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arrows We2 Plusのカメラ性能は?実際の作例でチェック。色味補正でイイ感じに撮れる

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FCNTのミドルレンジスマートフォン「arrows We2 Plus」をお借りし、そのカメラで実際にたくさん撮影してきました。

価格は販路によって異なるものの、SIMフリー版の市場想定価格は税込59,950円。OISを備えた約5010万画素の標準カメラと、約800万画素の超広角カメラを搭載しています。

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arrows We2 Plusのカメラ性能をチェック

50MP+8MPのデュアルカメラを搭載

arrows We2 Plusは最大5010万画素のデュアルカメラを搭載しています。構成は以下の通りです。

・標準(広角):5010万画素(1/2.7型, f/1.8)+OIS

・超広角:800万画素(f/2.2)

構成はシンプルで、標準カメラのセンサーも小型ながらOIS(光学式手振れ補正)を搭載。また、超広角カメラはマクロ撮影も可能となっています。

動画については、以下の画質@フレームレート(fps)等で撮影可能です。

標準カメラ︰HD@30fps/60fps、FHD@30fps/60fps、4K@30fps

超広角カメラ︰HD@30fpsFHD@30fps

カメラ総評:いくつか弱点はあるが色味は良好

arrows We2 Plusのカメラの総評としては、いくつか弱点はあるものの、色味の調整が良好です。

シーンや被写体に応じてAIが自動で色味を調整してくれるのですが、これはおおむね上手くいっている印象で色合いが良好です。

標準カメラ
標準カメラ
標準カメラ

ズーム性能はまあまあといったところで、2xズーム程度であれば若干の解像感の低下は感じるものの十分実用的です。

標準カメラ
標準カメラ(2xズーム)

また、arrows We2 PlusはSuper Night Shot(いわゆる夜景モード)に対応。センサーが1/2.7インチと小さいためかノイジーな感じはあるものの、メリハリのある夜景写真が撮れます。

標準カメラ(Super Night Shot)

なお、前述のAIによる色の補正ですが、時折妙に黄色みが強くこってりとした感じになることも。

標準カメラ(実物よりも黄色みが強い)

これは暗めの場所で起こりやすい印象ですが、一方で不味そうかと言われると決してそうでもなく、人によっては気になる程度かと思います。

標準カメラ(実物よりも黄色みが強い)

なお、超広角カメラはマクロ撮影に対応。ミドルレンジスマホによくある200万画素の飾りのような性能ではなく、800万画素のカメラなので割とまともな画質で撮れます。

マクロモード(超広角カメラ)

なお、動画撮影についてはカメラアプリの反応があまり良くなく、もっさりした感じがマイナス。動画撮影時の使いにくさはネックとなりそうです。

とは言え、写真撮影では大きな問題はなく、色味の調節はかなり頑張っている印象。センサーの小ささゆえか、夜景性能やズーム性能に限界は感じるものの、使いやすくサクッと写真が撮れるスマホです。

以下、ズーム性能や夜景写真も個別にまとめているのでご覧ください。

ズーム性能はまあまあ。超広角カメラも使える

以下、1x(ズームなし)と、2x、4x、8x(最大倍率)それぞれのズーム、超広角カメラの比較です。

初めに結論をまとめておくと、ズーム性能はまあまあといったところで、2x程度であれば実用的な性能です。

1x(ズームなし)
2xズーム

それ以降では解像感の低下が目立ち、ズームすればするほど粗くなっていく印象。高倍率のズームは、記録用には使える程度の性能といったところでしょう。

4xズーム
8xズーム(最大倍率)

超広角カメラは800万画素とおまけ的な性能。とは言え、解像感は標準カメラに劣るものの、日中では割と普通に撮れる感じです。

超広角カメラ

以上の通り、ズーム性能や超広角カメラの性能はまあまあ。望遠カメラがないミドルレンジモデルとしては次第点といったところでしょうか。

実用的な夜景モード

arrows We2 PlusはSuper Night Shot(夜景モード)に対応。

見たままよりも明るく、そして全体的なトーンも適切に整え、メリハリのある夜景写真にしてくれる印象です。

標準カメラ(Super Night Shot)
やずX
やずX

Super Night Shotを使うと、よりくっきりとした画質になりますね!

ただし、1/2.7インチとセンサーサイズが小さいためか、暗めの部分はノイジーな印象。2xズームでは解像感の低下も感じるようになります。

標準カメラ2xズーム(Super Night Shot)

超広角カメラはさらに夜景が苦手で、Super Night Shotを使っても暗い写りでした。

超広角カメラ(Super Night Shot)

カメラ性能をどこまで求めるかは人によりますが、このあたりは限定的な性能なので注意。

とは言え、標準カメラは1/2.7インチというサイズながらも、かなり頑張っている印象です。

30fps手振れ補正動画に対応

arrows We2 Plusの標準カメラは、OIS(光学式手振れ補正)を搭載しており、ブレの少ない動画を撮ることができます。

※圧縮しているため、解像度・フレームレートは実際よりも低下しています。

実際に動画を撮影してみると、駆け足では多少のステップノイズがあるものの、スムーズでブレを抑えた動画が撮れました。

余程強烈な手振れがない限りは、あまり違和感のない動画が撮影できるでしょう。ただし、手振れ補正は60fps撮影時には機能しないので注意しましょう。

まとめ:いくつか弱点はあるが色味の良さは〇

以上、arrows We2 Plusのカメラ性能のチェックでした。

センサーは小さいものの意外と頑張っている印象で、色味の調整はおおむね良好。特に料理は美味しそうに撮れます。

標準カメラ
標準カメラ

ズーム性能はまあまあといったところで、夜景もある程度の光があれば良好です。ただし、動画撮影時のカメラアプリの反応の鈍さが気になりました。

全体的には価格なりといった感じがしますが、色味の良さが本機の魅力。一般的な撮影用途では大きな不足のないミドルレンジスマホだと思います。

arrows We2 Plusをお得に購入する方法

arrows We2 Plusの価格は販路によって異なりますが、SIMフリー版の市場想定価格は税込59,950円です。

しかし、楽天モバイルやIIJmio等の回線と同時契約ならもっとお得に購入することも可能。詳細は以下の記事でまとめているので是非ご確認ください。

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Xiaomiモノづくり研究所の研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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