シャオミのライカ共同開発カメラ搭載のスマートフォン「Xiaomi 15T」をお借りし、カメラでたくさん撮影してきたので作例や感想を記事にまとめました。
市場想定価格は税込64,800円~とミドルレンジ帯のような価格設定となっていますが、上位機種と同じくライカ共同開発カメラを搭載したスマートフォンとなっています。
【製品貸出】Xiaomi Japan(小米技術日本株式会社)
ジャンプできる目次
Xiaomi 15Tのカメラ性能をチェック
ライカと共同開発したトリプルカメラシステム

Xiaomi 15Tは、ライカ VARIO-SUMMILUX光学レンズのトリプルカメラを搭載。構成は以下の通りです。
| 標準(広角) | 5000万画素 Light Fusion 800 (1/1.55, f/1.7, 23mm) 光学式手振れ補正 (OIS) |
| 2x望遠 | 5000万画素 (f/1.9, 46mm) |
| 超広角 | 1200万画素 (f/2.2, 15mm, 120°) |
6万円台のスマホとしては豪華な構成となっており、2種類のライカ写真スタイルや、独自のライカフィルターなども備わっています。
動画については、4K画質(30fps, 60fps)での撮影も可能です。
カメラ総評:画質〇。独自の撮影スタイルも楽しい
総評としては、純粋にカメラ画質が良く、独自の撮影スタイルも楽しめるスマホです。
Xiaomi 15Tの魅力の一つは、2種類のライカ撮影スタイル(Leicaバイブラント、Leica オーセンティック)で撮影が楽しめる点でしょう。


Leica バイブラントは鮮やかな色合いで撮れ、Leica オーセンティックは黒と白をより強調したコントラストが印象的です。
また、本機はメインカメラ+超広角カメラに加えて、2倍光学ズームの望遠カメラを搭載していることも特徴です。
望遠カメラは焦点距離が長いため近くのものを撮影するには向きませんが、メインカメラが2倍ズームでもキレイに撮れるようになっているので、食べ物の撮影はこちらがオススメです。
※焦点距離、明るさに応じてメインカメラ or 望遠カメラは自動で切り替わる。


また、ポートレートモードも背景のぼかしが自然で、被写体が際立つ美しい写りになります。

2x望遠カメラ(46mm)も日中の画質は良好。OIS(光学式手振れ補正)がなく夜間ではブレやすいものの、一定の明るさがあれば魅力的な写真が撮影できます。


4x光学相当ズームにも対応しており、光量がしっかりあれば良好な画質で撮影することができました。

正直、メインカメラの2倍ズームでもキレイに撮れるようになっている時代に、2倍望遠カメラが必要なのか?と疑問に思ったのですが、4倍でもキレイに撮れるのはこの望遠カメラのおかげなので、ぜひ4倍光学相当ズームは活用してほしいと思います。
そして撮影後の編集機能も充実しており、特にフィルターは多種多様。
以下は一例ですが、フィルターを使うことで同じ写真でもガラリと雰囲気を変えられます。




もちろん夜景モードも搭載しており、特にメインカメラでは手軽に美しい夜景が撮影できます。


まとめると、トリプルカメラというハードウェアだけでなく、画質のうえでも機能の面でも魅力的なスマホ。また、カメラアプリの挙動もキビキビとしており、ストレスを感じませんでした。
以下、ズーム性能、夜景モード等について個別にまとめているのでご覧ください。
ズーム性能:5xズームでもそこそこキレイ
Xiaomi 14T Proは標準カメラ(23mm)に加えて、0.6x超広角(15mm)、2x望遠(46mm)のトリプルカメラを搭載。最大60倍ズームに対応しており、5x程度までならキレイに撮れます。
以下、0.6x超広角と1x(ズームなし)、そして2x、4x、5x、10x、20x、30x(最大倍率)それぞれのズームの比較です。



2xの望遠カメラは、4xズームでも優れた画質を実現しており、日中ではしっかりキレイに撮れるようになっています。

これを超えるズームはハイブリッドズームとなります。
より高倍率のズームは以下の比較をご覧ください。





5xズームでも一定の画質を保っているのは好印象。
流石にそれ以上となると徐々にぼやけた感じになっていきますが、それでも何が写っているかはちゃんと分かるレベル。記録用には十分実用的でしょう。
夜景モード:特にメインカメラが暗所に強い
Xiaomi 15Tは夜景モードに対応。望遠カメラでもまあまあキレイに撮れますが、やはりセンサーサイズが大きくOIS(光学式手振れ補正)もあるメインカメラが魅力的です。
以下、夜景モードOFF/ONで、それぞれのカメラの作例です。






メインカメラ以外は、夜景モードを使った場合でも画質や明るさといった点で正直厳しいです。
望遠および超広角は日中のみ、メインカメラは日中も暗所も使えるオールラウンダーといった感じで使い分けるのがオススメです。
夜景モード×メインカメラなら暗所でもクッキリ撮れますね!
動画の手振れ補正:OIS搭載の標準カメラが〇
Xiaomi 15Tのメインカメラは、光学式手振れ補正を搭載しており、ブレの少ない動画を撮ることができます。

実際に動画を撮影してみると、手振れ補正がしっかり効いており良好な性能だと感じました。4K+60FPSの動画が撮影できることも良い点です。
まとめ:6万円台で手に入る高画質カメラのスマホ

以上、Xiaomi 15Tのカメラ性能のチェックでした。
ライカと共同開発したトリプルカメラシステムを搭載しており、6万円台という価格を考えればカメラ性能は非常に高いモデルとなっていました。
2種類の撮影スタイルを楽しめることや、単純に画質が良いこと(特にメインカメラ)、カメラアプリの挙動がキビキビとしていてストレスなく使える点が高得点。

また、多種多様なフィルターにより、撮影した写真の雰囲気をガラリと変えることも可能。
撮影だけでなく編集も手軽に楽しめるスマホとなっており、カメラ重視のユーザーであれば是非検討してほしいスマホです。

なお、上位機種には5倍望遠カメラや、より大きなセンサーのメインカメラを備えた「Xiaomi 15T Pro」があります。さらにカメラ性能にこだわりたい方はこちらを検討してみても良いでしょう。
▽Xiaomi 15T Pro レビュー!実際に使った評価。ベンチマーク・カメラ・バッテリー性能を検証
Xiaomi 15T Proの方は、おサイフケータイも対応しています!
Xiaomi 15T / 15T Proの価格
Xiaomi 15T / 15T Proの各構成と市場想定価格は以下の通り。
| 容量 | Xiaomi 15T | Xiaomi 15T Pro |
| 12GB+256GB | 64,800円 | 109,800円 |
| 12GB+512GB | 69,980円 | 119,800円 |
| 12GB+1TB | - | 129,800円 |
※価格は税込
※販路によって実売価格は異なる可能性があります。
一方、格安SIM(MVNO)のIIJmioではMNP(他社から乗り換え)でお得にXiaomi 15T / 15T Proを購入可能。詳細は以下の記事をご覧ください。
▽Xiaomi 15T / 15T Proをお得に購入するキャンペーン・セールまとめ!IIJmioにのりかえ(MNP)でお得

