遂に元値約19万円の高額スマホ「iPhone 14 Pro(128GB)」が実質23円になる投げ売りが始まったようなので、ご紹介します。
実質23円の仕組み。端末のみでも80,747円の高額値引き
読者から筆者に寄せられた情報によれば、東京都内の某店にてドコモの「iPhone 14 Pro(128GB)」実質23円販売が行われているとのことです。
ドコモ版のiPhone 14 Pro(128GB)本体の通常価格は税込189,530円ですが、以下の値引きにより実質23円となります。
iPhone 14 Pro(128GB) | |
本体価格 | 189,530円 |
①店舗独自割引 | △80,747円 |
②5G WELCOME割 | △22,000円 |
③いつでもカエドキプログラム | △86,760円 |
最終負担額 | 実質23円(1円×23か月) |
仕組みとしては、合計24回の分割払いと3つの割引施策を組み合わせる方式ですが、「①店舗独自割引」が端末そのものを大幅に値引き(△80,747円)するもので、ドコモに乗り換えて適用される「②5G WELCOME割(△22,000円)」を合わせると△102,747円もの高額値引きとなります。
残った86,783円は24回の分割払い。1~23か月間は毎月1円ずつ支払い、最後(24か月目)に残る86,760円は、23か月目に端末をドコモに返却する「③いつでもカエドキプログラム」で支払い免除されます。
端末のみ購入でもAppleストアで買うよりお得
以上の3つの割引は、それぞれ適用条件が異なりますが、①店舗独自割引は無条件に適用されます(つまり本体価格そのものが割引)。
また、③いつでもカエドキプログラムに加入するのは必須ですが、必ずしも23か月目に返却が必要なわけではありません。実際に返却するかしないかは購入者が最終的に判断できます。不要なら返却して残債免除、必要なら残った86,760円を支払って終了です。
勿論、回線契約も必須ではありません。その場合、②5G WELCOME割は適用されませんが、そもそも①店舗独自割引の割引が大きく、それだけでも非常にお得です。
以上の割引の組み合わせの最終的な実質負担額は以下の通りです。
返却する | 返却しない | |
端末のみ購入 | 22,023円 | 108,783円 |
回線契約して購入 | 23円 | 86,783円 |
なお、ドコモ版のiPhone 14 Pro(128GB)の本体価格は189,530円ですが、実はAppleストアで購入する場合、149,800円と4万円近く安くなっています。しかし、今回ご紹介した施策は本体価格が△80,747円も値引きされているため、逆にAppleストアで買うよりも4万円以上安くなっています。
何故このような大幅な値引きが行われているのか疑問に思う方もいるかもしれませんが、こうした施策は基本的には回線契約を得るためのものです。
しかしながら、回線契約による値引きは税込22,000円までに法律で規制されています。そのため、各社は端末そのものを値引きしたり、返却プログラムを組み合わせて一括または実質1円や23円等の超低価格を実現している訳です。
こうした施策は、回線獲得競争が激化する3月に向け更に拡大していく可能性があります。しかしながら、あまりにも高額な割引は公正競争という観点から問題視されており、規制強化に向けて国も動き出しています。気になる方は早めのご購入をオススメします。