シャオミの新型スマートフォン「Redmi 15 5G」の詳細情報が、グローバル向けのシャオミ公式サイト(mi.com)に掲載されていたため本記事にまとめます。
2025年8月17日時点で正式発表はされていないものの、今後、各地域・各チャネルにて順次発売されるものと思われます(インドでは8月19日に正式発表予定)。
なお、8月13日にはインドで「POCO M7 Plus 5G」が発表されていましたが、デザインは異なるもののスペック的にはほとんど同じモデルです。
以下、Redmi 15 5Gの主な特徴や価格・発売時期等をまとめています。
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Redmi 15 5Gの主な特徴

SoC・パフォーマンス
Redmi 15 5Gは、SoCにクアルコム製「Snapdragon 6s gen 3」を搭載しています。

ミドルロークラスの5G対応チップで、AnTuTuベンチマークスコア(Ver.10)は49万点超えの性能とのこと。
メモリは4GB/8GBですが、最大8GBの仮想メモリ機能により、合計16GB相当まで拡張して利用できるといいます(8GBモデルの場合)。
ストレージは128GB/256GBで、最大2TBのmicroSDXCカードに対応しています。
オペレーティングシステムはXiaomi HyperOS 2をプリインストール。
システム最適化により、48ヶ月間という長期間の使用においてもシステムが劣化せず、快適な使用体験を提供すると謳っています。
画面
Redmi 15 5Gは、約6.9インチの大型液晶ディスプレイを採用しています。

解像度はFHD+(2340 x 1080)で、最大144Hzの可変式リフレッシュレートに対応しており、臨場感ある視聴体験を提供。
通常輝度は700nits、HBM輝度は850nitsとなっているほか、テュフ・ラインランドの低ブルーライト認証やフリッカーフリー認証等を得ており、目に優しい仕様とのことです。
また、「Wet Touch Technology 2.0」に対応。指が濡れていたり油や泡で覆われていても、あらゆるタッチに正確に反応し、スムーズな操作体験を提供すると謳っています。
カメラ
Redmi 15 5GはAIデュアルカメラシステムを搭載しています(一見するとトリプルカメラに見えますが、一つはダミー)。

メインカメラは5000万画素のセンサー、f/1.8のレンズを採用していますが、サブカメラの詳細は不明です。
カメラ機能としては、ダイナミックショット(8GBモデルのみ)、オートナイトモード、セルフィービューティーモードに対応しているほか、AI消しゴム、AI空加工などのAI機能にも対応しています。
動画撮影は、背面カメラ、前面カメラともに1080p(30fps)または720p(30fps)での録画に対応しています。
インカメラは800万画素です。
バッテリー・充電
Redmi 15 5Gは、約8.40mmという一般的な厚みのスマートフォンでありながら、バッテリーは7000mAhもの超大容量を実現。

一般的な日常使いであれば、満充電の状態から約2.26日間の使用が可能と謳っています。
充電は33W有線急速充電に対応するほか、最大18Wのリバース有線充電に対応しており、本機をモバイルバッテリーのように使うことも可能。
例えば、10分間の充電でXiaomi 15は37分間の動画視聴、Redmi Buds 6 Proは2時間23分の音楽視聴が可能といいます。
また、低温でもバッテリーの性能を維持できる専用チップを備えており、-20℃環境でも最大12時間の動画再生、最大7時間の通話が可能とのこと。

さらにバッテリーは長寿命となっており、1,600回の充電サイクル後でも、元の容量の80%以上を維持できると謳っています。
その他のスペック
Redmi 15 5Gの本体寸法は、縦が約168.48mm、横が約80.45mm、厚さが約8.40mm、重量は約217g。

厚さは一般的ですが横幅がかなり大きく、重量も重めというBIGサイズのスマートフォンとなっています。一方、背面の4つの側面すべてが均一に丸みを帯びた形状になっているため、手のひらに自然にフィットすると謳っています。
防水性能はIP64防塵防滴で、ほこりや水しぶき等に対する効果的な保護を提供。

さらに50万回の電源ボタンテスト、3000回の圧縮テストなど非常に厳しい品質テストをクリアしているとのこと。
生体認証は側面指紋認証と顔認証に対応し、GoogleのAI機能「Gemini Live」や「Gemini overlay」、「かこって検索」などのAI機能にも対応。

NFCも搭載しており、スピーカーはDolby Atmosに対応。200%ボリュームブースト機能も使用可能です。
カラーバリエーションは、Ripple Green、Titan Gray、Midnight Blackの3色展開です。

Redmi 15 5Gの価格・総評

価格
Redmi 15 5Gの価格は地域や販売チャネルによって異なりますが、シンガポールでは以下の価格となっています。
| メモリ+ストレージ | 価格 |
| 8GB+256GB | 249シンガポールドル(約2.9万円) |
※日本円価格は2025/8/17時点のレート換算です。
シンガポールでは8GB+256GBモデルのみの展開となるようで、2025年8月17日時点で4GB+128GBモデルの情報は記載されていません。
その他の地域でも、これに準じた安価な設定になることが予想されます。
総評と日本版発売の可能性について
Redmi 15 5GはAnTuTuベンチマーク49万点程度(公称)のミドルロースペックのモデルとなっていますが、特徴的なのは7000mAhという超大容量バッテリーと、最大18Wのリバース有線充電に対応していること。
価格設定も非常に安価で、かなり大きい横幅(約80.45mm)が気にならない方、5G通信不要の方には、超大容量バッテリーやリバース充電機能が魅力的に映る機種かもしれません。
なお、本機はグローバル版の型番に加えて日本向けの独自型番(Gで終わる型番=グローバルモデル、Rで終わる型番=日本向けSIMフリーモデル)が確認されており、Felica(おサイフケータイ)対応で日本発売される可能性が非常に高いと考えられます。
参照︰S-MAX『次期エントリースマホ「Redmi 15 5G」と見られる機種がEECやFCCの認証を通過!日本向け「25057RN09R」も存在。FeliCa対応も期待』
日本ではおサイフケータイ対応のRedmi 12 5Gがロングセラー機種となっており、その後継機種としてRedmi 15 5Gが発売されるのであれば再び人気の機種となりそうです。
▽Redmi 12 5G 実機レビュー!使って感じた評価。オススメできる or できない人は?
Redmi 15 5Gのスペック
Redmi 15 5Gのスペック表は以下の通りです。
| Redmi 15 5G | |
| OS | Xiaomi HyperOS 2 |
| SoC | Snapdragon 6s gen 3 |
| メモリ | 4GB/8GB, LPDDR4X (最大8GB仮想メモリ対応) |
| ストレージ | 128GB/256GB, UFS2.2 (最大2TB microSDカード対応) |
| 画面 | 6.9インチ, 解像度FHD+(2340 x 1080), 144Hz リフレッシュレート, 700nits 通常輝度, 850nits HBM輝度 |
| アウトカメラ | デュアルカメラ メイン:5000万画素 サブカメラ: 詳細不明 |
| インカメラ | 800万画素 |
| 電池 | 7000mAh, 33W急速充電, 18Wリバース有線充電 |
| 音響 | シングルスピーカー, Dolby Atmos |
| 防塵防水 | IP64(防滴) |
| 生体認証 | 側面指紋認証, 顔認証 |
| 5G | SA: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78/71/2/12/26/48 NSA: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78/71 |
| 4G | LTE FDD: 1*/2/3/4/5/7/8*/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66/71 LTE TDD: 38/40/41/42/48 |
| 寸法 | 168.48 x 80.45 x 8.40mm, 217g |
| 本体色 | Ripple Green, Titan Gray, Midnight Black |
| その他 | Bluetooth 5.1, デュアルSIM(排他式), 充電アダプタ非同梱 |
| 価格 | 8+256GB:S$249(シンガポール) ※価格は地域や販売チャネルによって異なる |
