シャオミ・ジャパンは、PR TIMESを通じて「POCO F4 GT」に「Xiaomi HyperOS」へアップデートを開始したと発表しました。
2024年2月21日より、一部ユーザを対象にアップデートを開始し、順次対象ユーザーが拡大します。
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Android 14ベースのHyperOSに
Xiaomi HyperOSは、Androidをベースとした「ヒト x クルマ x ホーム」の統合を掲げるシャオミ独自のオペレーティングシステムで、従来の「MIUI」を刷新するもの。
IoT環境に一貫性をもたせ、すべてのエコシステムデバイスを単一の統合されたシステムフレームワークに統合することを目指しています。
既に日本では「Xiaomi 11T」「Xiaomi Pad 6」等にアップデートの配信が開始していますが、POCO F4 GTもこれに続く形に。
2022年に日本で発売されたPOCO F4 GTは「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載するハイエンドモデルで、優れたゲーム体験を提供するLRトリガーを備えていました。
今回のアップデート内容は以下の通りです(※製品によって、適用されるXiaomi HyperOSの機能は異なる場合があります)。
パフォーマンスの最適化
さまざまなハードウェアの性能を最適化し、効率的に最大のパフォーマンスを引き出します。システムファームウェアの占有率が大幅に減少、ストレージの読み込み速度の減退もほぼありません。
・タスクの平均時間14%削減
・クリティカルタスクの待機時間72時間削減
・割り込み遅延14%削減
・メッセージの遅延17%削減
・タスク切り替えの遅延16%を削減
UIグラフィックの進化
・複雑なレンダリング表現
・強力なヴィジュアルレンダリング性能
・様々なディスプレイ対応(スマートフォン/タブレット)
・新しいウィンドウコントローラーにより、ウィンドウの形状を簡単に切り替え可能
・分割画面ウィンドウは個別に開閉可能
・Workstationで大画面の生産性の可能性を最大限に引き出します
セキュリティの強化
・エンドトゥエンドのセキュリティ
包括的なハードウェアレベルの保護を備えた、コネクテッド時代のための安全なプライバシーフレームワーク
なお、この機種はグローバル版と同様のファームウェアを使用しているため、海外とほぼ同じタイミングでアップデートが提供された形です。
これに対して「Xiaomi 13T」「Xiaomi 13T Pro」および「Redmi 12 5G」等の日本版独自のファームウェアを使用しているモデルは、海外版よりも遅いタイミングでアップデートが行われる可能性が高くなっています。
ただし、上記の3機種も2024年第1四半期中にHyperOSへのアップデートが告知されているので、速やかなアップデート配信が期待できます。
▽Xiaomi 13Tシリーズ、Redmi 12 5Gに日本でもHyperOSが配信予定。2024年第1四半期中に配信か
HyperOS 1.0の主な機能
HyperOSでは以下のような改善があります。
iOS スタイルのロック画面のカスタマイズ
HyperOSでは、iOSのようにロック画面をカスタマイズできるようになり、様々なスタイルの外観を楽しめます。
また、これにより全体的なユーザーの使用体験も向上することが期待されます。
新しいアニメーション
HyperOS では、よりスムーズで魅力的なアニメーションが導入されています。
これらのアニメーションは、ユーザーインターフェイスをより洗練させ、優れた使用体験を提供するでしょう。
MiSans フォント
新たに開発された「MiSans」フォントにより、シャオミのスマートフォンの視覚的な美しさがさらに向上します。
このフォントは明瞭さと読みやすさを重視してデザインされており、優れた読書体験が期待できます。
先行してHyperOSが配信されているXiaomi Pad 6の記事も是非ご覧ください。
▽Xiaomi Pad 6がHyperOSにアップデート!何が変わった?進化した?
ソース:PR TIMES