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Redmi Note 10T 実機レビュー!スペックは最低限でも、おサイフ、防水、顔/指紋認証など全部対応

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この記事では「Redmi Note 10T」の実機レビューをお届けします。

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ジャンプできる目次

Redmi Note 10Tの主な特徴:日本に最適化されたエントリー5Gスマホ

概要

Redmi Note 10Tは「Snapdragon 480 5G」を搭載するシャオミのエントリー5Gスマホで、IP68防水、eSIM、おサイフケータイに対応しています。

家電量販店やECサイト、各種MVNOで扱われるオープンマーケット版と、ソフトバンク/ワイモバイル版が販売されています。

主な特徴

ポイント

✅5G対応のエントリーモデル

IP68の防水/おサイフ対応

nanoSIM+eSIMのデュアルSIM対応

5,000万画素AIデュアルカメラ

✅90Hz駆動の6.5インチ大画面ディスプレイ

✅5,000mAhの大容量バッテリー

最大1TBのmicroSD/イヤホンジャックも対応

価格

Redmi Note 10T(オープンマーケット版)の市場想定売価は3万4,800円(税込)です。これよりも安く購入したい場合はコチラをご覧ください。

Redmi Note 10Tはラウンド形状で持ちやすいスマホ

本体をチェック

Redmi Note 10Tの背面パネルはツヤツヤした質感の樹脂素材です。カラーは「アジュールブラック」「ナイトタイムブルー」「レイクブルー」の三色。筆者が購入したのはレイクブルーですが、これのみオープンマーケット版限定のカラー。樹脂ながら安っぽさを感じませんが、指紋は結構目立つ印象です。

カメラモジュールの出っ張りはあまり大きくはありません。また、重量は約198gと決して軽い訳ではないものの、側面が丸みを帯びたラウンド形状もあってか持ちやすくなっています。

正面はフラットな液晶ディスプレイ。いわゆる下アゴや画面中央上部のパンチホールは、どちらもそれほど大きい印象は受けません。

端末側面のカメラ側には、音量操作ボタン、電源ボタン兼指紋センサーがあります。

やずX
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最近のiPhoneにはない指紋認証が使えるのは嬉しいですね!

端末側面の反対側にはSIMカードスロットがあります。SIMピンを使って開けるタイプなので、SIMピンをなくさないようにしましょう。

また、カメラの横にはFeliCaを内蔵しているので、「おサイフケータイ」を使うことができます。

天面には3.5mmイヤホンジャック、IRブラスター(赤外線リモコン)、マイク穴があります。

底面にはスピーカー穴、充電ポート、マイク穴があります。充電ポートはType-Cなので、ケーブル購入の際に間違えないようにしましょう。

ツヤツヤのバックパネルはかなり反射します。この辺は好みが分かれるところでしょうか。

付属品をチェック

Redmi Note 10Tのパッケージは、白地にオレンジ/ピンクで製品名が書かれておりポップなデザインです。

パッケージ内容

✅本体

✅TPUクリアケース

✅フィルム(貼付済)

✅SIMピン

✅説明書

パッケージ内容は以上の通り。ケース付属でフィルムは最初から貼られているのが親切です。ただし、充電器は別売りなので別途用意しましょう。

Redmi Note 10Tは5G対応!日常使用はストレスなくサクサク

Redmi Note 10Tは5G対応の「Snapdragon 480 5G」というSoC(CPU)を搭載しています。

Snapdragon 480 5Gは処理性能も決して低くありません。実際に「AnTuTuベンチマーク(Lite版)」を使って計測したところ、約30万点でした。

やずX
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昨年のローエンド端末なら15万点前後だったので一気に進化しています!

GPU値が低いので、3Dゲームを最高設定でサクサク快適に動作させるのは物足りないのですが、その他の日常使用ではサクサク動き、ストレスを感じることもほとんどないでしょう。

Redmi Note 10TはFHD+の大画面ディスプレイ搭載。1.5倍駆動で滑らか動作

Redmi Note 10Tは、6.5インチの大画面液晶画面を搭載しています。解像度はフルHD+(2,400 x 1,080ピクセル)の鮮やかなディスプレイとなっています。

また、旧来のスマートフォンと比べて1.5倍の高駆動(60Hz→90Hz)なので、動きも滑らかです。

ディスプレイ上部の真ん中にはパンチホールがあり、インカメラが収められています。パンチホールは小さめであまり目立ちません。

ただし、逆光では輝度が足らずかなり見にくくなります。例として、逆光で写真を撮影する場合は以下のようなイメージです。

←実際に撮影される写真:見えている画面→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

左側が実際に撮影される写真ですが、撮影中の画面はほぼ白と黒くらいしか認識できないので、何を撮っているのかはっきりと分かりません。

このスマホに限った話ではありませんが、近年の液晶ディスプレイ搭載機種の多くは廉価機種=輝度が低いので、日差しが強い状態で画面はかなり見にくくなります。

やずX
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この点では、防水がない(防滴程度)もののMi 11 Lite 5Gは輝度が高く優秀です!

 

なお、液晶ディスプレイは視野角で有機ELに劣ると言われますが、Redmi Note 10Tの視野角はそれほど悪くありません。

Redmi Note 10Tは5000万画素カメラ搭載

Redmi Note 10Tは背面にデュアルカメラを搭載しています。構成は以下の通りです。

・メイン(広角):5,000万画素

・深度センサー:200万画素

深度センサーは写真や動画を撮影できるものではないので、実質シングルカメラです。動画の画質は720Pまたは1080Pで、どちらもフレームレートは30FPS。手振れ補正はありません。

それでは、以下カメラで撮影した作例になります。

非常にビビットな色合いのAI補正

Redmi Note 10Tは色合いを鮮やかにしてくれるAI補正を備えています。

←補正なし:補正あり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

ツツジの花をAI補正オンで撮影しました。AI補正がない場合、肉眼で見たよりも若干暗めで色が薄い印象ですが、補正が入ると全体的にビビットな色合いに補正されます。

←補正なし:補正あり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

展望スポットから棚田を撮影しました。AI補正がないとどことなく暗めでパッとしない写真ですが、補正がうまく機能すると鮮やかで映える写真になります。ただし、AIの反応はあまり良くなく、被写体の認識速度も遅いです。

やずX
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全く認識してくれないときは少し傾けたりすると、認識してくれたりします。

光は強くても弱くてもダメ。ダイナミックレンジが非常に狭い

Redmi Note 10Tのカメラは非常にダイナミックレンジが狭く、白飛びや黒潰れが頻繁にみられます

上掲の写真は上位モデルのRedmi Note 11 Pro 5Gと比較したものですが、黒潰れが目立ち全体的に暗い写真になっています。

光が強くても弱くてもダメで、逆行を除く太陽光下以外ではこうした黒潰れや白飛びが多く発生します。

←補正なし:補正あり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

これは、AI補正オンにした場合より顕著で、混ぜそばの右側にあるタマネギのスライスが白飛びしています。特に光がそれほど強くない室内での写真は激しく白飛びします。

効果的に機能するポートレートモード

Redmi Note 10Tはポートレートモードを備えており、背景を効果的にぼかしてくれます。

被写体の認識は適格。背景はしっかりぼけている一方で、輪郭は変にぼやけていません。深度センサーを搭載していることもあり、奥行きの判定はしっかりしているようです。

ズーム性能は良くない。写真としては2倍前後が限度

Redmi Note 10Tは望遠カメラを持っていないので、ズームはデジタル処理で行います。

1倍

2倍

上の写真は同じ場所から1倍と2倍ズームで撮影した写真ですが、2倍ズーム程度ならそれほど粗さは目立ちません。

3倍

4倍

しかし、3倍、4倍と拡大としていくと徐々に粗さが分かるようになってきます。

5倍

10倍

5倍、10倍(最大)でズームしてみました。ここまで拡大するとかなり粗さが目立ち、10倍だとかなりぼやっとした写真で解像感は全くなくなります。

元が良くないので、夜景モードの効果は大きい

Redmi Note 10Tは夜景モードを備えています。

←非夜景モード:夜景モード→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

センサーサイズが非常に小さい(1/2.76インチ)こともあり、基本的に夜景は苦手です。ただし、夜景モードの処理自体は悪くないため、ある程度ノイズを除去し明るく仕上げてくれます。

やずX
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元が良くない分、夜景モードはかなり良く見えてしまいます。

カメラ総評:カメラに期待してはいけない

Redmi Note 10Tのカメラ性能の総評については以下の通りです。

ポイント

✅適切な光量が"あれば"まともに撮れる

✅ダイナミックレンジが狭く、白飛び・黒潰れが起こりがち

✅かなりビビットな色合いのAI補正

✅ズーム性能は低い

ポートレート&夜景モードはまあまあ使える

✅動画性能は最低限。手振れ補正なし

Redmi Note 10Tのカメラ性能を一言でまとめると「期待してはいけない」です。

光量の影響を強く受け、黒潰れ&白飛びがよく起き、AI補正は良くも悪くもかなり派手。撮影した写真の多くは微妙なものになるでしょう。また、手振れ補正も備えていないので、動画に振動がダイレクトに伝わります。

最近では3、4万円の価格帯で誰でもパッと映える写真が取れる端末が増えてきましたが、Redmi Note 10Tで綺麗な写真を撮る条件がかなりシビアで、お世辞にも使いやすいとは言えません。

やずX
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カメラ性能に期待する人はOPPO Reno5 AMi 11 Lite 5Gがオススメです!

Redmi Note 10Tは大容量バッテリー搭載

バッテリー持ちを検証。トップクラスのバッテリー持ち

Redmi Note 10Tは5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。

バッテリーを100%にし、Amazon Prime Videoを標準画質で二時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。価格の近い端末やiPhone SEとの比較表は以下の通りです。

1時間後2時間後
Redmi Note 10T95%90%
Redmi Note 1194%87%
OPPO Reno5 A92%82%
iPhone SE91%78%

結果はトップクラスのバッテリー持ちです。ハードな使い方でも1日耐えられるレベルで、ライトな用途なら余裕で2,3日持つと思います。

やずX
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バッテリー残量が気になる人には嬉しいですね!

充電速度を検証。1時間で70%以上充電できる

Redmi Note 10Tは18Wの急速充電を搭載しています。

そこで、急速充電器を用いてバッテリー残量が0%の状態からの充電時間を実際に計測してみました。詳細は以下の通りです。

充電時間バッテリー
30分38%
1時間71%
1時間30分87%
2時間99%
2時間16分100%

満充電にかかる時間は約2時間16分でした。80%あたりまでの充電は速く、1時間あれば70%程度は充電できるので夜寝る前に充電を忘れても安心です。

途中から充電が遅くなるのは、バッテリーにかかる負担を和らげるためで、Redmi Note 10Tに限った話ではありません。つまり、最近の端末としては極々普通です。

なお、充電器は付属しないので別途用意してください。

Redmi Note 10Tはおサイフケータイ搭載

Redmi Note 10Tは、カメラの横に非接触型決済「FeliCa(おサイフケータイ)」を内蔵しています。

これにより、駅の改札口やコンビニ等、様々な場所で素早い支払いが可能。とりあえずあると安心な機能ですね。

Redmi Note 10Tは最高レベルの防塵防水に対応

Redmi Note 10Tの防塵防水性能は「IP68」の最高レベル。完全な防塵構造で、水面下での使用が可能となっています。

・IP6X:粉塵の侵入が完全に防護されている

・IPX8:水面下での使用が可能

やずX
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急な雨、水回り、屋外でも安心して使うことができますね!

Redmi Note 10Tは側面指紋認証と顔認証に対応

Redmi Note 10Tは側面指紋認証と顔認証の両方に対応しています。電源ボタンが指紋センサーを兼ねており、押さずとも触れるだけでロックが解除されます。

認証速度は指紋の方が若干速い印象ですが、決して遅いというほどではないので、多くの人はそれほど気にならないでしょう。

Redmi Note 10Tは物理SIM+eSIM+microSD対応

Redmi Note 10Tは物理SIM、eSIM、microSDにそれぞれ対応します。

microSDによる容量拡張は最大で1TBに対応。たくさんデータを保存する人でも安心です。

Redmi Note 10Tはシングルスピーカー+イヤホンジャック搭載

Redmi Note 10Tのスピーカーはシングル(モノラル)です。デュアルスピーカーと比べれば当然音の迫力はありませんが、滅茶苦茶悪いという訳でもありません。音量も普通です。

スピーカーは物足りない仕様ですが、天面に3.5mmイヤホンジャックを備えています。最近はイヤホンジャックが省かれる機種が多いので、どうしても有線イヤホンが使いたい方には嬉しい仕様です。

Redmi Note 10Tスペック表

Redmi Note 10Tのスペックは以下の通りです。

 Redmi Note 10T
OSAndroid 11, MIUI 13
SoCSnapdragon 480 5G
メモリ4GB
容量64GB
最大1TBのmicroSD等に対応
画面6.5インチ
解像度: 2400 x 1080 (FHD+)
コントラスト比: 1500:1
リフレッシュレート: 最大90Hz
Corning®Gorilla®Glass3
カメラ
(背面)
メイン (広角):5,000万画素
深度センサー:200万画素
カメラ
(正面)
800万画素
電池5000mAh, 18W急速充電
充電器付属なし
音響シングルスピーカー
イヤホンジャックあり
生体認証側面指紋/顔
おサイフ
ケータイ
対応
防塵防水IP68
5Gn3/n28/n77/n78
4GLTE-FDD: B1/2/3/4/8/12/17/18/19*/26/28
LTE-TDD: B38/39/40/41(2545-2650MHz)/42
寸法163 × 76 × 9.0mm, 198g
本体色アジュールブラック, ナイトタイムブルー,
レイクブルー(オープンマーケット限定)
その他Bluetooth 5.1
WiFi5 (2.4GHz/5GHz)
デュアルSIM (1 nanoSIM, 1 eSIM)
価格市場想定売価
3万4,800円(税込)

Redmi Note 10Tレビューまとめ:最低限の性能ながら、安心が全部欲しい人向け

Redmi Note 10Tのレビューをお届けしました。主な特徴は以下の通りです。

ポイント

✅モタつかない程度の性能はあるCPU

✅90Hzなめらか駆動の液晶画面

カメラは低品質

✅バッテリー持ちがかなり良い

✅おサイフ、防塵防水、指紋/顔認証全部入り

イヤホンジャック、microSD、eSIM対応

一言でまとめると「スペックは最低限、されど全部入りの5Gスマホ」です。

高い性能や豪華な機能はありませんが、「おサイフケータイ、防塵防水、指紋/顔認証、イヤホンジャック、microSDカード、eSIM」が全部あるので、後から「あれがないこれがない」で悩むことがありません。

この手のスマホは、とりあえず全部入れておいて動きは最低限以下のカクカクが多かったのですが、Redmi Note 10Tはこの点はちゃんとクリアしており、日常使用であればほとんど問題ありません。

こうした特徴に問題を感じなければ購入しても良いでしょう。しかし、現状ではほぼ上位互換の「OPPO Reno5 A」が非常にお得に購入できるようになっているので、フルプライス(税込3万4,800円)で購入するのは正直言って微妙。

全部入りを捨てるなら、より安くスペックではむしろ優る「Redmi Note 11」、よりハイスペックで超薄型軽量の「Mi 11 Lite 5G」もライバルです。

Redmi Note 10Tは格安SIMとの同時契約がお得!!

Redmi Note 10TはAmazonや楽天などで販売されており、価格は3万4,800円(税込)となっています。

 

しかし、格安SIMとの同時契約なら1万円以下の価格でお得に購入することができます。詳細は以下の記事をご覧ください。

 

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やずX

Xiaomiモノづくり研究所の研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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