現代のモバイルワーカーにとって、充電器の「かさばり」は永遠の課題と言えます。ノートPCとスマートフォンを同時に持ち歩くのが当たり前になった今、荷物をいかに軽く、そして薄くするかが問われているのです。
近年は高出力化と小型化のトレンドが続いていますが、キューブ型の小型充電器はカバンやポーチの中で意外と膨らみ、収納スペースを圧迫しがちです。
そんな中、小型化だけでなく薄さも両立する尖ったコンセプトで登場したのが「UGREEN Nexode Air 45W Slim」です。
本製品は、わずか11.7mmという驚異的な薄さを実現しつつ、iPhone 17シリーズやノートPCの実用的な充電ラインである45W出力を確保。
市場において「極薄・軽量」と「実用的なパワー」のバランスを追求した、ひとつの到達点と言えるデバイスと言えるでしょう。
それでは以下、本製品を実際に使用したレビューをお届けします。
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UGREEN Nexode Air 45W Slimのスペック・主な特徴

本機最大のトピックは、やはりその極限まで削ぎ落とされた薄さと小型化の両立でしょう。
GaN(窒化ガリウム)を採用し、内部構造を最適化することでこのプロポーションを実現。
メーカーの主張する「MORE FOR YOU」というミニマルな設計思想は、1ポート仕様という割り切ったスペックからも見て取れます。
複数デバイスの同時充電を捨ててでも、圧倒的な携帯性をユーザーに提供するという強い意志を感じる製品だと言えるでしょう。
また、45Wという出力はiPhone 17シリーズ、Galaxy S26+、Galaxy Z Fold8シリーズ等に適しており、PPSの仕様(後述)的にもXiaomiやOPPOなど中国メーカーのスマホにも向いています。
UGREEN Nexode Air 45W Slimのパッケージ内容・外観

パッケージには本体と取扱説明書などが同梱されています。

本体のデザインは、グレーのアルミ調マット仕上げをベースに、上部がストライプのメッシュ模様に切り返されており、チープさを一切感じさせない高級感のある仕上がり。

その佇まいは、まるで薄型のZIPPOライターを彷彿とさせ、実際に見てみると、薄いだけでなく「小さい」と強く感じます。



ポケットやPCスリーブのわずかな隙間に滑り込ませても、シルエットを崩すことなく持ち運べるのは大きな魅力と言えるでしょう。

また、特筆すべきは実際の重量です。公称値は約53gとなっていますが、筆者がキッチンスケールで実測したところ「約51g」とさらに軽い結果になりました。

手に持った際の手応えは非常に軽々としており、プラグを折りたたんでしまえば存在感をほとんど感じさせません。

実使用においても、その薄さゆえに狭い場所であっても使うことができる点は明確なメリットとなるでしょう。

持ち運び&外使いにはピッタリの充電器!
UGREEN Nexode Air 45W Slimの性能を検証
極薄ボディに秘められた真のパフォーマンスを測るため、USBテスターを用いて出力テストを実施しました。1ポート仕様であるため電力配分や瞬断の検証は不要ですが、純粋な給電能力とその質に焦点を当てます。
USBテスターによる自動トリガー判定の結果、本機はUSB PDやPPS等の様々なプロトコルに対応していることが確認できました。

具体的なPDO(電圧/電流)のリストは以下の通りです。
PPSについては、最大11.0V/4.5Aで実質49.5Wまでカバーできる余裕のある設計となっています。
さらに、Apple 2.4AやQC3.0/2.0、Samsung AFC、Huawei FCP/SCPといった各社の独自急速充電プロトコルにも幅広く対応しており、接続するデバイスを選ばない懐の深さを見せています。

実際にノートPCへ30分間の給電を行ったところ、安定して40W以上の出力を発揮できていました。これは一般的なノートPCを使用しつつバッテリー容量も回復させることができる水準であり、期待通りの性能と言えるでしょう。
また、OPPO Reno15 A(PPS 55W対応)、Xiaomi 17T Pro(PPS 100W対応)のスマホを充電した際にも、最高40W以上の高い出力を叩き出しました。


その後はスマホ側の発熱やバッテリー回復に応じて出力が徐々に低下していきますが、スマホ側が受け入れられる最大電力を引き出しつつ、PPSによる緻密な制御が機能している証拠だと言えるでしょう。
なお、Xiaomi 17T Pro(バッテリー容量7000mAh)を残量1%から充電した際の充電時間は以下の通りとなりました。
15分:35% → 30分:50% → 45分:66% → 1時間:80% → 1時間15分:93% → 1時間30分:97% → 1時間32分:100%
超大容量バッテリー搭載のXiaomi 17T Proでも30分で50%まで充電できた!
しかし、懸念点がないわけではありません。本機は11.7mmという極薄・小型設計ゆえに、物理的な熱許容量が大きくない充電器です。

発熱が許容範囲を超えると、内部保護回路が働いて出力が制限されたり、最悪の場合は内部部品の劣化による製品寿命の短縮を招くリスクがあります。
実際、45W出力時は触って熱いと感じる程度には発熱するため、高出力を何時間にもわたって出し続けるような使用方法は非推奨。30分間にわたって40W以上を出力し続けるテストでは、充電器本体の最も熱い部分で77℃近くまで温度が上昇していました。

高出力の安定性を求めるなら大型のACアダプターに軍配が上がりますが、本機はあくまで「短時間の継ぎ足し充電」や「持ち運びのしやすさ」を優先したトレードオフの産物であると理解しておくべきでしょう。
とは言え、その後は安全機能が働いたためか37W程度まで出力が下がったものの、1時間使用時点でも同等の出力を維持。小型であることには留意しつつも、一定の安定性を保つ充電器として評価したいと思います。
UGREEN Nexode Air 45W Slimレビューまとめ

- ZIPPOライターを彷彿とさせる11.7mm極薄・小型デザイン
- 公称値を下回る実測51gの驚異的な軽さと携帯性
- 実測40W以上の給電ができ、ノートPCにも通用する確かな性能
- PPSをはじめ、多様な急速充電プロトコルを網羅する互換性の高さ
- 割り切った1ポート仕様のため、複数デバイスの同時充電は不可
- 極薄かつ熱容量が小さいため、連続高負荷時の発熱や出力低下リスクがある
- 高出力を長時間持続させるような使い方は避けるべき
以上、UGREEN Nexode Air 45W Slimのレビューでした。
本製品は、「とにかく荷物を削ぎ落とし、身軽に移動したいミニマリストやノマドワーカー」にとって、現状の最適解となりそうな極薄・コンパクトな充電器です。
カバンだけでなく、ポケットやPCスリーブのちょっとした隙間等、様々な場所に忍ばせることができるので、とりあえず持っておいていざと言うときにも活躍できそうな点が魅力。
iPhone 17シリーズやGalaxy Z Fold8シリーズにもピッタリ!
公式サイトで通常価格は税込4,380円となっていますが、Amazonや楽天市場での実売価格は3,000円前後となっていることが多く、コスパと移転でも魅力的な製品です。
