シャオミの日本独自モデル「Redmi Note 10 JE」に、Android 13をベースとする最新カスタムOS「MIUI 14」の配信が始まったようです。
最新版のMIUI 14では、新機能やバグ修正、およびパフォーマンスの改善等、様々なアップデートがあります。
日本独自仕様のモデルとしては初
Redmi Note 10 JE(型番:XIG02)を取り扱うauのアップデート情報を確認すると、1月31日付で「Android 13」へのアップデートが配信されているとのことです。
アップデートのファイルサイズは約3.4GBと非常に大きく、シャオミ独自のカスタムOS「MIUI」が以前の13から14に更新されます。
実際にTwitterでは、アップデートが届いたことを報告するツイートがいくつか確認できます。
RedmiNote10JE MIUI14入れたゾ! pic.twitter.com/Tnrg6qq7f3
— ミ?田(みた) (@mita_98_) January 31, 2023
これまで日本で販売されているモデルとしては「POCO F4 GT」および「Xiaomi 11T」にMIUI 14のアップデートが確認されていますが、この2機種はグローバル版と同じ仕様です。
▽日本でも「MIUI 14」が配信キターーー!「POCO F4 GT」が第一号に
Redmi Note 10 JEへのMIUI 14アップデートは、日本独自仕様のモデルとしては初となります。この他、「Xiaomi 11T Pro」「Xiaomi 12T Pro」「Redmi Note 11 Pro 5G」「Mi 11 Lite 5G」が、事実上の日本独自仕様で、いずれもFeliCa(おサイフケータイ)対応のために、グローバル版とは異なるファームウェアを使用しています。
Redmi Note 10 JEはスペック的にはローエンドと言えるモデルであり、基本的にアップデートは後回しにされがちです。それにもかかわらず、かなり早いタイミングでアップデートされたことは、それだけシャオミが日本市場を重視していることを示すものでもあるでしょう。
その他の機種にも、早期のAndroid 13 / MIUI 14アップデートが期待されます。MIUI 14についての詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14について
MIUI 14では以下の改善や変更が含まれます。ただし、これらは中国版の情報のため、グローバル版では多少異なる可能性があります。
最適化で動作が快適に。消費電力も軽減
MIUI 14では、OSの基本機能の役割を担うソフトウェアであるカーネルに加えられた改良により、システムパフォーマンスが向上。システムの動作性は88%もスムーズにになり、消費電力を16%削減。また、以前のMIUI 13と比較して、システム サイズは23%も縮小されています。
また、アプリの不要な自動起動プロセスを1つずつチェックし、メモリ使用量を厳密に制御。ブートメモリを可能な限り解放して、適切に使用できるように改善されたとのことです。
これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善すると思われます。
アプリの新機能と改善
ホーム画面に設置するアプリのサイズが1~4種類で選べるようになりました。また、ホーム画面内に動くキャラクターを設置できるようになります。
一見すると、これまでのMIUIに、AppleのiOS、VivoのOrisinOSを加えたかのような見た目です。
また、プリインストールされているシステムアプリは、8つ以外はすべて後から削除できるようになりました。
これにより、たくさんの使わないアプリでごちゃごちゃしたホーム画面を、もっとスッキリとさせることができるでしょう。
その他の機能の追加&改善
セキュリティとプライバシー機能が強化され、無線イヤホンの接続速度が50%、ストリーミングの転送速度が77%それぞれ向上。また、スマート家電との連携強化やファミリーアカウント機能の追加等が行われています。
なお、今回TwitterでRedmi Note 10 JEのMIUI 14アップデートを報告した「ミ田(Twitter:@mita_98_)」さんは、自身のブログで具体的なRedmi Note 10 JEのアップデート内容を詳細にまとめています。気になる方は、是非こちらもチェックしてください。