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Google Pixel 8a レビュー!実際に使った評価。ゲーム・カメラ・バッテリー性能を検証

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2024年5月14日に発売された「Google Pixel 8a」を購入し、しばらく使ってみたので実機レビューをお届けします。

価格は税込72,600円(Google ストア)で、廉価モデルながら明るく鮮やかな画面を備え、IP67防塵防水おサイフケータイにも対応しています。

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Google Pixel 8aはこんなスマホ

Google Pixel 8aの主な特徴は以下の通りです。

ポイント

✅Google高性能チップ「Tensor G3」搭載

✅7年間のOS/セキュリティアップデート

6.1インチActua有機ELディスプレイ搭載
FHD+解像度 / 120Hzリフレッシュレート / 2000nitピーク輝度

✅デュアルカメラ搭載
6400万画素標準+OIS / 1300万画素超広角

4492mAhバッテリー / 18W有線・Qi無線充電

ステレオスピーカー / 画面内指紋・顔認証

✅IP67防塵防水 / おサイフケータイ

✅幅72.7mm、奥行き8.9mmのコンパクトサイズ

税込72,600円(Google ストア)と価格を抑えつつも、フラッグシップのPixel 8 Proと同じく「Tensor G3」チップを搭載したモデル。

しかもピーク輝度2000nitのActuaディスプレイ(有機EL)を搭載しており、IP67防塵防水や、おサイフケータイにも対応するなど、多くのユーザーが求める機能も抑えています。

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それでは、以下Google Pixel 8aの実機レビューの詳細をご覧ください。

Google Pixel 8aを開封。付属品は最低限

まずは、Google Pixel 8aを開封していきます。

パッケージは、本体イメージが描かれたシンプルなデザイン。中身は以下の通りです。

中身

✅本体

✅SIMピン

✅クイック スイッチ アダプター

✅1m USB-C to C ケーブル(USB2.0)

✅安全ガイド等書類

画面フィルムやケース、充電器が付属しない最低限の内容です。

充電器は付属しないものの、最大18Wの急速充電が可能なため、必要であれば別途購入すると良いでしょう。

Google Pixel 8aの本体をチェック

本体重量は188gで軽め

本体は実測で188g。公称通りの重量でした。

昨今のスマホは200gを超えることも多いので、軽い部類のスマートフォンです。

やずX
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個人的には200gを超えるとズッシリ感が出てきますが......。これなら長く持っていても疲れにくそうです!

細部をチェック!おサイフケータイとIP67防水対応

それでは、本体の細部もチェックしていきましょう。

全体的に丸みを帯びたデザインで、落ち着いたパステルカラーも相まって可愛い印象を受けます。

本体の上下左右に配置されているボタンやポート等は以下の通りです。

右側のフレーム:電源ボタン、ボリュームキー上下

左側のフレーム:SIMスロット

SIMスロットはnanoSIM一枚のみが入る仕様で、microSDカードは非対応。また、デュアルSIMで運用したい場合はeSIMも組み合わせる必要があります。

底面:左からスピーカー穴、Type-C充電ポート、スピーカー穴

天面:マイク穴のみ

なお、本体にFeliCaマークはありませんが、背面のGロゴのやや上辺りに搭載しておりおサイフケータイに対応

また、IP67という高めの防塵防水性能も備えています。防塵については「塵埃の侵入がない」レベル、防水については「一時的に水沈しても機器が影響を受けない」レベルとなっています。

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デザインもチェック。持ちやすいデザイン

Google Pixel 8aのデザインもしっかりチェックしていきましょう。

全体的に丸みを帯びたデザインで、最近の流行り(角張ったデザイン)に逆行。どちらかと言えば可愛い雰囲気のスマートフォンです。

また、端から端まで伸びたPixelおなじみのカメラモジュールには、デュアルカメラを搭載。構成は6400万画素の標準と1300万画素の超広角となっています。

カメラの出っ張りは十円玉1枚程度。昨今のスマホとしてはそれほど厚くありません。

ディスプレイのベゼルは端がごく僅かにカーブしているものの、表示部分はフラット形状です。

ただし、ベゼルは太めで廉価モデルなりのコストカットが感じられます。

画面上部にはパンチホールがあり、1300万画素のインカメラを搭載。また、その上部にはスピーカーが備えられています。

横幅は72.7mmに抑えられておりコンパクト。また、背面パネルが緩やかにカーブしているおかげで強く握っても刺さる感じはありません。

やずX
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ただし、全体的にサラサラでちょっと滑りやすい印象。ケースを着けた方が安心です!

Google Pixel 8aのディスプレイをチェック

120Hz駆動に対応した有機ELディスプレイ

Google Pixel 8aは、120Hzの高リフレッシュレートに対応した有機ELディスプレイを搭載しています。

コンパクトサイズながら画面は6.1インチあり、発色も良く非常にキレイに感じます。もちろん高いリフレッシュレートのおかげで表示もなめらかです。

直射日光下でも明るい

またピーク輝度は2000nitもあり、直射日光下でも視認性は悪くありませんでした。

やずX
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廉価モデルとしてはかなり明るい画面で好感!

Google Pixel 8aの処理・ゲーム性能をチェック

ベンチマークでは100万点以上出ることも

Google Pixel 8aでAnTuTuベンチマーク(Ver10.2.5)の計測を行いました。強い負荷への耐性を調べるために3回連続で行っています。

結果はいずれも100万点前後をマーク。廉価版とは言え、フラッグシップのPixel 8 Proと同じく「Google Tensor G3」を搭載しているだけはあります。

しかし、発熱を抑えるためか2回目以降は1回目と比べると10万点以上下がる結果に。ピーク時でも40℃に達していないのは良いのですが、チップの性能を最大限引き出せる時間は短いようです。

とは言え、近い価格帯の製品でこれほどのスコアが出る機種は珍しいので、価格以上のコストパフォーマンスと言えるでしょう。

以下の記事では、Google Pixel 8aのAnTuTuベンチマークスコアの詳細についてまとめているので、是非合わせてご覧ください。

▽Google Pixel 8a のAnTuTuベンチマークをチェック!ハイエンド一歩手前の性能だが......

「原神」の動作は不安定

ベンチマークの話は最低限にしておいて、実際にGoogle Pixel 8aの原神の動作を検証していきます。

アプリ「TakoStats」を使ってFPSの推移を計測。流石に最高画質は荷が重すぎるので中画質(最大60FPS)で検証を行っていますが、ベンチマークスコアの高さの割に動作はあまり良くありませんでした

検証した場所はスメールの砂漠で、30分程度フィールドをマラソンしつつ、適度に戦闘も行っています。

平均FPSは39.858

FPSグラフ:30~40辺りを中心に波が激しい

表面温度グラフ:40℃を少し超えた程度で、あまり熱くならない

温度はしっかりと制御されており、あまり発熱はしませんでしたが、FPSは不安定。正直なところ期待以下のパフォーマンスです。

やずX
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せめて平均45FPSくらいは出て欲しい......。

移動中や戦闘中、様々なシーンで若干のカクつきがあり20FPSを切ることが度々ありました。

最大60FPSにしても不安定さが増してしまうため、、初めから最大45FPSに設定しておくほうが良さそうです。

Google Pixel 8aのカメラをチェック

64MP+13MPのデュアルカメラを搭載

Google Pixel 8aは最大6400万画素のデュアルカメラを搭載しています。構成は以下の通りです。

・標準(広角):6400万画素(1/1.73インチ, f/1.89)+OIS

・超広角:1300万画素(f/2.2)

廉価機種なので豪華という訳ではないのですが、標準カメラはOIS(光学式手振れ補正)を備え、超広角カメラも1300万画素とまともな仕様になっています。

動画についても最大4K / 60FPSで撮影可能と高めの性能です。

カメラ総評:標準・超広角ともに良好な写り

Google Pixel 8aのカメラの総評としては、全体的に良好で使いやすいカメラです。

特にコストカットされがちな超広角カメラが、標準カメラと大きく変わらない画質で撮れる点は高評価。夜景もある程度明るい場所であればキレイに撮れます。

超広角カメラ

標準カメラ

色味は落ち着いた雰囲気で万人受けしそうですが、料理を撮る時は何か一歩足りないなという感じ。もう少し色濃くというか、暖色にしてくれた方が美味しそうに見えると思います。

一方、望遠カメラは無いもののズーム性能は悪くありません。特に2xズームは非常に実用的で、キレイに撮れます。

2xズームで撮影

2xズームで撮影

また、標準カメラは電子式手振れ補正に加えて、光学式手振れ補正もあり、手持ちでも問題なく撮りやすいです。

税込72,600円(Google ストア)という価格の本機ですが、総合的には使いやすく画質も良好で、価格相応の性能だと思いました。

以下、ズーム性能や夜景写真も個別にまとめているのでご覧ください。

2xズームの画質はかなりキレイ

以下、1x(ズームなし)と、2x、8x(最大倍率)それぞれのズーム、超広角カメラの比較です。

1x および 2xは優れた画質でキレイに撮れています

1x(ズームなし)

2xズーム

一方、最大の8xズームは流石に画質が劣化。とは言え、望遠カメラを搭載していない機種としてはむしろかなりキレイな部類です。

8xズーム

また、超広角カメラも標準カメラと大きく変わらない写りで好印象でした。

超広角カメラ

以上の通り全体的に画質は良好。画角を変えると処理が遅くなったり、手振れ補正が効かなくなるということもなく、使いやすさも兼ね備えています。

標準・超広角どちらも夜景がキレイに撮れる

Google Pixel 8aは夜景モードにも対応。手動で選ぶ必要は無く、暗さを認識して自動で夜景モードになります。

Google独自のAI処理により、標準・超広角どちらも明るくキレイに撮ることができました

標準カメラ

超広角カメラ

光の弱い部分で若干の黒潰れがあるものの、全体的には明るくノイズも少なめ。白飛びも少なく良好な画質です。

特に標準カメラは良く、木々の樹冠のディティールも細かく描写できています。また、2xズームもキレイに撮れており、優れた夜景処理が行われていることが分かります。

標準(1x)

標準(2xズーム)

さらに暗いシーンにおいても、夜景モードでかなり明るく撮ることができます。

以下の写真は、肉眼では下部の田んぼや看板の文字はほとんど見えないのですが、しっかり見える程度まで補正されました。

標準カメラ

超広角カメラ

まとめると、標準カメラは1x も 2xズームも夜景をキレイに撮ることができ、また超広角カメラもある程度の光があれば良好な写りでした。

手振れ補正対応なので、動画も撮りやすい

Google Pixel 8aの標準カメラは、電子式手振れ補正と光学式手振れ補正で、ブレの少ない動画を撮ることができます。

※圧縮しているため、解像度・フレームレートは実際よりも低下しています。

実際に動画を撮影してみると、少し駆け足になった程度ではしっかり手振れが抑えられていました。

余程強烈な手振れがない限りはスムーズで違和感のない動画が撮影できるでしょう。

Google Pixel 8aのバッテリー・充電性能をチェック

底面にType-C充電ポート

バッテリー持ちは普通

Google Pixel 8aは4,492mAhの大容量バッテリーを搭載しています。

そこで、バッテリー100%・音量100%・輝度60%の状態で、Amazonプライムビデオを標準画質で2時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。その他の端末との比較は以下の通りです。

機種
1時間後2時間後
Google Pixel 8a
95%87%
AQUOS sense8
95%90%
Nothing Phone (2a)92%84%
Redmi Note 13 Pro+ 5G
96%88%
motorola edge 40
92%81%
Google Pixel 7a
96%86%

以上のテストでは、Google Pixel 8aのバッテリー持ちは普通な結果に。バッテリー持ちに定評のあるAQUOS senseと比べると劣るものの、その他のモデルとは同程度~若干良い程度でした。

また、一日普通に使ってみても、20%~30%前後残っていることがほとんどでした。もちろん使い方は人によるのですが、余程ハードに使用しない限りは大丈夫そうです。

充電速度は普通。30分で40%以上充電

Google Pixel 8aは最大18Wの急速充電に対応しているので、充電時間を計測してみました。

実際にバッテリー残1%から100%まで充電にかかった時間は以下の通りです。

充電時間バッテリー
30分43%
1時間79%
1時間30分93%
1時間48分100%

※充電速度は気温や本体温度によって異なる場合があります。

30分で40%以上の充電ができており、急に充電が必要になった時に役立ちます。それ以降は充電速度が落ちますが、寝ている間に充電するのであれば特に問題にならないでしょう。

なお、Google Pixel 8aはQi規格のワイヤレス充電にも対応しています。

Google Pixel 8aの音響をチェック

ステレオスピーカー搭載。音質〇

Google Pixel 8aはステレオスピーカーを搭載しています。

底面の左右にスピーカー

画面の上部にもスピーカー

スピーカーは二つある底面の方が低音が出ていますが、全体的なバランスは良好。音の広がりがしっかり感じられ、動画や音楽再生で迫力と深みのあるサウンドが楽しめます

廉価モデルであることを考えると、かなり良いスピーカー性能だと感じました。

イヤホンジャック非搭載。コーデックはLDAC対応

なお、イヤホンジャックは非搭載ですが、高音質コーデックはLDACに対応しています。

一方、aptX Adaptiveには非対応なので、ご注意ください。

Google Pixel 8aの指紋・顔認証をチェック

Google Pixel 8aは画面内指紋認証顔認証の両方に対応しています。

指紋・顔ともに認証は非常にスムーズで精度も良く感じられます。

指紋認証

顔認証

指紋センサーも高めの位置にあるので、手が小さい筆者でも届きやすいです。

Google Pixel 8aのスペック

Google Pixel 8aのスペックは以下の通りです。

 Google Pixel 8a
OSAndroid 14
SoCGoogle Tensor G3
メモリ8GB, LPDDR5X
容量128GB, UFS 3.1
画面6.1" Actua OLED,
解像度: FHD+ (1080 x 2400),
リフレッシュレート: 120Hz,
ピーク輝度: 2000nit,
HDR, 24bitフルカラー
アウトカメラ標準:6400万画素+OIS
超広角:1300万画素
インカメラ1300万画素
電池4492mAh,
18W有線急速充電,
ワイヤレス充電 (Qi)
音響ステレオスピーカー
防塵防水IP67
おサイフケータイ対応
5G Sub-6n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/40/41/66/77/78/79
4G LTEB1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/21/28/38/39/40/41/42/66
寸法152.1×72.7×8.9mm, 188g
本体色Aloe, Bay, Porcelain, Obsidian
その他Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.3, eSIM
価格税込72,600円
(Googleストア)

ソース:Google

Google Pixel 8aレビューまとめ

Google Pixel 8aのレビューをお届けしました。主なポイントをまとめると以下の通りです。

ポイント

✅廉価モデルとしては高い処理性能。ただし原神の動作は△

✅丸っこい形状とコンパクトサイズで持ちやすさ〇

✅明るくキレイな画面。120Hzリフレッシュレート対応

✅良好なカメラ性能。夜景や2xズームもキレイ

バッテリー持ちや充電速度は普通

✅スピーカー音質〇。音の広がりが良い

✅IP67防塵防水 / おサイフケータイに対応

✅7年間のOS/セキュリティアップデートで長く使える

総評としては、廉価モデルながら性能は高めでコスパは良好。特に画面のキレイさやカメラ画質の良さは魅力に感じました。

一方、Google Pixelシリーズ全般に言えることですがゲーム性能には不安も。処理性能自体は高いはずなのに、人気ゲームである原神のパフォーマンスは期待以下でした。

とは言え、IP67防塵防水 / おサイフケータイに対応していることや、長いアップデート保証は魅力。全体的には隙の少ないモデルで、多くのユーザーのニーズを満たすことができるでしょう。

Google Pixel 8aをお得に購入する方法

Google Pixel 8aの価格は税込72,600円(Google ストア)ですが、SIMカードとの同時契約でお得に購入可能です。

詳細は以下の記事でご確認ください。

▽Google Pixel 8aをお得に購入するキャンペーン・セールまとめ!

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やずX

Xiaomiモノづくり研究所の研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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