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UGREEN Nexode Pro 160W(X776)レビュー!巻き取りケーブル&画面搭載でアプリ対応のハイエンド充電器

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充電器の高出力化と小型化のトレンドが成熟期を迎える中、UGREENから「巻き取り式ケーブル内蔵」と「スマートディスプレイ」、そしてアプリ&アップデート対応という付加価値を全部乗せした変態的デバイスが登場しました。

それが「UGREEN Nexode Pro 160W 巻き取りケーブル内蔵充電器(X776)」です。

単なる高出力充電器の枠を超え、ガジェット好きの心を激しくくすぐる機能性を備えた本製品ですが、その実態はモバイルユースに特価したものではありません。

実際にUSBチェッカーで数値を測ったり、あえて高い負荷をかけたりしながら、据え置き機として本製品が毎日のデスク周りでどう活躍するのか。強力な競合製品との比較も交えつつ、ガジェット好きのリアルな視点でその真の実力と仕様をレビューしていきます。

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製品のスペック・主な特徴

スペック・主な特徴

  • 単ポート最大出力:140W(内蔵ケーブル、USB-C1)
  • 合計最大出力:160W
  • ポート構成:巻き取り式USB-Cケーブル内蔵(0.7m)×1、USB-C×2、USB-A×1
  • ディスプレイ:カラー液晶(出力、温度、時計表示対応、縦横自動回転)
  • スマート機能:Wi-Fi / Bluetooth接続、アプリによるモニタリング、各種カスタマイズ対応
  • 実測重量:約321g

UGREEN Nexode Pro 160W 巻き取りケーブル内蔵充電器(X776)の価格は17,980円と充電器としては高価ですが、スペックや機能は極めて充実。その革新性は、Wi-FiとBluetoothのデュアル接続に対応したアプリ管理機能と、出力を可視化するカラーディスプレイにあります。

競合となるAnker製の160WモデルがBluetooth接続のみにとどまるのに対し、本機はWi-Fi接続にも対応。これにより、Bluetoothの通信範囲外となる離れた場所からでも、安定した遠隔モニタリングや本体操作が可能という明確な優位性を持ちます。

さらに、独自の「GaNInfinity」チップを採用することで高いエネルギー変換効率(93%以上)と優れた放熱性を両立しているとのこと。

また、接続デバイスに最適な出力を自動判別する「Smart-Charge」機能と、ミリ秒単位で温度変化を監視して出力を制御する「Thermal Guard」機構を搭載し、正に「旗艦級」の充電器にふさわしい充実ぶりです。

アプリ側の作り込みは非常に細かく、ディスプレイの明るさ調整や消灯時間の設定にとどまらず、ロック画面に好みの画像をアップロードして表示させることまで可能です。


さらに、充電モードとして「急速充電」「低温省エネ」「ポート優先度」「ポートカスタマイズ」といった項目が用意されており、使用目的に合わせて給電挙動を細かくチューニングできます。


充電器のファームウェアをOTAアップデートできる点も大きな特徴であり、購入後も最新機能へのアップグレードや動作の最適化が期待できます。

単なる電源供給の裏方であった充電器を、デスク上で眺めていじり倒せるガジェットへと昇華させたアプローチは高く評価できるでしょう。

画面は隠しコマンドで特殊なアニメーションを見ることもできる。遊び心が満載だ。
好きな画像と時計を画面に表示することができた。

公式サイトでの価格は税込17,980円となっています。

製品のパッケージ内容・外観

パッケージ
内容物は充電器本体と説明書等

UGREEN Nexode Pro 160W 巻き取りケーブル内蔵充電器(X776)を開封し、本体を手に取るとずっしりとした金属的な密度を感じます。

実測321gという重量は、率直に言って日常的にカバンに入れて持ち歩くにはやや重く、携帯性に優れているとは決して言えません。

「画面付き・160W・アプリ対応」という共通点で最大のライバルとなる「Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)」と比較すると、本機は目視で約2倍はありそうなサイズ感、重量では約1.5倍と明らかに大きく、携帯性においては明確なハンデを抱えています。

一方で、本機がAnker製に対して確固たる優位性を持つのが「巻き取り式ケーブルの内蔵」と、レガシーデバイスに重宝する「USB-Aポート」の存在です。

この重厚感とサイズ感、そして内蔵ケーブルによる取り回しの良さは、モバイルユースではなくデスクや壁にドッシリと構える「据え置き型」として運用してこそ活きる設計だと言えます。

充電中のケーブルを抜くと、なぜかキャラクターがメロつく。謎だ。

内蔵された0.7mの巻き取り式USB-Cケーブルの構造的な完成度は極めて高いです。

薄型フラットケーブルの引き出しと収納は非常にスムーズであり、デスク上から余分なケーブルを排除し、必要な時だけサッと引き出して使える利便性は、据え置き環境において絶大な威力を発揮します。

フラットケーブルが断線した場合、充電器としてのコア機能の一部を失うリスクは付き纏うものの、本製品の内蔵ケーブルは25,000回の伸縮および10,000回の折り曲げテストをクリアしたという非常に頑丈な設計となっています。日常的なデスクワークで出し入れする程度であれば、必要以上の心配は無用でしょう。

側面に配置されたカラーディスプレイは視認性が高く、本体の設置する向きに合わせて自動で縦・横表示が切り替わるギミックを備えています。

平置きでも縦置きでも画面の向きが自動で調節されるため、デスク上の空きスペースに合わせて設置場所を選ばず快適に使用できるのは心憎い仕様です。

性能を検証:充電プロトコル、電力配分、瞬断の仕様など

強力なプロトコル、多彩な電力配分

UGREEN Nexode Pro 160W 巻き取りケーブル内蔵充電器(X776)にUSBチェッカー(AVHzY CT-3)を接続してPDOを読み取ると、140W出力に対応する内蔵ケーブル&C1ポートの仕様は極めて強力に仕上がっていることが明確に分かります。

  • USB PD 3.1(5V/3A・9V/3A・15V/3A・20V/5A・28V/5A)
  • USB PPS(5V-11V/5A・5V-21V/5A)
  • AVS(15V-28V/140W)

QC3.0やQC4+、ファーウェイのSCP(最大23W)、そしてAppleの140W AVSなど幅広いプロトコルを網羅。さらにPPSは最大105W(5A)のプロファイルを完備しており、OPPOやXiaomi等の高出力PPS充電まで、幅広く対応が可能です。

内蔵ケーブル/C1のプロトコル
内蔵ケーブル/C1のPDO

また、C2ポートは最大100W(PPS 105W)、Aポートは最大22.5Wとなっています。

複数ポート利用時の電力配分は以下の通りです。

  • 内蔵ケーブル + USB-C1: 100W + 60W または 60W + 100W
  • 内蔵ケーブル + USB-C2: 100W + 22.5W
  • 内蔵ケーブル + USB-A: 100W + 22.5W
  • 内蔵ケーブル + USB-C1 + USB-C2: 65W + 65W + 30W
  • 内蔵ケーブル + USB-C1 + USB-A: 65W + 65W + 22.5W
  • 内蔵ケーブル + USB-C2 + USB-A: 140W + 15W(C2とAで共有)
  • USB-C1 + USB-C2 + USB-A: 140W + 15W(C2とAで共有)
  • 内蔵ケーブル + USB-C1 + USB-C2 + USB-A: 70W + 70W + 15W(C2とAで共有)

注意点としては、USB-C2ポートとUSB-Aポートを同時使用した場合、合計最大15Wを分け合う形に。本来、最大100Wに対応しているC2ポートの性能を活かせないことになります。

そのため、多ポート利用時におけるC2とAポートはイヤホンやスマートウォッチなどの低電力デバイス用に割り切って使うのが賢明です。

複雑な瞬断の仕様

複数デバイス同時充電時や抜き差し時の挙動について、本機ではポートの追加や削減に伴う瞬断が発生します。

特にC2とAが干渉するようですが、他のポートの組み合わせでも瞬断が確認できました。ただし、瞬断を2回発生させた後は瞬断が起こらないという不可思議な挙動も確認しています(C2とAの組み合わせ除く)。

いずれにせよ、以上のような複雑な瞬断の仕様となっているため、どのような組み合わせや順番であっても、基本的に瞬断は起こるものだと考えておいた方が良いでしょう。シームレスな切り替えを期待するのではなく、機器の仕様に応じた割り切りが必要になります。

なお、検証は、筆者所有のスマホクーラーを先に挿した状態で、後から他ポートに機器を挿す形で実施しました。

※瞬断が機器の動作に実際に影響するかどうかは機器の仕様によって異なるため、上記はあくまで本製品の挙動に関する参考情報としてご覧ください。

プロトコルまでわかる画面

本製品の特筆すべき特徴は、専用アプリや画面によるリアルタイムのモニタリング機能です。

単に出力電力を確認できるだけでなく、各ポートで現在「どのプロトコル(PD / PPS)が実際にトリガーされているか」までを可視化できます。

このプロトコル確認機能は競合のAnker製品には備わっておらず、デバイスが本当に最適な規格で充電されているかを客観的に監視したいギークにとって、本製品を選ぶ最大の決定打になり得る優位点となるでしょう。

高出力持続時の適切な温度管理

筐体の熱容量と連続負荷耐性についての検証結果は非常に興味深いものとなりました。

最大160W(実測152W)の超高負荷をかけた状態でスタートしたところ、最初の15分間は出力を完全に維持しました。実測321gの質量が担保する熱容量と「GaNInfinity」チップによる放熱性が、この高出力をしっかりと支えているようです。

その後、約22分を経過した時点でサーマルスロットリングが発生し、出力は108Wへ低下。30分経過時の表面温度は最大70.7℃となり、その後も70°台で安定していました。

そもそも、このサイズ感の充電器において、160W級のフルパワーを常時出し続けることは物理的にも仕様上も限界があります。

やずX
やずX

140W高出力を長時間持続させたいなら素直にACアダプタを使いましょう。

過酷な負荷をかけた際に、危険な温度域へ達する前に「Thermal Guard」による保護制御が働き、適切に出力をコントロールして機器を安全な状態に維持しているのでしょう。このような挙動は、安全性と本製品の寿命維持という点で極めて高く評価できます。

画面とアプリで本体温度の確認も可能だ。

レビューまとめ:ガジェットギークにはたまらん充電器

  • アプリでトリガー中のプロトコルまで確認できるギーク向け機能
  • 充電配分調整やプロトコルのON/OFFまで可能な高いカスタマイズ性
  • 頑丈な巻き取り式ケーブルによる優れた取り回し
  • Anker機にはないWi-Fi対応で、離れた場所からの遠隔操作が安定
  • 超高負荷時でも安全に機器を守る「Thermal Guard」の優秀な温度制御
  • 5A対応のPPS完備で、OPPOやXiaomi等の高出力PPSに幅広く対応

以上、UGREEN Nexode Pro 160W 巻き取りケーブル内蔵充電器(X776)のレビューでした。

本機はカバンに入れて持ち歩くモバイル充電器を求めているユーザーには、あまりお勧めしません。

しかし、自宅やオフィスのデスクや壁に常設してケーブルの煩わしさを排除しつつ、トリガー中の充電プロトコルやW数を常に監視し、Wi-Fi経由で遠隔操作を行いたいと願う筋金入りのガジェットギークにとって、まさに据え置き型の最適解と呼べる唯一無二のデバイスです。

また、今後のアップデートで機能の拡充や改善も期待できる点は、本製品の将来性という点でも大きな魅力となるでしょう。

本製品の公式サイトでの価格は税込17,980円です。

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やずX

スマホのレビューやお得情報をお届けするブロガーで、Xiaomiモノづくり研究所研究員(2022年〜)。Xiaomi以外にもOPPOやPixel等レビュースマホ・その他のお得情報多数紹介。 ↓Xでも情報発信中!

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