シャオミが次世代オペレーティングシステム「Xiaomi HyperOS 4」の全貌を明らかにし、中国国内のユーザーに向けてBeta版の配信を順次開始しました。
「シームレスでスムーズな体験」をテーマに掲げ、デザインの刷新やシステムの最適化、AI機能の劇的な強化など、多岐にわたるアップデート内容が含まれています。
シャオミ公式サイトおよび公式Weiboアカウントにて明らかにされた情報を以下にまとめます。
デザイン刷新とパフォーマンスの向上
Xiaomi HyperOS 4では、「生命感美学」と名付けられた新しいデザインが導入されています。

環境の色彩を感知して自然に溶け込む「ソフトライトガラス」や、ユーザーの操作にいきいきと反応するライトエフェクトが採用されました。ロック画面の時計や通知、フォルダのサイズなどもより柔軟にカスタマイズ可能となり、ユーザー一人ひとりに合わせた使いやすい空間を提供すると謳っています。
また、システムレベルの最適化により、動作の滑らかさが大幅に向上したとのこと。

AIがアプリの起動を予測してメモリを事前に準備することで、前バージョンのXiaomi HyperOS 3と比較して、9時間使用時の30アプリ起動にかかる総時間が17.5%短縮。さらに、カメラアプリの動作速度やHDR撮影速度も劇的に向上し、高負荷な環境下でのフレームドロップ率も極めて低い水準に抑えられているとしています。
なお、高度なライトエフェクトやソフトライトガラスなどの一部機能は、ハードウェアの性能に依存するとのこと。
公式発表によると、これらの機能を完全に体験するには「Snapdragon 8 Elite」、「Dimensity 9500」、または「XRING O1」以上のチップを搭載したデバイスが必要となります。
「Super XiaoAi 2.0」と強固なエコシステム
AIアシスタント機能は、「Xiaomi MiMo」大規模言語モデルをベースにした「Super XiaoAi 2.0」へと大幅な進化を遂げたとのこと。

「Xiaomiスーパーアイランド」を利用してバックグラウンドでタスクを処理させたり、画面下部のバーからいつでも音声アシスタントを呼び出したりすることが可能に。
また、画面上の要素を指差しながら「ナビして」「同モデルを探して」と指示するだけで、ユーザーの意図を正確に汲み取って実行することもできるようです。
さらに強力な「エキスパートモード」も搭載されています。
一言で写真の検索やアルバム作成ができるほか、複雑な旅行計画の立案、スライド資料(PPT)やウェブページの自動生成までサポート。AIによる通話の自動応答や要約、音声録音からの議事録作成機能も追加され、生産性が飛躍的に向上したと謳っています。
デバイス間の連携機能もこれまで以上に強化されたとのこと。
スマートフォンとPC間でファイルをやり取りできる空間ファイル取得機能や、作業状態を引き継ぐ対話リレーなどが利用可能に。
また、WindowsやMacとの連携もサポートしており、異なるOS間でもシームレスな体験を実現。ユーザーのプライバシー保護にも注力しており、端末とクラウドでの機密計算によってデータの安全性を確保したとしています。
Xiaomi HyperOS 4 Beta版の配信対象機種とスケジュール
Xiaomi HyperOS 4、まるで液体のようになめらかで、ガラスのように美しいデザイン pic.twitter.com/AKlEG0nGXa
— やずX (@F10Dfjtu) August 14, 2026
シャオミは、2026年8月14日より中国国内のユーザーに向けて、Xiaomi HyperOS 4 Beta版の配信を開始しました。
最新のフラッグシップモデルから順次対象が拡大される予定で、公式に発表されたBeta版のプッシュ配信スケジュールと対象機種は以下の通りです。
| 配信開始時期 | スマートフォン | タブレット |
| 8月14日〜 | Xiaomi 17 Ultra、Xiaomi 17 Ultra by Leica、Xiaomi 17 Pro Max、Xiaomi 17 Pro、Xiaomi 17、REDMI K90 Pro Max チャンピオン版、REDMI K90 | Xiaomi Pad 8 Pro、Xiaomi Pad 8 |
| 8月27日〜 | Xiaomi 17 Max、Xiaomi 17T Pro、Xiaomi 17T、Xiaomi 15 Ultra、Xiaomi 15 Ultra デュアル衛星通信版、Xiaomi 15S Pro、Xiaomi 15 Pro、Xiaomi 15、REDMI K90 Max、REDMI K90 Ultra | REDMI K Pad 2 |
| 9月17日〜 | REDMI K100 Pro Max、REDMI K100 Pro、REDMI K80 Pro、REDMI K80 Ultra、REDMI K80、Xiaomi MIX Flip 2 | Xiaomi Pad 7 Ultra、Xiaomi Pad 7S Pro 12.5 |
一部の機能は機種やハードウェアの制限により利用できない場合があり、具体的なスケジュールは状況に応じて微調整される可能性があります。
また、シャオミは今回のテストによりユーザーからのフィードバックを集め、より洗練されたシステムの構築を目指すとしています。

ついにそのベールを脱いだXiaomi HyperOS 4は、単なるUIの変更にとどまらず、最新のチップセット性能とAI技術を極限まで引き出す野心的なアップデートだと感じます。
特に生成AIを駆使した「Super XiaoAi 2.0」や、PCをも巻き込んだデバイス連携の強化は、日常生活やビジネスでの利便性を劇的に変えてくれそうです。日本市場を含めたグローバル版の展開にも大きな期待が高まります。
ソース:Xiaomi、Weibo(小米澎湃OS)