2025年10月29日、Nothingは新型スマートフォン「Nothing Phone (3a) Lite」を海外で発表しました。
本機は同ブランド初となるエントリークラスのスマートフォン。日本向けにも発売が示唆されており注目の一台です。
以下、Nothing Phone (3a) Liteの価格や販路、主な特徴についてまとめます。
ジャンプできる目次
Nothing Phone (3a) Liteの主な特徴

パフォーマンス
Nothing Phone (3a) Liteは、メディアテック製SoC「Dimensity 7300 Pro 5G」を搭載。AnTuTuベンチマーク(Ver.10)では70万点以上のスコアと想定されます。
メモリ+ストレージの構成は8GB+128GBまたは8GB+256GBとなっており、最大2TBのストレージ拡張に対応。
オペレーティングシステムには「Nothing OS 3.5」が搭載されています。
画面
Nothing Phone (3a) Liteは、約6.77インチのフレキシブルAMOLED(有機EL)ディスプレイを採用しています。
このディスプレイは、最大120Hzのリフレッシュレートに対応し、ピーク輝度は3000nitの高水準。
また、10億7000万の色を鮮やかに再現すると謳われています。
カメラ
Nothing Phone (3a) Liteはトリプルカメラを搭載。構成は以下の通りです。
• 5000万画素メイン(1/1.57インチ)
• 800万画素超広角(1/4インチ)
• 200万画素マクロ
エントリーモデルということでマクロカメラはおまけ程度の性能と思われますが、メインカメラには1/1.57インチと比較的大型のものが採用されています。
また、前面には約1600万画素のフロントカメラを配置しています。
バッテリー・充電
Nothing Phone (3a) Liteは、5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、さらに最大33Wの急速充電や5Wリバース充電にも対応。
一方、ワイヤレス充電には非対応です。
AI
Nothing Phone (3a) Liteは、最近のNothingスマートフォンと同様に「Essential Space」を搭載。
本体右側面にある物理キー「Essential Key」を押すことで、スクリーンショットや音声メモなどを保存することができ、AIがこれらの内容を自動的に整理してユーザーに合った提案などを生成します。
その他の特徴
Nothing Phone (3a) Liteの寸法は、縦164mm、横78mm、厚さ8.3mm、重量199g。やや大型サイズの製品となっていますが、重量は抑えられています。
背面にはおなじみの「Glyphライト」を搭載しており、着信があったときや、カメラのセルフタイマー使用時などに点灯。
カラーバリエーションはブラック、ホワイト、オレンジの2色展開で、IP54の防塵防滴性能に対応しています。
Nothing Phone (3a) Liteの価格

Nothing Phone (3a) Liteのヨーロッパでの価格は、8GB+128GBが249ユーロ(約4.4万円)、8GB+256GBが279ユーロ(約4.9万円)です。
※日本円価格は2025/10/30時点のレート換算です。
日本においては、Nothing Japan(@NothingJapan)がXにて以下の投稿を行っており、日本での発売も示唆されています。
Phone (3a) Lite、登場。
— Nothing Japan (@NothingJapan) October 29, 2025
Light up the everyday.
* 日本での展開については追ってお知らせします。 pic.twitter.com/J7A3Myq66H
日本版の価格や仕様は不明ですが、特に注目されるのはeSIMおよびFeliCa(おサイフケータイ)の対応でしょう。
エントリーモデルという位置付けながらSoCや画面など高めのスペックを持つ本機。続報を期待して待ちたいと思います。