OPPOの人気シリーズの2023年モデル「Reno9 A」を購入したので、最も重いと言われる3Dゲーム「原神」の動作チェックを行いました。
原神プレイヤーでスマホ選びに悩んでいる方はぜひご覧ください。
ジャンプできる目次
ベンチマークは約40万点ほど
まずは、よく知られるベンチマークアプリ「AnTuTu(Ver.9)」を使ってOPPO Reno9 Aの処理性能を測ってみました。
▽OPPO Reno9 A
3回連続で行ったところ、いずれも40万点前後というまずまずのスコアを記録しました。1回目よりも2,3回目の方がスコアが高いという不思議な結果となっていますが、いずれも発熱が36℃程度で抑えられていることからも、安定した性能を発揮できているようです。
▽OPPO Reno7 A
これはOPPO Reno7 Aよりも優秀なパフォーマンスで、メモリがOPPO Reno7 Aの6GBから8GBへと増量されていることや、放熱性に優れるガラス製の背面パネルを採用している点などによる影響と考えられます。
SoCこそSnapdragon 695のままですが、一応の進化はあるようです。
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原神で動作チェック
しかしながらベンチマークはあくまで目安。原神を動かすためにAnTuTu40万点程度では明らかに非力ですが、最適化により実際のゲームプレイは思っていたよりも快適かもしれません。
とは言え、最高画質で快適に動作しなことは火を見るより明らかなため、デフォルトの「低(下から二番目)」画質にて、最大60FPS設定で検証したいと思います。
また、スマホ側では「プロゲーマーモード」に設定します。
検証するフィールドは比較的動作の軽い「モンド」と、重めな「スメール」。検証ツールは「TakoStats」です。
なお、OPPO Reno9 Aはストレージ(ROM)をメモリ(RAM)に最大8GB分転用して合計16GBとするメモリ拡張機能が使えますが、そもそものストレージ規格がUFS 2.2という低水準のものなので、原神のような重いゲームでの効果は高くないと思われます。あるいは不具合の原因となることも想定されるので、メモリ拡張機能はOFFにしています。
モンド:低画質なら30FPS前後で動く
プレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。
モンドでは平均して約30FPSで動作。バッテリーおよび表面温度は40度にも達しておらず、発熱の制御は悪くありません。
▽基本的に30FPS前後で安定して動作
一応60FPS設定のため40FPSを超えることもあるのですが、それは静止状態の話。フィールドの移動中や戦闘中は30FPS前後で動作します。
元素爆発等の派手なエフェクトが発生する場合は、一瞬FPSが低下する場合はあったものの極端にガクガクッとなることもなく意外にも安定した動作で楽しめました。
スメール:処理落ちが少し目立つものの......
次に動作が重くなりがちなスメール。モンドと同じくプレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。
スメールでは平均して約28FPSで動作。モンドと比べると若干動きは悪いのですが、思っていたよりも悪くない数値に。FPSが一時低下する処理落ちの頻度自体はモンドより多いものの、イラッとするほど処理落ちが継続する訳ではありませんでした。
▽一時的に20FPSを切ることがあった
デフォルトの低画質であれば、意外にもまあまあ快適に動くことが分かりました。
▽最高画質設定。スメールの砂漠にて
なお最高画質でも一応プレイしてみたのですが、20FPS前後で推移するような状態で、案の定快適とは言い難いものとなりました。
まとめ:低画質なら思っていたよりちゃんと動いた。
以上、OPPO Reno9 Aでの原神の動作チェックでした。
OPPO Reno9 Aは8GBと比較的多いメモリを備えていることや、放熱性に優れるガラスパネルを採用していることもあり、「低」画質という条件付きであれば「原神ができるスマホ」と言えるでしょう。
そもそものSoCの性能が非力なためゲーム向きのスマホとは言えないのですが、一応最低限の基準はクリア。これ以上の高水準は望めませんがライトに楽しむ分には何とかなりそうです。以上、参考になりましたら幸いです。