シャオミのライカ共同開発カメラ搭載のスマートフォン「Xiaomi 14T」をお借りし、カメラでたくさん撮影してきたので作例や感想を記事にまとめました。
おサイフケータイに対応した日本版は、auおよびUQモバイルから2024年12月12日に発売予定。価格は税込57,300円です。
【製品貸出】Xiaomi Japan(小米技術日本株式会社)
※本レビューはサンプル製品のレビューです。実際に発売される製品の仕様は一部異なる可能性があります。
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Xiaomi 14Tのカメラ性能をチェック
ライカと共同開発したトリプルカメラシステム
Xiaomi 14Tは、ライカ VARIO-SUMMILUX光学レンズのトリプルカメラを搭載。構成は以下の通りです。
標準(広角) | 5000万画素 IMX 906センサー (1/1.56, f/1.7, 23mm) 光学式手ブレ補正 (OIS) |
2x望遠 | 5000万画素 (f/1.9, 50mm) |
超広角 | 1200万画素 (f/2.2, 15mm, 120°) |
また、2種類のライカ写真スタイルや、自然なボケ感を演出する2種類のポートレートモード等が備わっています。
動画については、最大4K画質(24fps, 30fps, 60fps)での撮影が可能です。
カメラ総評:独自のカメラシステムが楽しい
総評としては、廉価モデルながらライカ共同開発カメラがちゃんと楽しめるスマホです。
Xiaomi 14Tは2種類のライカ写真スタイル(Leicaバイブラント、Leica オーセンティック)に対応。鮮やかなカラーの前者、より白と黒のコントラストが強めな後者で、それぞれ異なる雰囲気の写真が撮れます。
いわゆる「飯撮り」にはバイブラントが向いている印象で、こちらの方が美味しそうに撮れます。
そして、もう一つの魅力が2種類のポートレートモード(マスターポートレート、Leicaポートレート)。
背景に自然な雰囲気のボケ感を追加し、上手く決まった写真はまるで一眼カメラのよう。人物やペットなど明確な被写体がある場合に、是非使ってもらいたい機能です。
また、様々なシーンで使いやすい2x望遠カメラ(50mm)も搭載。OIS(光学式手振れ補正)がなく暗所ではブレやすいものの、50mmの焦点距離が使いやすく便利です。
そして撮影後の編集機能も充実しており、フィルターが非常に多彩。
以下は一例ですが、フィルターを使うことで同じ写真でもガラリと雰囲気を変えられます。
もちろん夜景モードも搭載しており、手軽にキレイな夜景が撮影できます。
まとめると、廉価モデルながら使いやすいカメラ構成で、ちゃんとライカ共同開発のカメラシステムが楽しめるスマホです。
以下、ズーム性能や夜景写真などを個別にまとめているのでご覧ください。
ズーム性能:5xでもそこそこキレイ
Xiaomi 14Tは標準カメラ(23mm)に加えて、0.6x超広角(15mm)、2x望遠(50mm)のトリプルカメラを搭載。最大20倍ズームに対応しており、5x程度までならキレイに撮れます。
以下、0.6x超広角と1x(ズームなし)、2x、3x、4x、5x、10x、20x(最大倍率)それぞれのズームの比較です。
2xの望遠カメラは、4xおよび5xズームでも悪くない画質という印象で、日中ではそこそこキレイに撮れるようになっています。
ただし望遠カメラはOISが無いので、しっかり構えて撮らないとブレやすいです......。
また、より高倍率のズームは以下の比較をご覧ください。
10xズームでも一定の画質は保っているのは好印象。流石に20xともなると粗さがハッキリ分かりますが、それでも何が写っているかはちゃんと分かるレベルでした。
ポートレートモード:自然なボケ感が◎
Xiaomi 14Tは、背景に自然なボケ感を追加する2種類のポートレートモード(マスターポートレート、Leicaポートレート)を搭載。
前者は鮮やかなカラー、後者はよりハッキリとした陰影がそれぞれ印象的なモードです。
人物やペット、置物や像など明確な被写体がある場合に効果的。遠近感を強調したいシーンでも積極的に使ってみてください。
まるで一眼?と一瞬思うような自然なボケ感が魅力的です!
夜景モード:標準カメラが暗所に強い
Xiaomi 14Tは夜景モードに対応。センサーサイズが大きく、OIS(光学式手振れ補正)もある標準カメラは比較的夜景が得意です。
暗所では、やはり標準カメラに分があるものの、一定の光量があればその他のカメラも悪くありません。
ただし、高倍率のズームは望遠カメラにOISがないこともあり、かなりブレやすい印象でした。望遠カメラを使用する場合はしっかり構える必要があります。
なお、夜景モードでもLeica バイブラント、Leica オーセンティックの撮影スタイルが選択可能。それぞれ雰囲気は異なりますが、どちらも魅力的です。
なお、手動の夜景モードとは別に、オート撮影でも自動の夜景モードが機能します。
この場合の2x以上のズーム時は、標準カメラのデジタルズームとなることが多いので注意しましょう。
動画の手振れ補正:OIS搭載の標準カメラが〇
Xiaomi 14Tの標準カメラは、光学式手振れ補正(OIS)を搭載しており、ブレの少ない動画を撮ることができます。
実際に動画を撮影してみると、手振れ補正がしっかり効いており良好な性能だと感じました。4Kの高解像度で60FPSの動画が撮影できることも良い点です。
まとめ:廉価モデルながら独自機能が魅力的
以上、Xiaomi 14Tのカメラ性能のチェックでした。
廉価モデルながら、Proと同様にバイブラント/オーセンティックの撮影スタイルや、自然なボケ効果が楽しめるポートレートなど独自機能が使用可能。
また、標準カメラは暗所性能も悪くなく、魅力的な夜景が撮影できます。
望遠カメラはOISがなく夜景性能では劣るものの、50mmという焦点距離が使いやすくポートレート等で活躍します。
全体的にはProモデルには敵わないものの、ちゃんとライカ共同開発のカメラシステムが楽しめるスマホとなっていました。
▽Xiaomi 14T Pro レビュー!実際に使った評価。ベンチマーク・カメラ・バッテリー性能を検証
販路はau / UQmobile限定ながら、価格面の魅力が強いですね!
Xiaomi 14Tをお得に購入する方法!
Xiaomi 14Tは、auおよびUQモバイルから2024年12月12日に発売予定で、価格は税込57,300円です。
UQモバイルでは、これよりお得に購入する方法もあるので、Xiaomi 14Tが気になっている方は以下の記事をご覧ください。