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TicWatch Pro 5 レビュー!2層ディスプレイで長いバッテリー持続。Wear OS搭載のスマートウォッチ

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Wear OS by Googleを搭載したスマートウォッチ「TicWatch Pro 5」をご提供いただいたのでレビューしていきます。

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TicWatch Pro 5の主な特徴

ポイント

✅多機能なWear OS by Googleを搭載

✅Snapdragon W5+ Gen 1搭載でスムーズな操作性

✅2層ディスプレイを採用し長いバッテリー持続を実現

✅30分で65%充電可能な高速充電に対応

✅SpO2含む様々な健康指標やワークアウトに対応

✅コンパス、気圧計、5種類の衛星測位対応

✅MIL-STD 810H準拠の堅牢製

公式ストアでの価格は税込4万9,999円とハイエンド帯のスマートウォッチで、2層ディスプレイによる長いバッテリー持続や、MIL規格の高い堅牢性などが魅力です。

TicWatch Pro 5の本体と付属品をチェック

それではTicWatch Pro 5を開封していきましょう。シンプルな長方形のパッケージです。

上蓋を開けるとウォッチ本体が登場します。

中身は、本体およびシリコンベルト、専用充電ケーブル、解説書等です。

解説書はマルチランゲージ対応で、もちろん日本語もあります。

それでは本体の細部を見ていきましょう。本体の材質はアルミとステンレススチールで、ベルトは24mm幅のシリコン製となっています。

また、筐体のほとんどはアルミ製ですが、画面を囲うベゼル部分がステンレス製。筐体の片方には回転式のクラウンやボタン、マイク穴があります。

裏面にはセンサーや充電端子、スピーカー穴などが配置されています。また、各種認証情報も印字されています。

TicWatch Pro 5の良いところ

それでは、TicWatch Pro 5を実際に使って感じた良いところをまとめていきます。

バッテリー・充電面の心配が少ない

TicWatch Pro 5の最大の特徴と言えば、1.43インチの丸形2層ディスプレイでしょう。普段は省電力な液晶の超省電力ディスプレイが表示され、通知を読んだりアプリを操作する際は解像度の高いAMOLED(有機EL)が表示されるというトリッキーな方式を採用しています。

超省電力ディスプレイは屋外でも視認性良好

AMOLEDディスプレイも視認性は問題なし

これにより、Wear OSの最大の弱点とも言われるバッテリー消費の大きさを改善。非装着時や睡眠時は睡眠モニタリングのみを行うなど最低限の機能で動作するエッセンシャルモードもあり、着けているだけであればバッテリー消費は控えめ。

バッテリー持続は公称で80時間(約3日間)とのことでしたが、実際に3日間着けて使用しても15%もバッテリーが残っていました。AmazfitやXiaomiなどのバッテリー持続重視のスマートウォッチと比べれば持ちは良くないですが、Wear OS搭載のスマートウォッチとしてはかなり良いと言えるでしょう。

やずX
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Google純正のPixel Watchは1.5日間持てば良い方ですからね......。

左側の縦4つ並んだ〇が充電端子

また、30分で65%充電する高速充電技術にも対応。実際にバッテリー残15%の状態で30分間充電したところ、75%まで充電できていました。

バッテリー持続時間が長めうえにこうした高速充電技術にも対応しているので、バッテリー面の心配が少ないのは非常に良いポイントと言えるでしょう。ただし、充電は付属の独自仕様のケーブルを使用し、ワイヤレス充電には非対応です。

最新のWear OSで多機能。快適動作

TicWatch Pro 5は最新の「Wear OS 3.5」を搭載し、さらにスマートウォッチに最適化された最新チップ「Snapdragon W5+ Gen 1」も備えています。

流石に最新のOSとチップを備えていることもあり、動作は非常に快適。また、以下のような多様な機能を備えています。

・Google Map、Google Pay、YouTube Music等Google関連アプリ

・通話やLINEの返信が可能

・SpO2(血中酸素濃度)や、心拍数、睡眠等の健康モニタリング

・100種類以上のワークアウトモード

専用アプリ「Mobvoi Health」で健康モニタリングやワークアウトの詳細なデータが確認可能。またスマートウォッチで使う主要な機能(タイル)の並び替えも可能です。

LINEの通知。返信も可能

音楽の操作が可能

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画面が大きいので文字が見やすい!フォントサイズの変更も可能です。

なお、運動中に表示される超省電力ディスプレイは、心拍数に応じてバックライトのカラーが変化します。

ハードな屋外使用に最適

TicWatch Pro 5はアウトドアやウォータースポーツなど、ハードな使用が想定されたスマートウォッチです。

ボディはアメリカ国防総省制定の「MIL-STD 810H」規格に準拠しており優れた堅牢性を持つとのこと。さらに、GPS・GLONASS・Galileo・BeiDou・QZSSの5種類の衛星測位にも対応しているので、スマートウォッチのマップでルートや位置を確認できます。

また、コンパスやバロメーター(気圧・高度測定)も搭載しているため、ハイキングや山登りにも最適でしょう。

ウォッチフェイスが多い

TicWatch Pro 5はなんと1,000種類以上ものウォッチフェイスに対応し、自由に着せ替えが可能です。

アプリからのスクリーンショット。ウォッチフェイスの一例

ウォッチフェイスは有料のものもありますが、無料のものも非常に多いので課金しなくてもかなり楽しめる印象です。

TicWatch Pro 5の注意点

高い。FeliCaも非対応

公式店舗での価格は税込49,999円とスマートウォッチとしてはハイエンド帯の価格帯です。

価格帯やスぺックとしては考えられるライバルはGalaxy WatchやPixel Watch等となるでしょう。ただし、TicWatch Pro 5はGoogle Payには対応しているものの、Pixel WatchのようなFeliCaがないため非接触型決済が使用できる環境は限られるでしょう。

一方、TicWatch Pro 5は2層ディスプレイを採用したことによる長いバッテリー持続や、MIL規格の堅牢性などが特徴。こうした点に魅力を感じる方は購入してみても良いでしょう。

ベルトが24mm。埃が付きやすい

TicWatch Pro 5は比較的大型のスマートウォッチです。

Pixel WatchとTicWatch Pro 5

腕時計として極端に大きいわけではありませんが、懸念点はあまり一般的ではない24mmのベルトを使用する点。ベルトを交換したい場合は注意しましょう。

また、ベルトはごくごく一般的なシリコンベルトとなっており、高級と言われるフルオロエラストマー(フッ素ゴム)ではありません。シリコンベルトは埃が付きやすいのがイマイチなところです。

iOS非対応。Androidのみ

TicWatch Pro 5は現時点でiOS用のアプリが無いため、Androidでしか利用できません

とは言えiPhoneにはApple Watchがあり、わざわざWearOS搭載スマートウォッチを選びたいという人はあまりいないと思われるので、それほど問題ではないでしょう。

TicWatch Pro 5のスペック

サイズ (mm)50.15 x 48 x 12.2
重量44.35g
カラーブラック
ケース材質ステンレス、7000シリーズアルミニウム、高強度ナイロン、グラスファイバー
ディスプレイ材質指紋防止加工ゴリラガラス(米コーニング社製)
バンド材質固形シリカゲル(交換可能) 24mm
搭載OSWear OS by Google
対応デバイスAndroid 8.0以上(※iOS非対応)
チップセットSnapdragon W5+Gen1ウェアラブルプラットフォーム
メモリRAM:2GB/ ROM:32GB
ディスプレイ1.43インチ(466× 466) 326ppi
AMOLED(有機EL)+ 超低消費電力ディスプレイ(FSTN液晶)の二層式ディスプレイ
通信方式Bluetooth 5.2、Wi-Fi:2.4GHz 802.11b/g/n
衛星測位GPS(アメリカ)、GLONASS(ロシア)、Galileo(EU)、BeiDou(中国)、QZSS(日本)
スピーカー
マイク
バイブレーター
センサー加速度計、ジャイロセンサー、HD PPG心拍センサー、SpO2センサー、
皮膚温度センサー、低遅延オフボディセンサー、気圧計、コンパス
バッテリー容量628mAh
耐久性5ATM、オープンウォータースイミング対応、 / MIL-STD-810H

引用:PR TIMES

TicWatch Pro 5 レビューまとめ

以上、TicWatch Pro 5のレビューをお届けしました。

ガジェットとしては2層ディスプレイを使い分けているという点が面白く、またバッテリー持ちの改善という点に大きく貢献しています。たったの30分で65%も充電できる高速充電に対応している点も本機の魅力でしょう。

MIL規格の高い堅牢性やコンパス、気圧計を備えている点もアウトドアには最適で、ウォッチフェイスが非常に多いことも魅力。長くユーザーの相棒として活躍してくれるはずです。

価格は税込49,999円と決して安いとは言えませんが、以上のようにバッテリーの心配が少なく堅牢など魅力も多いスマートウォッチです。

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Xiaomiモノづくり研究所の研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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