5,000円を切る低価格のスマートバンド「Redmi Smart Band 2」を購入したのでレビューしていきます。
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Redmi Smart Band 2の主な特徴
Redmi Smart Band 2の主な特徴は以下の通りです。
ポイント
✅見やすい1.47型の長方形液晶ディスプレイ
✅100種類以上のウォッチフェイス
✅SpO2・心拍数・睡眠計測対応
✅30種類以上のスポーツモード対応
✅本体14.9gの超軽量 & 9.9mmスリムボディ
✅通常使用で14日間のバッテリー持続(へービーユース6日間)
✅5ATM防水対応
✅Android & iPhone 両方で利用可能
Redmi Smart Band 2の日本での通常価格は税込4,990円です。他にシャオミが販売する「Xiaomi Smat Band 7」が税込6,990円、「Xiaomi Smat Band 7 Pro」が税込14,800円であることを踏まえれば、これらよりも安価で手に取りやすい入門向けスマートバンドと言えるでしょう。
※通常価格は、シャオミ公式オンラインストアの価格です。
安価ながら機能面には大きな不足がなく、SpO2(血中酸素飽和度)等の各種健康管理&基本的なスポーツモードに対応。防水規格も5ATM(水深50mに相当する圧力に対応)と十分です。一方、画面は上記の2製品がAMOLED(有機EL)に対し、画面輝度やコントラストで劣る液晶となっているのが注意ポイントでしょう。
なおストラップはホワイトとブラックの2種が基本色。その他、ブルー、ピンク、オリーブ、蛍光グリーンが別売りです。
Redmi Smart Band 2 セット内容
Redmi Smart Band 2は白いシンプルなパッケージ。正面には本体イメージが描かれています。
中身は本体(ストラップ装着済み)の他、専用の充電ケーブル、解説書となっています。
充電ケーブルはType-Aの磁気でくっつくタイプです。
Xiaomi Smart Band 7や、Xiaomi Smart Band 7 Proとの互換性はありません。
Redmi Smart Band 2 本体をチェック
Redmi Smart Band 2の本体サイズは、縦42.81mm、横25.42mm、厚み9.99 mm。重量はストラップを含めても約26gで、腕の負担になりにくい軽さです。
ストラップはTPU製。Xiaomi Smart Band 7のものと比べると若干薄い(?)のか、少し柔らかい印象です。
ストラップには止め具をはめ込む穴がたくさんあり、腕の太い人から細い人にも対応。なお、筆者はかなり細い方ですが、本体側から2つ目の穴でジャストフィットしました。
背面には各種センサーや、充電端子があります。
Redmi Smart Band 2を実際に使ってみた
Android & iPhone 両方で利用可能
それでは、Redmi Smart Band 2を実際に使用していきましょう。
Redmi Smart Band 2は、AndroidとiPhone両方で利用可能。それぞれアプリストアからアプリをインストールして連携します。
初期設定では複数の言語から日本語を選択し、アプリを使ってペアリングします。
ディスプレイを他の製品と比較
シャオミが販売する他の製品Xiaomi Smat Band 7、Xiaomi Smat Band 7 Proと最も大きな違いがディスプレイ。Redmi Smart Band 2のみが液晶となっています。
Redmi Band 2 | Xiaomi Band 7 | Xiaomi Band 7 Pro | |
種類 | TFT液晶 | AMOLED | AMOLED |
サイズ | 1.47型 | 1.62型 | 1.64型 |
解像度 | 247PPI | 326PPI | 326PPI |
最大輝度 | 450nit | 500nit | 500nit |
自動輝度調節 | ✕ | ✕ | 〇 |
常時表示 | ✕ | 〇 | 〇 |
通常価格 | 4,990円 | 6,990円 | 14,800円 |
以上の通りスペックで見ると、Redmi Smart Band 2の画面は他の2製品に劣ります。機能面では大きな不足がないものの、最も安価な製品として画面でコストカットされているのは注意ポイントとして踏まえておくべきでしょう。
それでは、実際に実機でも比較していきましょう。
Redmi Smart Band 2は他の製品に解像度で劣っているものの、数字や文字を確認するには十分。また、若干ながら輝度でも劣っているように感じられますが、これは微々たる差です。
一方、液晶はその仕様上、画面全体をバックライトで照らすため、漆黒を表現できるAMOLEDと比べるとコントラストのはっきりさでは劣ります。
さらに、斜めから見るとAMOLEDより明確に暗くなります。とは言え、こんな急な角度で見なければいけないシーンというのもあまり無いので、実用上は大きな問題ではありません。
最大輝度は450nits。夏の強い日差しだと分かりませんが、少なくとも冬の直射日光下では視認性は悪くありません。
なお、Redmi Smart Band 2は自動輝度調節には非対応です。この機能はXiaomi Smat Band 7 Proにしかないので注意しましょう。
通知は十分見やすい。スクロールも問題なし
Redmi Smart Band 2は、大きな長方形の画面を採用したことで通知も見やすいです。
TwitterやLINE等のアイコンも表示されるので、一見して何の通知なのか、また誰から来たのかも分かりやすくなっています。
スクロールはめちゃくちゃ滑らかというわけではありませんが、実用上は特に問題ないでしょう。
バッテリー消費は通常14日、ヘビー6日
公称のバッテリー持続は、一般的な使用で14日間、ヘビーユースで6日間です。そこでヘビーユースを想定した設定で試してみました。具体的には、画面輝度を最大にし、自動心拍数モニタリング、高度な睡眠モニタリングをそれぞれONにし、外出時及び睡眠時は必ず着用しています。
以上の設定なら、1日のバッテリー消費は15%前後。これなら6日間と少し持つ計算で公称通りでしょう。また、画面輝度を半分に落としてみましたが、1日のバッテリー消費は12%程度でした。
さらに、心拍数および高度な睡眠の自動モニタリングをOFFにした場合、1日のバッテリー消費は7%程度に落ち着きました。これならば、14日間程度持つ計算になります。
なお、バッテリー残量を確認したい場合、一部のウォッチフェイスを除いて「メニュー→設定→バッテリー」か、スマホのアプリで確認するしかありません。この点は少し不便なので注意しましょう。
軽い付け心地がGOOD
Redmi Smart Band 2は、ストラップに柔らかいTPU素材を採用しています。
安価な製品ながら触り心地は悪くなく、長時間着けていてもあまり気になりませんでした。
ウォッチフェイス多数で飽きない
Redmi Smart Band 2のウォッチフェイス(文字盤)は100種類以上用意されており、気分でいろいろと変更することができます。以下はその抜粋です。
スポーツモードの数が少ないが、基本的機能は大体ある
Redmi Smart Band 2は、SpO2・心拍数・睡眠・ストレス計測や、30種類以上のスポーツモードに対応。様々な健康・スポーツデータを計測してアプリで確認することができます。
SpO2(血中酸素濃度)やストレスの計測なども可能なので、健康管理・トレーニング等の最適なお供になります。
※医療機器ではないので、SpO2はあくまで目安です。
一方、スポーツモードは約30種類。基本的なトレーニングやエクササイズは大抵網羅されていますが、スポーツはそれほど数が多くないので注意しましょう。
対応スポーツの例
スケートボード、ローラースケート、スノーボード、スキー、アイススケート、アイスホッケー、アメリカンフットボール、卓球、バドミントン、ビリヤードなど
また、5ATM防水(50m相当の水圧に耐える)に対応しているので、スイミングやランニング途中の突然の雨などでも安心です。
実際に付けたまま様々な泉質の温泉に浸かったり、サウナに入ったりとしましたが、問題なく動作していました。とは言え、本来このような防水規格は真水を想定しているので、お湯やサウナという状況は想定されていません。こうした使用は自己責任でお願いします。
Redmi Smart Band 2のスペック
Redmi Smart Band 2のスペックは以下の通りです。
Redmi Smart Band 2 | |
ディスプレイ | 1.47型, TFT液晶 画素密度 247ppi 解像度 172 x 320 ピーク輝度 450 nits |
センサー | 加速度計, 光学式心拍センサー |
防水 | 5ATM |
バッテリー容量 | 210mAh 標準仕様で14日間持続 |
サイズ | 42.81 × 25.42 × 9.99mm |
本体重量 | 14.9g (ストラップ除く) |
カラー | アイボリー, オリーブ, グリーン, ブルー, ブラック, ピンク |
通信 | Bluetooth 5.1 |
対応システム | Android6.0またはiOS12.0以降 |
通常価格 | 税込4,990円 |
ソース:Xiaomi
Redmi Smart Band 2 レビューまとめ:ラフに使えるスマートバンドならコレ
以上、Redmi Smart Band 2のレビューでした。
通常価格が税込4,990円と安価な製品ですが、SpO2計測等の各種健康管理&基本的なスポーツモードに対応。防水規格も5ATMと十分で、高いコストパフォーマンスが魅力です。
※通常価格は、シャオミ公式オンラインストアの価格です。
一方、画面が液晶だったり、スポーツモードが約30種類と少なめだったりとコストカットされている部分もあるので、それらの点が気にならない方にはオススメ。また、手に取りやすい価格のため、入門用スマートバンドとしてとりあえず買ってみたり、あるいはプレゼントにするのも良いでしょう。