考▷OPPO Reno5 A実機レビュー。サクサク動作の全部入り5Gスマートフォン

参考▷Mi 11 Lite 5G実機レビュー!日本発売の極薄・超軽量コスパモンスター

OPPO A55s 5Gカメラ総評:思っていたより良い画質で撮れる

筆者のOPPO A55s 5Gのカメラの評価を以下にまとめました。

ポイント

自然な色合いで撮れる

極端に白飛び&黒潰れしやすいということもない

2倍までなら実用的なデジタルズーム

意外と夜景が綺麗に撮れる

総評としては、実質シングルカメラながらローエンド帯のスマホとしては十分なカメラ性能だと思いました。むしろ、筆者が触ってきたエントリースマホの中では一番きれいに撮れているとも思います。

同じくローエンド帯のOPPOのスマホにクアッドカメラ搭載の「OPPO A54 5G」がありますが、メインカメラ含め全体的に良くない画質でした。OPPO A55s 5Gは実質シングルカメラになった一方、割とちゃんとしたセンサーを使っているのだと思います。

参考▷OPPO A54 5Gレビュー:カメラ作例

広い画角で撮れる超広角カメラや、寄って撮れるマクロカメラはありませんが、微妙な画質のカメラを複数搭載するよりも、ちゃんと撮れるカメラが一つある方がずっと良いのではないでしょうか。

なお、4眼カメラを搭載したモデル「OPPO Reno5 A」もあります。1万円台以下で購入する方法もあるので、こちらもご検討ください。

OPPO A55s 5Gは急速充電非対応。バッテリー持ちもパッとしない

充電ポートはType-C

充電速度を検証

OPPO A55s 5Gは急速充電には非対応です。

そこで、Ankerの最大45W対応の充電器を用いて、バッテリー残量が0%の状態からの充電時間を実際に計測してみました(OPPO A55s 5Gは急速充電に対応していないので、もっと低出力のもので十分ですが、ノートPCとスマホを両方充電できる充電器としても使えます)。

 

検証の結果は以下の通りです。

充電時間バッテリー
30分28%
1時間53%
1時間30分71%
2時間88%
2時間30分99%
2時間36分100%

満充電にかかる時間は2時間半程度でした。最近のスマートフォンだと満充電まで1時間を切るものも増えているので、充電速度ははっきり言って遅いですが、寝ている間に充電するならこれでも大丈夫でしょう。

バッテリー持ちを検証

OPPO A55s 5Gのバッテリー容量は4,000mAhと、最近のスマートフォンとしてはやや小さめとなっています。

バッテリーを100%にし、Amazon Prime Videoを標準画質で二時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。価格の近い端末との比較表は以下の通りです。

1時間後2時間後
OPPO A55s 5G89%78%
OPPO A54 5G95%87%
Mi 11 Lite 5G92%83%
iPhone SE91%78%

結果はOPPO A55s 5Gのバッテリー持ちは中の下です。ハードな使い方をしなければ1日は持つと思いますが、使う時間が多い方にはやや心もとないと思います。

OPPO A55s 5Gは防塵防水、FMラジオに対応

OPPO A55s 5Gは、一般的なスマートフォンでは最高クラスのIP68の防塵防水に対応しており、急な雨や水没への耐性があるので、安心です。

IP68

IP6X(防塵):粉塵の侵入が完全に防護されている

IPX8(防水):水面下での使用が可能

また、通信接続できない状況でも、有線イヤホンを使えばFMラジオが聴くことができます。ニュースや音楽を気軽に楽しみたい方にもおすすめです。

OPPO A55s 5Gはモノラルスピーカー、イヤホンジャック搭載

スピーカーは底面にあるのみ

OPPO A55s 5Gは、音響にモノラルスピーカーと3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。

流石にスピーカーはモノラルなので迫力のない薄っぺらい音を鳴らしますが、「とりあえず聴ければいい」「過度な音質は求めない」という方にはこれでも十分でしょう。イヤホンジャックがあるので、音楽を楽しみたい方は、こちらを是非活用してください。

OPPO A55s 5GはデュアルSIMに対応。eSIM、microSDにも対応

OPPO A55s 5GはデュアルSIMに対応しています。SIMスロットの片方はmicroSDカードとの排他利用なので、物理SIMを2枚使う場合はmicroSDカードは使えません。

ただし、eSIMに対応しているので、eSIMと物理SIMを併用すればmicroSDカードも合わせて使うことができます。

OPPO A55s 5GはマスクOKの顔認証に対応

OPPO A55s 5Gは顔認証に対応しています。鼻を出した状態でなら顔認証が通るように調整されているようです。

実際に何度も試してみたところ、鼻を出した状態ならほとんど顔認証が通りました。一方、鼻を隠した状態だとごく稀に通ることがある程度です。

OPPO A55s 5Gは指紋認証&おサイフケータイに非対応

側面にある電源ボタンは、指紋センサーなしの普通のボタン。

OPPO A55s 5Gは顔認証には対応していますが、指紋認証には非対応です。また、おサイフケータイにも非対応なので、非接触型決済を使いたい方には向きません。

なお、指紋認証とおサイフケータイに対応した上位版「OPPO Reno5 A」もあります。1万円台以下で購入する方法もあるので、こちらもご検討ください。

OPPO A55s 5G スペック表

OPPO A55s 5Gのスペック表は以下の通りです。

OPPO A55s 5G
OSColorOS 11, Android 11
SoCSnapdragon 480 5G
メモリ4GB, LPDDR4x
容量64GB,
micro SDカード
画面6.5インチ、液晶
解像度: 2400 x 1080 (FHD+)
リフレッシュレート: 90Hz
タッチサンプリングレート: 180Hz
ピーク輝度: 550nits
DCI-P3, 8bit
カメラ
(背面)
メイン:1300万画素
深度センサー:200万画素
カメラ
(正面)
800万画素
電池4000mAh
音響シングルスピーカー
3.5mmイヤホンジャック
生体認証顔認証
防塵防水IP68
おサイフ
ケータイ
なし
SIMデュアルSIM
(SIM 1 + SIM 2/eSIM)
通信4G: 1/2/3/4/5/7/8/18/19
/26/28/38/39/40/41/42
5G NSA: n3/28/77/78
寸法約162.1 x 74.7 x 8.2mm,約178g
カラーブラック、グリーン
その他USB Type-C, Wi-Fi 5, Bluetooth 5.0
市場想定価格3万3,800円

OPPO A55s 5G 実機レビューまとめ:意外とカメラが綺麗に撮れるエントリー5Gスマホ

OPPO A55s 5Gのレビューをお届けしました。実際に使ってみて感じたことは以下の通りです。

ポイント

日常使いならサクサク動作でもっさり感なし

ディスプレイは液晶だが滑らかに動く

実質シングルながら意外とカメラが良い

横幅控えめ&軽量で持ちやすい

バッテリー持ちはそれほど良くない

指紋認証非対応が微妙に不便

バッテリー持ちがそれほど良くない点と、指紋認証非対応が微妙に不便なのが少々気になるところですが、マスクをしていても鼻を出せば顔認証が通るのは良いところです。

その他、おサイフケータイに非対応ですが、イヤホンジャック、IP68の防塵防水、デュアルSIM、eSIM、microSDに対応。おまけに通信環境がなくても有線イヤホンがあればFMラジオが聴ける等、とりあえずあれば安心安全な機能が多いです。

また、滑らかに動く液晶ディスプレイと、意外と撮れるカメラ性能、もっさり感のない動作など、使用感は3万3,800円程度の安価な端末としては上々です。ほぼライトな用途でしかスマホを使わない人は、これでも十分だと思います。

 

なお、これよりも性能が高く、指紋認証・おサイフケータイに対応した「OPPO Reno5 A」もあります。1万円台以下で購入する方法もあるので、こちらもご検討ください。

参考▷OPPO Reno5 A 実機レビュー!サクサク動作の全部入り5Gスマートフォン

OPPO A55s 5Gをお得に購入する方法!

Reno5 Aの市場想定価格は3万3,800円ですが、人気の格安SIM「IIJmio」との同時契約なら1万円を切る価格での購入も可能です。

詳細は以下の記事をご覧ください。

https://www.pragma-life.jp/mvno-sale-oppo-a55s-5g/

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Xiaomiモノづくり研究所の研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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