シャオミの高性能タブレット「Xiaomi Pad 6」で、最も重いと言われる3Dゲーム「原神」の動作チェックを行いました。
初めに結論を書いておくと最高画質でもまあまあ快適なプレイが可能。タブレットの大画面で原神をプレイしたい方方は、以下詳細を是非ご覧ください。
※この記事は、Xiaomi Japan様より製品をご提供いただき作成しています。
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Xiaomi Pad 6のベンチマークは70万点前後
まずは、よく知られるベンチマークアプリ「AnTuTu(Ver.9)」を使ってXiaomi Pad 6の処理性能を測ってみました。6GBメモリ+128GBストレージのモデルです。
3回連続で行ったところ、いずれも70万点前後のスコアを記録しました。
100万点を超えるような超高性能のSoCには劣るものの、回数を重ねても大きくスコアが低下することなく安定した性能です。
Xiaomi Pad 6で原神の動作チェック
しかし、ベンチマークはあくまで目安であり、ゲームプレイでは思わぬパフォーマンスを発揮することがあります。
というわけで、実際に原神でXiaomi Pad 6の動作を確認してみます。最高画質+最大60FPS設定で、比較的動作の軽いフィールド「モンド」と、重めな「スメール(砂漠)」で検証しました。検証ツールは「TakoStats」です。
モンド:快適なプレイが可能
プレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。
▽平均44.516FPSで動作
▽FPSグラフ。10分あたりから最大50FPSに制限されている
▽バッテリー温度グラフ。温度は38℃まで上昇
モンドでのバッテリー温度は38℃とかなり低く抑えられており、フレームレートも平均で40FPS以上と安定感のある結果に。やはりタブレットはスマホよりも圧倒的に放熱面積が大きく、温度面では非常に優秀です。
ただし、元々のSoCが古い世代のものなので、超高性能な「Snapdragon 8 Gen 2」等を搭載するスマホには劣ります。10分程度プレイしていると、最大50FPSに制限する処理が入りました。
戦闘では概ね30~40FPS台で動作します。
元素爆発を連発したシーンではおおむね30FPS前後で動作。一瞬20FPS台に低下することもありました。
決して最高峰のプレイができるというわけでなないのですが、極端にFPSが低下することはあまりなくプレイ環境としては安定していました。
スメール:元素爆発が重なると重くなることも
次に動作が重くなりがちなスメール(砂漠)。モンドと同じくプレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。
▽平均43.313FPSで動作
▽FPSグラフ。開始直後に50FPS制限が入っている
▽バッテリー温度グラフ。39℃程度と安定
FPSはモンドとは異なり、すぐに50FPS制限が入ったものの、平均はほとんど変わらず約43FPSで動作。バッテリー温度の上昇も39℃程度で安定しており優秀です。
流石に戦闘シーンでは40FPSを超えることはほとんど無く、30FPS台で動作しているシーンが多いです。
元素爆発などでエフェクトが多数重なると20FPSを切りそうになることも。このへんは基礎性能の限界が垣間見えます。
全体的には、まあまあではあるもののプレイ自体は安定。常時50FPS台で動作するような超快適プレイはできないものの、極端にガクッと処理落ちすることはあまりありませんでした。
まとめ:原神の動作はまあまあだが安定
以上、Xiaomi Pad 6での原神の動作チェックでした。
結論は、すごく良い......とは言えないものの安定したプレイが可能でした。とは言え、希望小売価格が税込49,800円(6+128GBモデル)で、これだけのプレイができるのであればコスパは非常に優秀と言えるでしょう。
また、原神はメモリが多いほうが有利なので8GBモデルならより快適の可能性があります。
一方、そもそも原神のUIは特段タブレットに最適化されているわけでなく(=スマホと同じ)、正直スマホでやった方が操作しやすいという問題があるのですが......。
とは言え、最高画質+60FPS設定だとあっという間に40℃を超えてしまうスマホと比べると、タブレットの圧倒的に大きな放熱面積は長時間のプレイには有利です。もし、原神をタブレットでプレイしたい場合にXiaomi Pad 6は良い候補の一つとなるでしょう。