シャオミ・ジャパンが日本発売を予定している「POCO X7 Pro」を事前にお借りすることができたので、AnTuTuベンチマークや、非常に重いことで有名なゲーム「原神」でその性能を検証してみました。
POCO X7 Proは高性能なSoC「Dimensity 8400-Ultra」を搭載しつつも価格を抑えた高コスパモデルで、2025年1月にグローバル発表済み。
日本向けには、2025年2月12日正午に価格など詳細発表&発売開始と告知されています。
製品貸出:Xiaomi Japan(小米技術日本株式会社)
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POCO X7 ProのAnTuTuベンチマークスコア
最高で166万点超えのスコアを記録
POCO X7 Proは、メディアテック製の高性能なSoC「Dimensity 8400-Ultra」を搭載しています。
その処理性能を測るために、AnTuTuベンチマーク(Ver10.4.0)で計測を行いました。強い負荷への耐性を調べるために3回連続で行っています。
※なぜか「Poco F7 Ultra」と表示されていますが、検証機はPOCO X7 Proです。
結果は最高で166万点超え、2・3回目でも150万点を超える高いスコアを記録。
実際に日常的によく使われるであろうアプリ(電話、ブラウザ、SNSなど)を使ってみましたが、非常に快適に使う事ができました。
AnTuTuベンチマーク 目安表
AnTuTuベンチマーク(Ver.10)で分かる大体の性能目安は以下の通り。参考にしてください。
スコア | 解説 |
~約30万点 | 超ローエンド。最低限のことができれば良い人向け |
~約40万点 | ローエンド。30万点未満よりも動作は快適。ゲーム以外はほぼ困らない |
~約60万点 | ミドルレンジ。30万点~40万点よりも快適。軽いゲームも楽しめる |
~約80万点 | ミッドハイレンジ。高画質設定でなければ3Dゲームも割と動く |
~約100万点 | ハイエンド一歩手前。高画質設定でも3Dゲームが楽しめる機種がある |
~約200万点 | ハイエンド。ほとんどの機種が高画質設定で3Dゲームが楽しめる |
200万点超え | 2025年初頭の超ハイエンド。原神や崩壊:スターレイルも軽々と動く |
※2025年1月時点の当サイト独自の基準に基づきます。使用感は人によって異なる場合があるので、あらかじめご了承ください。
POCO X7 Proは100万点を楽々と超えており、ハイエンド級の性能と言えそうです。
POCO X7 Proで実際に「原神」をプレイ
実際にPOCO X7 Proで、負荷が強いことでよく知られる3Dゲーム「原神」をプレイしてみました。
「究極モード」でSoCの性能を最大に
POCO X7 Proの場合、原神のデフォルト設定は「画質:中」「フレームレート:30」ですが、もちろん「画質:最高」「フレームレート:60」に設定。
さらにPOCO X7 Proのバッテリー・パフォーマンス設定で、SoCの性能を最大限発揮できる「究極モード」をONにしています。
2025年1月時点で最新マップのナタにて、15分間マラソンと戦闘を繰り返しましたが、特にフリーズやカクつくこともなく快適にプレイすることができました。
ただし、10分ほどプレイした時点で上限45FPSに制限がかかってしまいました。
バッテリー温度の上昇幅は約27℃ → 約42℃でしたが、高負荷のゲームであれば一般的な温度上昇かと思います。
なお、バッテリー消費は約6%でした。
Wild Boostでさらにパフォーマンスが向上
しかし、POCO X7 Proはさらにゲーム用の奥の手を備えています。
それが「Wild Boost」という機能で、これをONにすることでゲームパフォーマンスをより向上させることができます。
この状態でプレイしてみると、15分間のマラソンと戦闘で上限45FPSの制限がかからず、最大60FPSを維持することができました。
バッテリー温度の上昇幅は約27℃ → 約43℃で、バッテリー消費は約6%でした。
さらに15分間続けてプレイしてみると、途中で上限45FPSの制限がかかってしまいましたが、数十秒放置すると最大60FPSに回復しました。
また、合計30分間のプレイ終了時点でバッテリー温度は約44℃となりましたが、高負荷のゲームであることを考えれば許容範囲かと思います。
もちろん30分間のプレイで、特にフリーズや大きくカクつくことはなく、快適に楽しむことができました。
なお、後半の15分間のバッテリー消費は約8%で、温度上昇のためか最初の15分間よりもやや消費が大きくなっていました。
まとめ:強力なパフォーマンスを持つスマホ
以上、POCO X7 ProのAnTuTuベンチマーク、ゲームの性能・動作チェックでした。
AnTuTuベンチマークは150~160万点台とハイエンド級の処理性能を発揮しており、原神も快適にプレイすることができました。
また、6000mAhの大容量バッテリーに加えて、90Wの急速充電にも対応しているので、バッテリーが切れても素早く充電できると思われます。
価格は正式発表まで不明ですが、グローバル版並の高いコストパフォーマンスを期待したいと思います。
※グローバル版は279ドル~(2025/1/29時点のレート換算で約4.3万円~)。
POCO X7 Proは2/12正午に発表・発売予定!
POCO X7 Proは2025年2月12日正午に価格など詳細が発表・発売されることが告知されています。
【POCO X7 Pro日本発売決定!】
— POCO Japan (@POCO_Japan) January 29, 2025
みんな、本っっっっ当にお待たせしてごめん!
ようやくPOCO X7 Proを日本で発売できることになりました!
2月12日の正午に価格など詳細発表&発売開始です。
震えて待て。#POCOX7Pro pic.twitter.com/oTTkVKviu7
また、公式サイト(mi.com)に特設ページが設けられており、2025年2月12日20:00より「POCO最新スマホの魅力を語る生放送」が放送されるとのこと。
正式発表を期待して待ちましょう。