iPhoneの2024年モデル「iPhone 16 Pro」を購入し、カメラでたくさん撮影してきたので作例や感想を記事にまとめました。
価格は販路によって異なるものの、Apple Storeオンラインで税込159,800円(128GBモデル)。標準(広角)+超広角+5x望遠のトリプルカメラを備えた高性能なモデルです。
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iPhone 16 Proのカメラ性能をチェック
48MP+48MP+12MPのトリプルカメラを搭載
iPhone 16 Proは、最大4800万画素のトリプルカメラを搭載しています。構成は以下の通りです。
・標準(広角):4800万画素(24mm, f/1.78)+光学式手ぶれ補正
・超広角:4800万画素(13mm,f/2.2)
・5x望遠:1200万画素(120mm,f/2.8)+光学式手ぶれ補正
iPhone 15シリーズではPro Maxのみが5x望遠カメラを搭載していましたが、iPhone 16シリーズではProにも5x望遠カメラを搭載。
また、標準カメラは2x望遠撮影も可能で、ズームが得意なモデルとなっています。
なお、動画については最大4K画質+120FPSで撮影可能です。
カメラ総評:フォトグラフスタイルが楽しい
iPhone 16 Proのカメラの総評としては、全体的な写りの良さはスペック通り。
それよりも気に入ったのは、フィルターや細かな調整で自在に写真を編集できる「フォトグラフスタイル」機能です。
フォトグラフスタイルは撮影後でも細かな調整が可能で、フィルターのトーンや色、明るさも直感的に調整可能。手軽におしゃれな写真を撮影・編集することができます。
以下は筆者がフォトグラフスタイルで実際に撮影・編集した写真です。
一方、何も設定しない場合だと、ややコントラストの弱い写真になる印象。もう少し濃いめの色とコントラストが欲しい場合には「アンバー」のフィルターがオススメです。
また、Proモデルでは初めて採用された5x望遠の解像感は中々良好。離れた被写体の撮影に便利です。
また、標準カメラは2xズームでもキレイに撮ることができるようになっており、様々な焦点距離での撮影が得意です。
iPhone 16 Proは自動判定での「ナイトモード」に対応。暗めな場所でも明るくキレイに撮影できるようになっています。
ポートレートモードは背景のぼかしが美しく、玉ボケもしっかり生成されています。
ただし、背景のぼかしが自然な一方、細いものや奥行きのある部分の認識が苦手な模様で、不自然になってしまうこともありました。
以上の通り一部こまかい弱点はあるものの、全体的な画質は良好。特にフォトグラフスタイルは非常に気に入りました。
以下、ズーム性能や夜景写真を個別にまとめているのでご覧ください。
ズーム性能は良好
iPhone 16 Proは最大25倍の超解像ズームに対応。1x、2x、5xで特にキレイに撮影できるようになっている印象です。
以下、1x(ズームなし)と、2x、3x、4x、5x、10x、25x(最大倍率)それぞれのズーム、超広角カメラの比較です。
3x、4xのズームでも悪くない画質で、十分実用的な性能かと思います、
また、5x望遠カメラを備えていることもあり、以下のような遠距離でもキレイに撮れます。
10xでもそこそこキレイに撮れ好印象。さすがに最大倍率の25xでは粗さも感じるのですが、何が写っているのかはちゃんと分かるレベルです。
また超広角カメラも4800万画素となっており、画質良好です。
様々な焦点距離でキレイに撮れるのは、トリプルカメラを備えたProモデルらしい強みに感じました。
Google Pixel 9と夜景を比較
iPhone 16 ProとGoogle Pixel 9で夜景写真を比較してみました(Pixel 9には望遠カメラが無いため、標準および超広角で比較)。
写真のコントラストや色味などの好みは分かれるかと思いますが、標準カメラの場合は、全体的にiPhone 16 Proの方が明るく撮れています。
一方、超広角カメラではGoogle Pixel 9の方が明るく撮れており、ノイズも少ない印象。iPhone 16 Proは、ある程度光源のある夜景ではナイトモードが発動せず、暗い部分のノイズが目立つ写真になっています。
全体的に明暗の判定やノイズの処理といった夜景撮影でのAI処理はGoogle Pixel 9の方に分があるように感じました。
とは言え、iPhone 16 Proの標準カメラのセンサーの性能は高く、ナイトモードが発動しない場合でもかなりキレイに撮れる印象です。
なお、5x望遠カメラでの作例は以下の通り(iPhone 16 Proのみの作例)。解像感は悪くないのですが、ノイズが目立ちます。
5x望遠カメラで夜景を撮影する場合、あえてモノクロやフィルムカメラ風のフィルターを使うことで、ノイズもエモい感じにしてしまうのがオススメです。
フォトグラフスタイルを活かして弱点もカバーしましょう!
動画の手振れ補正は良好
iPhone 16 Proの標準カメラは、光学式手振れ補正を搭載しており、ブレの少ない動画を撮ることができます。
実際に動画を撮影してみると、手振れ補正がしっかり効いており非常に良好な性能だと感じました。
iPhone自体、動画撮影が得意な印象ですが、iPhone 16 Proは最大4K画質+120FPSでの撮影も可能で、この点は本当に素晴らしいです。
まとめ:フォトグラフスタイルを楽しめる人にオススメ
以上、iPhone 16 Proのカメラ性能のチェックでした。
厳しく見ていけば細かい点が気になるところがあるものの、全体的な性能はProモデルらしく良好。
そして、写真撮影・編集が好きな方であれば、フィルターや色、トーンなどの細かい調整が可能な「フォトグラフスタイル」は非常に楽しい機能だと思いました。
なお、iPhone 16シリーズでは新たにカメラコントロール(感圧式)が搭載されました。
デフォルトではズーム調整になっているカメラコントロールですが、フォトグラフスタイルの設定に変更するのがオススメです。
正直シャッターボタンやズームレバーとしては使い勝手が微妙に感じましたが、フォトグラフスタイルを多用するのであれば、この設定が実用的だと思います。
カメラコントロールは上手く使えば悪くない機能です!
iPhoneは安くなった旧シリーズもオススメ!
iPhone 16シリーズはApple Store以外にもドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルで取り扱いがあります。
しかし、最新モデルにこだわらないなら、安くなった旧モデルもオススメ。
以下の記事では、iPhone 13や、iPhone 14、iPhone 15をお得に購入する方法をまとめているので是非ご覧ください。
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