シャオミは、3月に発表したRedmi Note 12シリーズの発売を開始しています。
そして、アテネで開催された発売イベントで、ヨーロッパでの同シリーズに「Redmi Note 12 Pro 4G」「Redmi Note 12S」の2機種が加えられることが明らかになりました。この2機種は、すでに3月にリークされていたものです。
Redmi Note 12 Pro 4G
まず、Redmi Note 12 Pro 4Gについてご紹介します。
このモデルは数日前にインドネシアで発表され、ヨーロッパ向けにも展開されます。現時点では、少なくともヨーロッパの南部と東部の一部での展開が明らかになっていますが、今後、より広い範囲でも発売される可能性があります。
このモデルには、3年型落ちの「Snapdragon 732G」チップセットと1億800万画素のメインカメラが搭載されています。また、67Wの急速充電に対応する5,000mAhバッテリー、120HzリフレッシュレートのAMOLEDディスプレイ、3.5mmイヤホンジャックを搭載。また、Dolby AtmosとDolby Vision、4K画質のビデオ撮影に対応します。
その他の仕様は現時点では明らかにされていませんが、このモデルは、充電以外はほとんど2年前のモデル「Redmi Note 10 Pro」と同様です。ヨーロッパでの価格は、329ユーロ(約4.7万円)と伝えられています。
Redmi Note 12S
次に、Redmi Note 12Sについてご紹介します。
このモデルは、1億800万画素のメインカメラと、90Hzリフレッシュレートの6.43インチディスプレイを搭載しています。この画面は有機ELか液晶かは不明です。
その他、MediaTek製「Helio G96」チップセット、IRブラスター、指紋センサー、デュアルスピーカー、および33W急速充電対応の5,000mAhのバッテリーを搭載。また、IP53防塵防水、拡張可能なストレージに対応しています。
このモデルは、オニキスブラック、アイスブルー、パールグリーンの3つのカラーバリエーションがあり、ヨーロッパでの価格は、289ユーロ(約4.2万円)と伝えられています。なお、以上のスペックは昨年のモデル「Redmi Note 11S」と同様です。
こうしたシリーズの傍流とも言えるようなモデルは日本では発売されない可能性が高い......と言いたいところですが、昨今の円安状況を受けての日本での展開ラインアップが超低価格製品が多くなっていること(Redmi 12C、Redmi Smart Band 2等)を考えると、あり得なくもないのかもしれません。
ソース:GSMArena