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Nothing Phone (2) 実機レビュー!使って感じた評価とQ&A。見た目だけじゃないコスパハイエンド

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(!)記事中の情報は常に最新とは限りません。特に価格などは途中で変更されたり誤記の可能性もあるので、必ずリンク先等の各公式サイトで正しい情報を確認してください。

ロンドン発ブランドNothingのハイエンドスマホ「Nothing Phone (2) 」を購入したのでレビューをお届けします。

なお、当ブログでは特にカメラレビューに力を入れているので是非ご覧ください(▷カメラレビューへジャンプ)。

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【PR】この記事は、Nothing Japan様より製品を貸し出していただき作成しています。

ジャンプできる目次

Nothing Phone (2) の主な特徴・価格

Nothing Phone (2) は、背面の特徴的なLEDライト「グリフ・インターフェイス」を備えたハイエンド・スマートフォンです。

もちろん光るだけが魅力ではなく、スペックも手堅くまとまっています。おサイフケータイや浸水に耐えられる防水性能はありませんが、コスパの良いハイエンドモデルを求める方には魅力的なスマホ。主な特徴は以下の通りです。

ポイント

Nothing OS 2.0 / グリフ・インターフェイスの独自仕様

ハイエンドチップ「Snapdragon 8+ Gen 1」搭載

✅デュアル5000万画素カメラ(メイン+超広角)搭載

120Hz / 1600nitsの6.7インチLTPO有機ELディスプレイ

4,700mAhバッテリー/45W PPS有線・15W Qi無線充電

ステレオスピーカー / IP54防塵防滴

Android 3年 / セキュリティ4年のアップデート

Nothing Phone (2) 各モデルの価格は以下の通りです。

Nothing Phone (2) の価格

8+128GB: 税込79,800円(ブラックのみ)

12+256GB: 税込99,800円

12+512GB: 税込109,800円

Nothing Phone (2) を開封!本体・付属品をチェック

ケース・充電器は付属せず。別途で購入推奨

それでは、Nothing Phone (2) を開封して中身をチェックしていきましょう......と言いたいところですが、筆者がお借りしたものは既に誰かに貸し出されたものだったので開封済みです。

普通のスマホの化粧箱とは違い、お菓子の箱のようにビリビリと破いて開封する仕様。遊び心があって好感が持てます。

開封した中身は以下の通りです。

パッケージの中身をリストにまとめると以下の通りです。

・本体

・画面フィルム(貼付済み)

・USB Type C to Cケーブル

・SIMピン

・安全ガイド

フィルムは最初から貼ってありますが充電器やケースは付属しません。なお、充電は一般的なPPS規格(45W)なので対応充電器を買えば高速の充電が可能です。

なおSIMピンも独自のデザインとなっており、かっこいいです。

やずX
やずX
これだけ貰いたいくらい......!!

スケルトン仕様の背面がスタイリッシュ

それではNothing Phone (2) の本体もチェックしていきましょう。Nothingと言えば背面の内部機構が分かるスケルトンパネルです。

筆者がお借りしたのはブラックですが、どちらかと言えばグレーに近い色合い。他にホワイトもありますが、最小構成の8GBメモリ+128GBストレージはブラックのみなので注意です。

個人的にはカメラ周りのメカっぽさがたまらなく好き。ずっと眺めたくなります。

背面パネルは単純な平面ではなく、サイドフレーム付近がラウンドした形状です。

カメラは上側がメインカメラでOIS(光学式手振れ補正)を備えています。下側が超広角カメラです。

カメラは多少出っ張りがありますが常識的な範囲でしょう。

サイドフレームの四隅はカーブしていますが、全体的にはフラットな形状です。

ただし横幅が76.35mmあり、手の小さい筆者だと片手で使うには大きめ。iPhoneに例えると大型のMax系に近いサイズ感です。

画面は大型の有機ELフラットディスプレイ。6.7インチもあるのでサイズは大きめですが、その分迫力を感じることができます。

サイドフレームの右側には電源ボタンがあります。

左側にはボリュームキーがあります。

天面にはマイク穴、底面にはスピーカー穴とType-C充電ポート、マイク穴、SIMスロットがあります。

SIMスロットは表裏にそれぞれ一枚ずつnanoSIMカードが入る仕様。eSIMやmicroSDカードは非対応です。

魅力的なグリフ・インターフェイス

そしてNothingと言えば、やはり背面の特徴的なLEDライト「グリフ・インターフェイス」でしょう。

やずX
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これがカッコイイんですよね!

ボリュームインジケーター

通知時に光るだけでなく、タイマーや充電メーター、ボリュームインジケーターとしても使用可能です。

カスタマイズ性も豊富で様々な機能のON/OFFが可能。Nothing Phone (2) で新たに追加された機能としては、ライトのみで通知や着信を知ることが「Essential Notifications(重要なお知らせ)」機能があり、スマホ以外のことに集中したい時に有効です。

Uberアプリと連携して、その進捗状況をライトで知ることができる機能も追加されています。

また、コンポーザー機能により、お好みの音と光り方を組み合わせて自分独自のグリフ・インターフェイスを作ることができます。

やずX
やずX
グリフ・インターフェイスで「自分らしさ」を表現してみてください!

別売り純正ケースはハイブリッドタイプ

Nothing Phone (2) は純正のクリアケースも公式ストアで販売されています。

Nothingらしい非常にシンプルなパッケージです。

背面は硬い素材ですが、側面部分は柔らかい素材となっており、衝撃吸収力は高そう。脱着もしやすいのですが、背面は指紋が目立ちやすい感じです。なお、両側面にはストラップホールがあります。

ケースの重量は約30g。元々200gを超える重めのスマホですが、ケースを着けると230gを超えてしまうので、軽さ重視の方は注意です。

Nothing Phone (2) のカメラをチェック

Nothing Phone (2) のカメラスペック

Nothing Phone (2) は、背面に5,000万画素のデュアルカメラ(メイン+超広角)、正面に3,200万画素のフロントカメラを搭載しています。

Nothing Phone (2)
SoCSnapdragon 8+ Gen 1
メインカメラ(広角)SONY IMX890
5,000万画素 +OIS,
1/1.56インチ, f/1.88
超広角カメラSamsung Isocell JN1
5,000万画素,
1/2.76インチ, f/2.2
フロントカメラSONY IMX615
3,200万画素,
1/2.74インチ, f/2.45

SoCは「Snapdragon 8+ Gen 1」で、Qualcommの高品質ISP(画像処理用のプロセッサー)を備えています。また、8フレームを融合して肉眼に近い露出レベルの写真が撮れる「Advanced HDR」、夜でも昼間のように鮮やかな画像がナイトモード、動体撮影で優れた性能を発揮する新機能「Motion Photo」を採用。さらに、2倍超解像ズーム機能を備えています。

動画では、最高4K画質、最高60fpsフレームレートに対応。動きの激しいシーンではデュアル・スタビリゼーション機能で手ブレを感じさせない撮影が可能です。

また、前モデルと比べてより大きく、画素数が2倍になったフロントカメラでは、最高1080P画質、最高60fpsフレームレートで動画が撮影できます。

はじめに結論を書いておくと、メインカメラ・超広角カメラともに使いやすく良好な写りです。それでは以下作例になります。

ギャラリー

鮮やかな色。フィルター機能が楽しい

まずはオートでいろいろと撮影していきます。喫茶店でモーニングのトーストを1倍と2倍ズームで撮影してみました。

←1倍 | 2倍→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

2倍超解像ズームに対応していることもあり、どちらも写りは良好。ただし、2倍ズームはAIによる処理が強めなのかかなりビビットでコントラスト強めの写真になっています。2倍ズームで毎回こうなるわけではないのですが、写った被写体や風景、光の入り具合でAIによる処理が色々と変わるのだと思われます。

また、Nothing Phone (2) は撮影した後にAIによる処理が入るため、撮った直後に写真を見ようとすると1~3秒程度待たされます。1倍で撮った写真よりもズームして撮った写真の方がかかる時間は長めになっているようです。

次にカメラソフトに備わっているフィルター機能を使って色々撮影してみました。

BLUSH

BLUSHは暖かみのあるレトロな色彩が楽しめるフィルターで、白と黒が目立つシックなカフェ等で最適です。

LENTICULAR

LENTICULARはNothing独自の面白いフィルター。縦長のバブルが重なったような表現ができ、うまく使えばアーティスティックな写真が撮れます。

超広角カメラでオート撮影

ちなみに撮影した場所は「東急プラザ 表参道原宿」。万華鏡みたいな社員が撮れることで有名な場所ですよね。

WEST

WESTは、寒色気味の爽やかな写真が撮れるフィルター。陽射しの美しさが際立ち、個人的にはとても好感の持てるフィルターです。

筆者が加工

また、Nothing Phone (2) に独自のカメラアプリは無いものの、Google Photoの機能で後から編集することも可能。以下の写真は、オートで特にいじらず撮影したものですが、編集でより爽やかな印象の写真にしてみました。

良好な色合いで使いやすい超広角カメラ

Nothing Phone (2) のメインカメラと超広角カメラを比較してみましょう。

メインカメラ

超広角カメラ

色合いに大きな違いはありませんが、超広角カメラはより広い画角でダイナミックな写真に。その分歪みが大きい特性がありますが、うまく使えば印象的な写真が撮影できるでしょう。

解像感良好で扱いやすい2倍ズーム

今度は屋外で2倍ズームを使って撮影してみましょう。

Nothing Phone (2) は実際の見た目より若干濃い目の色合いで写真が撮れるため、こうした黄色い被写体や背景の緑がとても鮮やかで好感が持てます。

2倍ズームで撮ることでボケが大きくなるため、被写体がより印象的になります。

また、風鈴を撮影していて気付いたのですが、動く被写体を撮影する場合は自動でシャッタースピードを上げてくれるようです。これにより、多少の動きがあってもブレなく撮影できます。

また、セミの抜け殻を見つけたので思わず撮影してしまいました。ズームで撮ることで玉ボケもより大きくなり、美しい雰囲気の写真になります。

撮影していた日は非常に熱かったのですが、神社の手水舎にて明るくさわやかな印象のリフレクションが撮影できました。

あまりに強い日差しで背景が白飛びしていますが、この程度であれば、この夏の猛暑を表現できむしろ良い感じだと思います。

ズームは3倍程度までなら違和感が少ない

なお、Nothing Phone (2) は最大で10倍までズームすることができます。

以下、1・2・3・4・5・10倍の作例です。

1倍

2倍

3倍

4倍

5倍

10倍

超解像ズームの特徴なのかシャープネスが強めながら細かい描写ができています。流石に倍率が大きくなると草むら等に違和感を覚えるようになってきますが、望遠カメラのないスマホでこれだけ撮れれば十分優秀ではないでしょうか。

メリハリある夜景が撮れるナイトモード

それでは、Nothing Phone (2) で夜景も撮影していきましょう。オート撮影時には一定の暗さで自動でナイトモードになります。

まずはメインカメラ。撮影場所は東京駅です。

←ナイトモードなし | ナイトモードあり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

Nothing Phone (2) でナイトモードを使って撮影すると、実はオートよりも暗めになります。

しかし全体的に明るく撮るよりも、明るい場所は明るく、暗い場所は暗く撮ってくれた方がメリハリのある写真になるため、むしろ好感が持てます。また、ナイトモードではちゃんと白飛びが抑制できています。

次にメインカメラの2倍ズームです。

←ナイトモードなし | ナイトモードあり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

こちらも写りは良好。明るい場所を中心に収めたためか、ナイトモードの有無でほとんど変化がありませんが、ナイトモードありの方が若干白飛びが少ない気がします。

最後に超広角カメラです。

←ナイトモードなし | ナイトモードあり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

超広角カメラはメインカメラと比べてセンサーサイズが小さいため暗所に弱いのですが、この程度であれば十分良好。写りの傾向もメインカメラと大きな違いがないため、使い分けがしやすいです。

また、もっと暗い場所でも撮影してみます。

←ナイトモードなし | ナイトモードあり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

こうしたシーンでナイトモードを使うと、単純に明るさを上げる補正を行うようです。この場合、HDRはむしろ効かなくなり白飛びが目立ちます。

やずX
やずX
暗すぎる場所の撮影はあまり考慮していないのかも?

OIS搭載で手振れの少ない動画が撮れる

Nothing Phone (2) はメインカメラにOIS(光学式手振れ補正)を備えています。

※GIF画像に圧縮しているため、解像度・フレームレートは低下しています。

実際に歩いたり走ったり、向きを一気に変えたりしてみても、手振れの少ないなめらかな動画が撮影できます

解像度は1080p / 4Kが選択でき、どちらも60FPSのフレームレートで撮影できます。

Nothing Phone (2) カメラ検証まとめ

以上、Nothing Phone (2) のカメラ性能のチェックでした。

全体的に写りは良好で、一般的な撮影であれば問題なく綺麗な写真が撮影できます。特大センサーや望遠カメラはないため、超低照度環境やかなり遠くの撮影は得意ではありませんが、そこまで求めなければ多くのユーザーが満足できるでしょう。超広角カメラの色合いもメインカメラと大きな違いがなく、使い分けがしやすいです。

一方、撮影後の処理に若干時間がかかる仕様のため連写は効きません。動く被写体を撮影する際には気を付けましょう。

また、動画についてはOISの効きが良く、手振れが少なくなめらかな動画が撮影できます。こうした点でも使いやすいカメラだと思いました。

Nothing Phone (2) の処理性能と動作・発熱をチェック

Nothing Phone (2) の処理性能と動作・発熱をチェックしていきます。

はじめに結論を書いておくと、パフォーマンスは比較的高く、かなり重めなゲーム「原神」も安定したプレイが可能でした。

ベンチマークは90~80万点

まずは、よく知られるベンチマークアプリ「AnTuTu(Ver.9)」を使ってNothing Phone (2) の処理性能を測ってみました。12GBメモリ+512GBストレージのモデルです。

3回連続で行ったところ、1回目はギリギリ90万点を超えるスコアを記録しましたが、100万点には届きませんでした。Nothing Phone (2) は、Snapdragon 8+ Gen 1の低クロック版を搭載しているとされ、通常の8+ Gen 1を搭載する「Xiaomi 12T Pro」には劣る結果になっています。

▽ハイエンドスマホ「Xiaomi 12T Pro」で「原神」パフォーマンスをチェック!その結果は......

ハイエンドスマホ「Xiaomi 12T Pro」で「原神」パフォーマンスをチェック!その結果は......

原神の動作チェック

しかし、ベンチマークはあくまで目安であり、ゲームプレイでは思わぬパフォーマンスを発揮することがあります。

というわけで、実際に原神でNothing Phone (2) の動作を確認してみます。最高画質+最大60FPS設定で、比較的動作の軽いフィールド「モンド」と、重めな「スメール(砂漠)」で検証しました。検証ツールは「TakoStats」です。

モンド:快適なプレイが可能

プレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。

▽平均49.367FPSで動作

▽FPSグラフ。あまり安定していないが低いことは無い

▽バッテリー温度グラフ。43℃程度まで上昇した

モンドでのバッテリー温度は43℃程度と許容範囲で、フレームレートも平均で50FPS近く出るという優れた結果に。フィールドを移動中は、おおむね50FPS以上で動作していました。

戦闘では元素爆発を連発してみましたが、ほとんどのシーンで40FPS以上出ていました。

また、処理落ちで極端にガクガクッとなることもほとんどなく、安定したゲームプレイが可能です。

スメール:元素爆発が重なると重くなることも

次に動作が重くなりがちなスメール(砂漠)。モンドと同じくプレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。

▽平均48.577FPSで動作

▽FPSグラフ。モンドよりも若干波が大きい

▽バッテリー温度グラフ。42℃程度まで上昇した

FPSグラフではモンドよりも波が若干大きくなったものの、平均ではほとんど変わらず48FPSを超える結果に。バッテリー温度も42℃程度と許容範囲内です。

パッと視界が開ける場所では処理落ちが起こるものの、移動程度では50FPS台前半を維持できています。

戦闘では元素爆発を連発するなどエフェクトが多く発生するとFPSが低下。ごくまれに30FPSを切ることはあったものの、それでもほとんどのシーンで30FPS以上出ていました。

全体的には、最高レベルとは言えないものの十分優れた結果で、安定したプレイが楽しめました。移動に支障がなくても戦闘で急に処理落ちするようなスマホだと快適とは言えませんが、Nothing Phone (2) はその点はクリアできていると言えるでしょう。

また、大柄のスマホで放熱面積が大きいためか、発熱もそれほど気にはなりませんでした。

Nothing Phone (2) のディスプレイをチェック

120Hz対応の大きく見やすい有機ELディスプレイ

Nothing Phone (2) は、6.7インチの有機ELディスプレイを搭載しています。

リフレッシュレートは最大120Hzでなめらかに動作しますが、LTPO技術も対応。1~120Hzの間でリフレッシュレートを動的に調整し、優れた電力消費効率を持ちます。

上部中脳にあるパンチホールは小さく、上下左右のベゼルも均一でスタイリッシュな印象を受けます。

直射日光下でも十分明るい。WidevineもL1

ピーク輝度は1,600nitsとかなり高く、夏の直射日光下でも明るく見やすいです。

なお、AmazonプライムビデオやNetflixの高画質再生に必要なセキュリティレベル(Widevine)は最高の「L1」です。実際にAmazonプライムビデオで再生してみましたが、ちゃんとHD画質で再生ができました。

Nothing Phone (2) のバッテリー・充電性能をチェック

バッテリー持ちを検証

Nothing Phone (2) は4,700mAhの大容量バッテリーを搭載しています。

そこで、バッテリー100%・音量100%・輝度60%の状態で、Amazon Prime Videoを標準画質で2時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。その他の端末との比較は以下の通りです。

機種
(リフレッシュレート)
1時間後2時間後
Nothing Phone (2)
(120Hz)
92%84%
motorola edge 40
(144Hz)
92%81%
Google Pixel 7a
(90Hz)
96%86%
Xiaomi 12T Pro
(120Hz)
97%90%
Zenfone 9
(120Hz)
95%89%
Google Pixel 7 Pro
(120Hz)
95%87%

テストの結果は、良くもなく悪くもなくと言ったところです。

とは言え、動画以外の使用ではバッテリーの減りが速い印象がなく、むしろ良好と感じました。

「原神」のような処理の重いゲームの長時間プレイはともかく、ちょっとした撮影やネットブラウジング、SNSの利用といった一般的な用途では、あまり減っていきません。多くの人が一日十分使える程度のバッテリー持ちではないでしょうか。

充電速度を検証。30分で60%以上充電できる

Nothing Phone (2) は最大45Wの有線急速充電(PPS)に対応しています。

これを使って実際に対応の充電器で充電してみました。バッテリー残1%から100%まで充電にかかった時間は以下の通りです。

充電時間バッテリー
15分34%
30分65%
45分90%
1時間99%
1時間1分100%

1時間あればほぼ満充電が可能で、30分で60%以上充電できました。寝る前に充電を忘れていても、出かける前にサッと充電しておけば長時間の使用ができるでしょう。

また、Qi規格の15Wワイヤレス充電5Wリバース充電にも対応しています。

Nothing Phone (2) の音響をチェック

ステレオスピーカー搭載で音質良好

底面のスピーカー

Nothing Phone (2) はイヤホンジャックを備えていませんが、底面と正面上部にスピーカーをそれぞれ備えるステレオ仕様です。

パンチホールの上部にあるスピーカー

スピーカーは底面の方が音量が大きめなのですが、音の広がりは良好で音質のバランスも良く迫力のあるサウンドが楽しめます。

最高クラスという訳ではないのですが、多くの人が満足できるスピーカー性能なのではないかと思います。

LDAC、aptX Adaptiveに対応

Nothing Phone (2) が高音質コーデックに対応しているか、実際に対応のイヤホンを接続して確かめてみました。

現在主流の高音質コーデック「LDAC」「aptX Adptive」どちらでも接続が可能でした。なお、コーデックの表記がNothingらしいドットになっていて面白いです。

Nothing Phone (2) のよくあるQ&A

Q1. おサイフケータイに対応?

A. Nothing Phone (2) は、「FeliCa(おサイフケータイ)」は非搭載です。

駅の改札口やコンビニ等で非接触型決済を利用したい場合は注意しましょう。

Q2. 防塵・防水性能は?

A. Nothing Phone (2) の防塵防水性能は「IP54」。2桁の数字は前が防塵、後が防水性能を表しています。

一般的なスマートフォンとしては防塵は高いレベル。一方、防水性能はいわゆる防滴です。

・IP5X:機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の料の粉塵が内部に侵入しない。

・IPX4:いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない。

ソース:KDDI

雨や水しぶきは大丈夫そうですが、水没は故障の可能性があるので注意しましょう。

Q3. 指紋・顔認証は対応?ロック解除は速い?

A. Nothing Phone (2) は指紋認証顔認証の両方に対応しています。

指紋認証は画面で行うタイプです。

解除速度はどちらもスムーズですが、指紋センサーは画面のかなり下にあるので、片手持ちで指が短めだとちょっと届きにくいかもしれません。

Q4. SIMとmicroSDの仕様は?eSIMも対応?

A. Nothing Phone (2) は、物理タイプのnanoSIMが2枚使える仕様です。一方、eSIMやmicroSDカードには非対応です。

SIMスロットは表裏にそれぞれ1枚ずつnanoSIMカードが入る仕様なので、デュアルSIM運用ができます。

Nothing Phone (2) のスペック

Nothing Phone (2) のスペックは以下の通り。前モデル「Nothing Phone (1) 」と比較しています。

 Phone (2)Phone (1)
OSAndroid 13,
Nothing OS 2
Android 13,
Nothing OS 1.5
SoCSnapdragon 8+ gen 1Snapdragon 778G+
メモリ8 / 12GB
容量128 / 256 / 512GB128 / 256GB
画面6.67インチ, OLED (LTPO),
リフレッシュレート: 1~120Hz,
ピーク輝度: 1600nits,
10bit, Gorilla Glass
6.55インチ, OLED,
リフレッシュレート: 60~120Hz,
ピーク輝度: 1,200nits,
10bit, Gorilla Glass
カメラ
(背面)
メイン: 5000万画素 (IMX890),
超広角: 5000万画素 (JN1)
メイン: 5000万画素 (IMX776),
超広角: 5000万画素 (JN1)
カメラ
(正面)
3200万画素 (IMX615)
1600万画素 (IMX471)
電池4700mAh,
45W有線急速充電,
15W Qi無線充電,
5W逆充電
4500mAh,
30W有線急速充電,
15W Qi無線充電,
5W逆充電
音響ステレオスピーカー
通信
(日本国内)
5G(Sub6): n1,n3,n28,n41,n77,n78
4G LTE:1,3,8,18,19,26,28,41,42
5G(Sub6): n1,n3,n28, n41,n77,n78
4G LTE:1,3,8,18,19,26,28,41
通信
(国際)
5G(Sub6): n2,n5,n7,n8,n12,n20,n25,n30,n38,n40,n66,n71,n75
4G LTE: 2,4,5,7,12,17,20,25,30,32, 4,38,39,40,48,66,71
5G(Sub6): n5,n7,n8,n20,n38,n40
4G LTE: 2,4,5,7,12,17,20,32,34,38,39,40,66
生体認証指紋/顔
防塵防水IP54(防滴)IP53(防滴)
寸法162.13 x 76.35 x 8.55mm,
200.68g
159.2 x 75.8 x 8.3mm,
193.5g
本体色ホワイト, ブラック
初回価格
8+128GB: 税込79,800円
12+256GB: 税込99,800円
12+512GB: 税込109,800円
8+256GB: 税込79,800円
12+256GB: 税込89,800円

ソース:Nothing

Nothing Phone (2) レビューまとめ:よくまとまった完成度の高いスマホ

Nothing Phone (2) のレビューをお届けしました。実際に使ってみて印象に残った点は以下の通りです。

ポイント

良くも悪くもでかい

背面ライトは色々な使い方ができる

使いやすいカメラ。ズーム性能〇

日常使いサクサク。ゲーム性能も〇

120Hzなめらか動作の画面。強い日差しでも視認性〇

バッテリー持ち〇。一日しっかり使えた

スピーカー音質〇。高音質コーデックも使える

特徴的なスケルトンボディや背面ライトが目立つ本機ですが、スペック通り全体的な使用感は非常に良好です。

防水性能が心もとなかったり、おサイフケータイ非対応という点がネックであるものの、価格以上の満足感を得られるスマホだと思いました。税込79,800円から購入できる数少ないハイエンドモデルということで、今後人気が高まりそうです。

防水やおサイフケータイの有無といった点では「Google Pixel 7a」や「motorola edge 40」に軍配が上がってしまいますが、ゲーム性能等スペック面はこちらが上。完成度の高いスマホです。

Nothing Phone (2) をお得に購入する方法

Nothing Phone (2) は、格安SIMのIIJmioにMNP(電話番号そのままで他社から乗り換え)すると、12+256GBおよび12+512GBモデルがお得に購入できます。

詳細は以下の記事をご覧ください。

【最新】Nothing Phone (2) をお得に購入するキャンペーン・セールまとめ!最安値をチェック

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やずX

Xiaomiモノづくり研究所の研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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