シャオミは新型OS「Xiaomi HyperOS(小米澎湃OS)」を発表しました。
同社CEO「雷軍(Lei Jun)」氏は、中国のSNS「Weibo」だけでなく、X(旧Twitter)でも同OSのPRを行っており、全世界で展開が行われます。
人、車、家族を完全に統合するエコシステム
これまでシャオミは、スマートフォン向けのOSとしてAndroidベースの「MIUI」を用いてきました。現行の最新版は「MIUI 14」です。
一方、新たに発表された「Xiaomi HyperOS」は、これを刷新するものであり、今後徐々にMIUIから切り替わっていくとのことです。
Today marks a historic moment. After years of collective work, our new operating system, #XiaomiHyperOS, is set to make its official debut on #Xiaomi14Series. pic.twitter.com/bNJqIyD8y0
— Lei Jun (@leijun) October 17, 2023
同OSは、2017年に同社のあらゆるデバイスとアプリケーションを統合するものとして開発を開始。そして、今回「人、車、家族を完全に統合するエコシステム」として正式に発表されました。
また、これまでと同様にAndroidをベースとしているようであり、ウェアラブル製品等で採用されているシャオミ独自のプラットフォーム「Vera」システムとのより深い統合が図られているとのことです。
Xiaomi HyperOSは、同社のスマートフォンやAIoT製品、ウェアラブルデバイスとの様々な連携機能の強化、そして開発中のスマートカーをも統合するエコシステムとして期待されます。
Xiaomi 14シリーズで最初に搭載
また、雷軍氏はXiaomi HyperOSを搭載した「Xiaomi 14」シリーズの生産が始まっていると明らかにしています。
公開された写真には、同OSで動作するXiaomi 14と見られるスマートフォンが写っています。
写真をよく見てみると、このスマートフォンはケースを装着しており、フレームの形状や質感は分かりません。
ただし、画面は前モデルと同じく上部中央にパンチホールのあるフラットスクリーンを採用していることが伺えます。また、コンパクトなサイズ感も引き続き継承しているようです。
同シリーズは今月末にも中国向けに発表されると見られています。グローバルでは、例年通り来年第1四半期頃に発表されると思われますが、こちらもXiaomi HyperOSをプリインストールしているかは不明です。
しかしながら、同社の「Alvin Tse」氏は、Xにて同OSが2024年中にグローバルでも展開予定であることを明らかに。
Yes! Will roll out throughout 2024
— Alvin @Xiaomi (@atytse) October 17, 2023
今後、全世界でシャオミのスマートフォンに同OSが採用されていくことは間違いないでしょう。