シャオミグループのパートナー兼社長である「盧偉冰(William Lu)」氏は、同社の新しいフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 17シリーズ」を今月中に中国で発すると明らかにしました。
前モデルより約1ヵ月ほど早い発表となり、シャオミのプレミアム戦略における重要な転換点になるとしています。
Xiaomi 17シリーズの概要と特徴
今回発表が告知されたXiaomi 17シリーズは、「Xiaomi 17」「Xiaomi 17 Pro」「Xiaomi 17 Pro Max」の3モデルで構成されます。
各モデルの特徴は次のように説明されています。
- Xiaomi 17:価格を据え置きながらも、性能を全面的にアップグレードした、最も強力なスタンダードフラッグシップモデル。
- Xiaomi 17 Pro:シャオミの最も洗練されたコンパクトな、イメージングフラッグシップモデル。
- Xiaomi 17 Pro Max:業界で最も強力な性能を持つフラッグシップモデル。
全モデルに、世界初となるSnapdragon 8 Eliteの後継チップ(Snapdragon 8 Elite 2と噂される)を搭載し、性能が大幅に向上しているとのこと。
また、Xiaomi 17シリーズのデザインについては以下の公式リーク(?)があり、この画像のモデルが「Xiaomi 17 Pro Max」と噂されています。
Xu Fei 许婶が手にしているのは最新のスマホです。人もスマホもどちらも素敵ですね。@XuFei_Xiaomi #xiaomi16Series pic.twitter.com/U7jjb2M6Lk
— Leo_Hefeng (@leo_hefeng) September 8, 2025
※Leo_Hefeng(@leo_hefeng)氏はシャオミの正式なスタッフです。
なお、今回ナンバリングとして16が飛ばされ、17となった背景は不明です。
可能性としては、Androidの次期バージョンに合わせるためや、iPhoneのナンバリングに合わせてより対決姿勢を鮮明にするためといった理由が考えられるでしょう。
アップル製品を目標とした「5年間のプレミアム戦略」
盧偉冰(William Lu)氏は、5年前に同社がプレミアム戦略を開始して以来、最大のライバルであるアップルのiPhoneを目標としてきたことに言及。
市場でのiPhoneの優位性を認めつつも、Xiaomi 17シリーズは同世代、同レベルでiPhoneと直接競合できる自信があると語りました。
この自信は、過去5年間の着実な進歩に裏付けられています。シャオミは「ハイエンドに欠点なし」という方針のもと、ソフトウェアとハードウェアの統合を深く進め、研究開発に1,000億人民元(およそ2兆690億円)以上を投資してきました。
さらに、今後5年間でこの投資額を2,000億人民元(およそ4兆1,380億円)に倍増する計画も明らかにしました。
※為替レートは常に変動しているため、これらの金額は概算です。正確な数値は、最新の為替レートをご確認ください。
盧偉冰(William Lu)氏は「今回のXiaomi 17シリーズでは、私たちの最新の成果をお見せします」と述べており、基礎技術の進化だけでなく、スマートフォンに新たな要素を加えることで、ユーザーに新鮮な体験を提供できると強調しています。
現時点でXiaomi 17シリーズの新製品発表会の具体的な日時は不明です。分かり次第、当ブログでもお伝えします。

