シャオミのサブブランド「REDMI」が、メモリ価格の急激な高騰を受け、現在、中国で販売中のスマートフォン一部モデルに対して販売価格の調整を行うことを決定しました。
今回の価格改定および市場背景について、シャオミのルー・ウェイビン(卢伟冰)氏およびシシ・ラオウェイ(Cici_老魏)氏が、Weibo(微博)にて正式に公表しました。
メモリ価格が前年同期比で約4倍に暴騰
ルー・ウェイビン氏の説明によると、現在スマートフォン市場を襲っているメモリ価格の上昇は、メーカー側の予測を遥かに上回る規模となっています。
同一構成のメモリ価格は昨年第1四半期と比較して約4倍にまで跳ね上がっており、具体的なコスト増として「12GBメモリ+512GBストレージ」構成で約1,500元の増加、「16GBメモリ+1TBストレージ」構成ではそれを超える深刻な影響が出ていると明かしました。
コストパフォーマンスを追求するREDMIブランドにとって、この極端なコスト上昇を吸収し続けることは困難であり、製品の安定供給と品質を維持するために、一部機種の価格を小幅に引き上げるか、あるいはキャンペーン価格から通常価格へ戻す判断を下しました。
価格改定の対象となる3機種と詳細
今回の価格調整は2024年4月11日より適用されます。対象となるのは「REDMI K90 Pro Max」および「Turbo 5」シリーズの計3機種です。
具体的な調整内容は以下の通りです。
| 対象機種 | 価格調整の内容 |
| REDMI K90 Pro Max | 200元引き上げ |
| REDMI Turbo 5 | 「新春特別価格」を終了。ただし512GBストレージモデルは200元の割引を継続 |
| REDMI Turbo 5 Max | 「新春特別価格」を終了。ただし512GBストレージモデルは200元の割引を継続 |
REDMI側は、メモリ価格上昇による影響を最小限の機種範囲に留めるよう努めるとしており、ユーザーに対して理解を求めています。
圧倒的なコストパフォーマンスで知られるREDMIが、公式に「メモリ価格が4倍になった」と具体的な数字を出して値上げを宣言した点は、現在のサプライチェーンがいかに厳しい状況にあるかを物語っています。
12GB+512GB構成で1,500元(日本円で約3.5万円)ものコスト増が発生している中、最終的な価格調整を200元(日本円で約4,600円)程度に抑えているのは、ブランドとしての意地を感じる部分でもあります。
今後は日本含む世界市場でも同様の価格改定が続く可能性があり、特にこれらのモデルのグローバル版(REDMI Turbo 5=POCO X8 Pro、REDMI Turbo 5 Max=POCO X8 Pro Max)は日本でも発売されているので、今後の値上げが懸念されます。
また、こうした価格改定は他社においても行われる可能性が考えられます。最新スマホの購入を検討しているユーザーにとっては、市場全体の動向を注視する必要があるでしょう。
ソース:Weibo:ルー・ウェイビン(卢伟冰) / シシ・ラオウェイ(Cici_老魏)
