シャオミのサブブランド「Redmi」が300W超急速充電技術を発表しました。
4,100mAhのバッテリーを5分以内で満充電できるとしています。
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動画も公開
本日、Redmiは中国のSNS「Weibo」の公式アカウントにて300W超急速充電技術を発表しました。
スマートフォン向け急速充電技術としては最も高い出力となっており、4,100mAhのバッテリーをわずか5分で満充電できると謳います。
この技術では、15Cのハイレートバッテリーを採用し、小型化および高出力化を果たしたデュアルGaNチャージャーによって行われます。また、安全な充電を行うため50以上の安全技術が採用されているとのことです。
Weiboでは、実際に300W仕様に改造された「Redmi Note 12 探索版」で充電を行う動画(▷Weiboへのリンク)も公開されています。
充電は、4,100mAhのバッテリーが残量2%の状態から始められ、およそ21秒で200W以上の出力に達します。そして2分40秒でバッテリーは63%まで充電され、出力が290W以上に達していることが確認できます。
その後、徐々に出力は下がり始めますが、4分54秒で100%に達しました。
動画を確認する限りでは、非常に高い効率で超高速の充電ができているようです。
現時点で、今回の技術が採用される製品の情報はありませんが、今後一部のモデルでこの技術が採用される可能性が考えられます。今後、いつでもどこでも一瞬で充電が終わる世の中が当たり前になるのでしょうか。
シャオミの急速充電技術について
これまでシャオミは、スマートフォン向けの高出力充電の普及に努めてきました。
昨年日本で発売されたものを例に挙げると、ミドルレンジモデルながら「Redmi Note 11 Pro 5G」は67W急速充電に対応しており、40分台での満充電が可能です。
▽Redmi Note 11 Pro 5G 実機レビュー!使って感じた評価とQ&A
また、エントリーモデルの「Redmi Note 11」でも33W急速充電に対応。約1時間程度で満充電が可能です。
そして、ハイエンドモデルの「Xiaomi 12T Pro」は120W急速充電に対応しており、わずか19分で満充電が可能。本機を販売するソフトバンクは、「神ジューデン」というキャッチコピーで宣伝しています。
▽Xiaomi 12T Pro 実機レビュー!使って感じた評価とQ&A
またシャオミの本国である中国に目を向けて見ると、昨年は210W急速充電対応の「Redmi Note 12 探索版」が発売されました。ミドルレンジモデルでありながら、4,300mAhのバッテリーを9分以内で満充電することができます。
https://www.pragma-life.jp/redmi-note-12-explorer-specs/
以上の通り、シャオミはハイエンドだけでなくミドルレンジモデルにも高出力の充電技術を採用しており、他社よりも積極的にその普及に努めています。今後もスマートフォン向け急速充電の分野では、シャオミが市場をけん引することでしょう。