シャオミのライカ共同開発カメラ搭載のハイエンドスマートフォン「Xiaomi 15T Pro」を購入し、しばらく使ってみたので実機レビューをお届けします。
Xiaomi 15T Proは高性能チップ「Dimensity 9400+」やライカ共同開発のトリプルカメラを搭載しながら、市場想定価格は税込109,800円~。
ハイエンドながらコストパフォーマンスも優れたモデルとなっています。
ジャンプできる目次
- 1 Xiaomi 15T Proはこんなスマホ
- 2 Xiaomi 15T Proを開封!充電器も付属
- 3 Xiaomi 15T Proの本体をチェック!
- 4 Xiaomi 15T Proの処理・ゲーム性能をチェック
- 5 Xiaomi 15T Proのディスプレイをチェック
- 6 Xiaomi 15T Proのカメラ性能をチェック
- 7 Xiaomi 15T Proのバッテリー・充電性能をチェック
- 8 Xiaomi 15T Proの音響をチェック
- 9 Xiaomi 15T Proの生体認証をチェック
- 10 Xiaomi 15T Proのスペック
- 11 Xiaomi 15T Pro レビューまとめ
- 12 Xiaomi 15T / 15T Proをお得に購入する方法!
Xiaomi 15T Proはこんなスマホ

Xiaomi 15T Proの主な特徴は以下の通りです。
✅Dimensity 9400+搭載のハイエンドスマホ
✅6.83インチの大画面有機EL。ベゼル極細で没入感〇
✅144Hzリフレッシュレート対応でかなり明るい
✅原神も快適に動作する高処理性能&発熱制御
✅5倍望遠含むライカ共同開発のトリプルカメラ。画質〇
✅デュアルスピーカーは音の広がり〇
✅バッテリー持ち〇 / 15分で50%以上充電できる急速充電
✅ワイヤレス充電 / IP68防塵防水 / おサイフケータイ対応
✅nanoSIM×2 / nanoSIM+eSIM / eSIM×2のデュアルSIM可能
✅Google Gemini、Xiaomi HyperAIなどAI機能多数
✅90W充電器 / フィルム(貼付済) / ケース付属
✅でかく重め(幅77.9mm、重量210g)
✅発熱時は全体が熱くなる(効果的に放熱できているとも言える)
✅最近のシャオミスマホとしてはバッテリー容量控えめ
✅イヤホンジャック非搭載 / aptX Adaptive非対応
✅画面内指紋認証がかなり下。大きいサイズも相まって使いにくい
Xiaomi 15T Proは、強力な性能を持つメディアテック製のSoC「Dimensity 9400+」を搭載するハイエンドスマートフォン。
また、ライカ共同開発のトリプルカメラシステムを搭載しており、5倍光学ズームの望遠カメラも備えています。
そのほか、全体的に優秀なスペックでFeliCa(おサイフケータイ)も対応している一方、市場想定価格は税込109,800円~と優れたコストパフォーマンスが魅力的です。
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Xiaomi 15T Proを開封!充電器も付属
まずは、Xiaomi 15T Proを開封していきましょう。
白地のシンプルなパッケージですが、ライカの赤いロゴがアクセントになったデザインです。

内容物は以下の通りです。

中身
✅本体
✅画面フィルム(貼付済み)
✅ケース
✅90W充電アダプタ&ケーブル
✅SIMピン
✅ガイド類
ケース、フィルム、充電器が付属するフルセット(フィルムは貼付済み)。特に別途充電器を用意しなくても最大出力の充電ができるのは嬉しいです。

ケースはブラック!とりあえずはこれを使えば良さそうです。
Xiaomi 15T Proの本体をチェック!
本体重量は公称で約210g
Xiaomi 15T Proの本体は実測で約214gでした。公称重量よりわずかに重くなっていますが、フィルムも添付されているのでその分でしょうか。

また、付属のケースも含めると約235gとなっていました。

大型スマホなので、重量もそれなり!
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本体細部をチェック!FeliCa&IP68防水対応
それでは、Xiaomi 15T Pro本体の細部もチェックしていきましょう。

本体の上下左右に配置されているボタンやポート等は以下の通りです。




インターフェースは一般的な配置ですが、カメラモジュールの斜め下あたりにFeliCaマークあり。

おサイフケータイ対応です!
また、画面上部にはもう一つのスピーカーがあり、底面のものと合わせてデュアルスピーカーとなっています。

カメラモジュールの高さは十円玉2枚分よりわずかに厚い程度でした。

その他、SIMスロットはnanoSIMが2枚入るうえにeSIMにも対応。

microSDカードスロットはありませんが、容量は256GB、512GB、1TBのバリエーションが用意されているので、容量が気になる方はあらかじめ大容量のものを選びましょう。
そのほか、IP68の強力な防塵防水にも対応。廉価ハイエンドという位置づけながら、こうした点も不足がないのは嬉しいところです。
デザインもチェック。高級感あふれる佇まい
Xiaomi 15T Proのデザインもしっかりチェックしていきましょう。

筆者が購入したモカゴールドはブロンズに近い高級感ある色合い。背面はグラスファイバー製で指紋が目立ちにくいマットな質感となっています。
廉価グレードとは思えない高級感!
前モデル(Xiaomi 14T Pro)は四角形のカメラモジュールから更にレンズが飛び出ているゴツゴツしたスタイルでしたが、Xiaomi 15T Proのカメラモジュールはフラット。

このすっきりしたデザインが、高級感にスタイリッシュ感をプラスしているように感じます。

正直めちゃくちゃ気に入った!ずっと眺めていられます。
なおフレームはアルミ製でややラウンドした形状。大型のスマホながら握り心地は悪くありません。

画面は約6.83インチの1.5K高解像度ディスプレイを採用。

ベゼルは非常に細くフラッグシップモデルのよう。大きな画面と相まって非常に見栄えが良いです。

もちろん下部のベゼルもかなり細く切り詰められています。

一方、横幅は77.9mmと大きく、筆者のように手が小さめだと片手操作はだいぶ難しいサイズ感です。

とは言えグリップ感は意外と良好。持ち心地も考慮したデザインとなっています。
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Xiaomi 15T Proの処理・ゲーム性能をチェック

最高240万点の高スコア
Xiaomi 15T Proは、メディアテック製のハイエンドSoC「Dimensity 9400+」を搭載しています。
その処理性能を測るために、AnTuTuベンチマーク(Ver10.4.6)で計測を行いました。強い負荷への耐性を調べるために3回連続で行っています。



※検証したモデルは12GB+256GBです。
結果は、最高で240万点を超える高スコアを記録。また、2回目・3回目ではスコアが落ちたものの下げ幅はそれほど大きくありません。
温度も一回目では最大42.7℃と悪くない結果に。2回目・3回目では45℃以上と高い温度になってしまいましたが、それにもかかわらず高いパフォーマンスを維持できている点は優秀です。
高負荷時に全体が熱くなりますが、それだけ放熱できているとも言えるかと!
なお、実際に日常的によく使われるであろうアプリ(電話、ブラウザ、SNSなど)を使ってみましたが、もちろん非常に快適に使う事ができました。
ゲーム体験も水準以上
AnTuTuベンチマーク(Ver.10)で分かる大体の性能目安は以下の通り。参考にしてください。
| スコア | 解説 |
| ~約30万点 | 超ローエンド。最低限のことができれば良い人向け |
| ~約40万点 | ローエンド。40万点未満よりも動作は快適。ゲーム以外はほぼ困らない |
| ~約70万点 | ミドルレンジ。30万点~40万点よりも快適。あまり重くないゲームなら可 |
| ~約150万点 | ミッドハイレンジ。高負荷設定でなければ3Dゲームも十分動く |
| ~約200万点 | ハイエンド一歩手前。高負荷設定でも3Dゲームがほぼ快適 |
| ~約300万点 | ハイエンド。高負荷設定でも3Dゲームが十分快適 |
| 300万点超え | 2025年のトップレベル。高負荷設定でも3Dゲームが超快適 |
※2025年10月時点の当サイト独自の基準に基づきます。使用感は人によって異なる場合があるので、あらかじめご了承ください。
Xiaomi 15T Proは最高で200万点を楽々超えるスコアで、高負荷設定の3Dゲームでも高いパフォーマンスを発揮できるスマホです。
ゲームについての詳細は以下の記事(note)で書いているので合わせてご確認ください。
▷Xiaomi 15T Proのゲーム性能は?「原神」を実際にプレイしてみたら……
ハイエンドモデルだから原神も快適にできる!
なお、Xiaomi 15T Proはサイドフレームが金属製、背面がグラスファイバーとなっています。
樹脂製よりも放熱性に優れる一方、高負荷時に筐体全体が熱くなるので、手が熱いと感じる方はケースを付けた方が快適に使えそうです。

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Xiaomi 15T Proのディスプレイをチェック
とにかくでかい有機ELディスプレイ
Xiaomi 15T Proは、約6.83インチ有機ELディスプレイを搭載しています。

解像度が1.5K(2772×1280)と高精細で、画面サイズも非常に大きいため、細いベゼルも相まって没入感の高さが素晴らしいです。
また、最大144Hzのリフレッシュレートに対応していることもあり、アプリの起動や切替のアニメーションも非常になめらかです。
直射日光下でもしっかり明るい
Xiaomi 15T Proの日光下での最大輝度は3200nitsとのこと。

実際に直射日光下でもしっかり見える優れた視認性のディスプレイとなっていました。
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Xiaomi 15T Proのカメラ性能をチェック
ライカ共同開発のトリプルカメラ

Xiaomi 15T Proは、ライカ VARIO-SUMMILUX光学レンズのトリプルカメラを搭載。構成は以下の通りです。
| 標準(広角) | 5000万画素 Light Fusion 900 (1/1.31, f/1.62, 23mm) 光学式手ブレ補正 (OIS) |
| 5x望遠 | 5000万画素 (f/3.0, 115mm) 光学式手ブレ補正 (OIS) |
| 超広角 | 1200万画素 (f/2.2, 15mm, 120°) |
また、2種類のライカ写真スタイルや、自然なボケ感を演出する2種類のポートレートモード等が備わっています。
動画については、8K+30fps(標準カメラのみ)や、4K+120fps(標準カメラのみ)、4K+60fps(超広角カメラ不可)での撮影も可能です。
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カメラ総評:独自の撮影スタイルや5倍望遠が使いやすい
総評としては、様々な撮影機能が楽しく、カメラ重視のユーザーに是非使ってもらいたいスマホです。
Xiaomi 15T Proの魅力の一つは、2種類のライカ写真スタイル(Leicaバイブラント、Leica オーセンティック)で撮影が楽しめる点でしょう。


Leica バイブラントは鮮やかな色合いで撮れ、Leica オーセンティックはより黒と白を強調したコントラストが印象的です。
ポートレートモードについては、14シリーズ時代の頃と比べてシンプルになっていますが、背景のボケ効果は相変わらず強力で、被写体の輪郭も正確にとらえている印象です。

また、光学5x望遠カメラ(115mm)も搭載。メインカメラほどセンサーが大きくないため暗所性能は限定的ですが、確実に撮影の幅を広げてくれるカメラです。

最短撮影距離は約30cmほど。高倍率カメラとしては比較的短い距離で撮れ、結構使いやすいです!
また、10xの光学相当ズーム(230mm)でも撮影でき、仕様上さらに暗所性能は下がってしまいますが、良好な光源があればしっかりキレイに撮れます。

そして撮影後の編集機能も充実しており、特にフィルターは100種類近く(筆者が数えたところ98。今後さらに追加があるかもしれません)。
以下は一例ですが、フィルターを使うことで同じ写真でもガラリと雰囲気を変えられます。








もちろん夜景モードも搭載しており、手軽に美しい夜景が撮影できます(ただし手動では選べずオート判定のみ)。

まとめると、トリプルカメラというハードウェアだけでなく、独自の機能や画質の調整と言った点でも魅力的なスマホです。
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以下、カメラアプリのUIや独自の機能、ズーム性能、夜景モード等について個別にまとめているのでご覧ください。
カメラUIと透かしフレームで魅力的な撮影体験を
Xiaomi 15T ProのカメラUIは以下の通り。基本的な機能はシンプルにまとまっているので、すぐに慣れるかと思います。


また、Xiaomi 15 Ultra等で使えた「ファストショットモード」がXiaomi 15T Proでも使用可能です。

このモードは通常のカメラUIよりも更にシンプルで、より直感的な撮影が可能。
画面ロック時に音量ダウンボタンをダブルタップして起動することもできるので、まさにファストなショットができるモードです。



焦点距離の他、フィルター、EV値等が変更可能

また、Xiaomi 15T Proでは独自の透かしフレームが使用可能。
ライカ仕様のフレームだけでなく、その他一般的なシャオミ端末に搭載されているフレームも使用可能です。以下、フレームを使用した作例です。






以上の通り、カメラUIや撮影後の編集機能でも独自性が感じられ、写真撮影を思う存分楽しみたい方には非常に魅力的なスマホとなっています。
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ズーム性能:良好な性能。AIズームも使える
Xiaomi 15T Proは標準カメラ(23mm)よりさらに焦点距離の長い5x望遠カメラ(115mm)も搭載。
最大100倍のハイブリッドズームやAIズーム等にも対応しており、望遠性能の高いスマホとなっています。
以下、1x(ズームなし)~100x(最大倍率)までのズーム比較の作例です。


標準カメラは2x光学相当ズームに対応!しっかり光源があればキレイに撮れます。
3.1x~4.9xはデジタルズームとなり細部の解像感が失われていきますが、それでもハイエンドモデルらしく極端な粗さは感じません。


そして、5xからは望遠カメラに切り替わります。もちろん光学ズームなので、4xズームよりむしろ画質は良好です。

さらに5xの望遠カメラは、10xズームでもインセンサーズームにより光学相当の画質を実現しており、日中ではそこそこキレイに撮れるようになっています。

かなり遠距離を撮れるので撮影の幅がグンと広がりますね!
より高倍率のズームは以下の比較をご覧ください。




流石に10xを超えてくると粗い感じになってきますが、それでも何が写っているかはちゃんと分かるレベルでした。
さらに、Xiaomi 15T Proは20x以上でAI生成も加えたAIズームが使用可能。画質向上は限定的ではあるものの、よりくっきりとした写りになります。




個人的には、AI生成してしまうと写真とは違う何かになってしまう気がするのでOFF推奨ですが、新しい技術に興味のある方は使ってみても良いでしょう。
全体的には、5x光学ズームの望遠カメラを搭載し、10x光学相当ズームも可能となったことで、望遠カメラが2.6x光学だったXiaomi 14T Proよりも望遠性能は向上(詳細な比較記事は別途で公開予定です)。
さらに撮影の幅が広がり、よりハイエンド感のあるモデルになったと思います。
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夜景モード:特に標準カメラが暗所に強い
Xiaomi 15T Proは夜景モードに対応(ただしオート判定のみ)。
超広角カメラや望遠カメラでもそこそこキレイに撮れますが、やはりセンサーサイズが大きい標準カメラが魅力的です。





超広角カメラや望遠カメラ、光学相当ズームはあまり暗所に強くないので、よく見ると暗い部分の表現が粗い画質になっています。
とは言え、標準カメラはしっかりハイエンド感ある明るい写りで良好な性能だと思います。
ある程度の光源がある夜景スポットではしっかりキレイに撮れるかと!
動画の手振れ補正:OIS搭載で手振れ補正〇
Xiaomi 15T Proの標準カメラは、光学式手振れ補正を搭載しており、ブレの少ない動画を撮ることができます。

実際に動画を撮影してみると、手振れ補正がしっかり効いており良好な性能だと感じました。
ハイエンドモデルということもあり、4K+60FPSだけでなく4K+120FPS、8K+30FPSの動画が撮影できることも良い点です。
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Xiaomi 15T Proのバッテリー・充電性能をチェック

バッテリー持ちは「良い」
Xiaomi 15T Proは、5,500mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
そこで、バッテリー100%・音量100%・輝度60%の状態で、Amazonプライムビデオを標準画質で2時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。その他の端末との比較は以下の通りです。
| 機種 | 1時間後 | 2時間後 |
| Xiaomi 15T Pro | 99% | 92% |
| Google Pixel 10 | 95% | 87% |
| nubia Z70S Ultra | 98% | 92% |
| POCO F7 Ultra | 98% | 91% |
| POCO X7 Pro | 99% | 92% |
| Xiaomi 15 | 95% | 87% |
| Xiaomi 15 Ultra | 95% | 87% |
| Xiaomi 14T Pro | 95% | 85% |
| iPhone 16 Pro | 94% | 83% |
以上のテストでは、Xiaomi 15T Proのバッテリー持ちは「良い」結果に。
また、その他の用途も含めて一日使った場合、40%以上は残っている日がほとんどで実使用上も良い印象。
3Dゲームなど負荷の強い用途ではバッテリーの減りが大きくなりますが、その他日常使い的な用途であればしっかり一日持つのではないかと思います。
一般的な使い方であれば、特に問題ないバッテリー持ちかと!
なお、5,500mAhというバッテリー容量は、最近のシャオミ製スマホ(6,000mAh以上のものもある)としてはそれほど多い容量ではありません。
一方、一般的なスマホのバッテリー容量は5,000mAhというものが多いので、それと比べればやや多いと言えるでしょう。
充電は「高速」。15分で50%以上充電できる
Xiaomi 15T Proは、90Wハイパーチャージ急速充電(有線)に対応しており、専用充電器も付属しています。
実際に付属充電器で充電を行い、バッテリー残1%から100%まで充電するのにかかった時間は、以下の通りです。
| 充電時間 | バッテリー |
| 15分 | 53% |
| 30分 | 88% |
| 36分 | 100% |
※充電オプションで「トップスピード」に設定しています。
※充電速度は使用する充電器・ケーブル、そのほか気温や本体温度によって異なる場合があります。
以上の計測では、たったの15分で50%を超える充電ができており、満充電も40分かからないという高速です。
この急速充電は、外出前の準備中にサッと充電でき非常に便利。以下のモバイルバッテリー「Xiaomi 165W Power Bank 10000 (Integrated Cable)」も持っておけば、外出先でも素早く充電できます。
急なバッテリー切れでもすぐに回復できますね!
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50Wワイヤレス充電にも対応だが......
Xiaomi 15T Proは、その他にもPD3.0 / PD2.0の充電規格や、最大50Wのワイヤレスハイパーチャージ急速充電に対応しています。
ただし、最大50W出力のシャオミ製充電器は日本では販売されてないので注意が必要。用意できない場合は、一般的なワイヤレス充電器を使いましょう。
※余談:BYD製のEVの車載ワイヤレス充電器なら最大50Wで充電できるらしい......。
Xiaomi 15T Proの音響をチェック
音質〇なデュアルスピーカー
Xiaomi 15T Proはデュアルスピーカーを搭載しており、広がりの良い高音質サウンドが楽しめます。


スピーカーのサウンドはやや低音が弱く感じるものの、全体的には決して悪くありません。
音の広がりもステレオ感がしっかりあるので、多くの方が不満なく音楽や動画再生を楽しめそうです。
個人的には、設定でサウンド効果を「Xiaomi サウンド」に変更するのがオススメです!
イヤホンジャック非搭載。aptX Adaptiveは非対応
Xiaomi 15T Proはイヤホンジャックは非搭載です。
また、Bluetoothコーデックも「aptX Adaptive」は非対応(クアルコム製SoCを搭載していないので仕方がない)。

いわゆる高音質コーデックではLDACやLHDCには対応しているので、日本向け製品で一般的なLDACのものを使うのが良いでしょう。
Xiaomi 15T Proの生体認証をチェック
Xiaomi 15T Proは画面内指紋認証・顔認証に対応しています。


認証速度はどちらも非常にスムーズですが、指紋センサーはかなり下の方にあるので意識的に指を持っていく必要があります。
両手で持つ場合には特に問題ありませんが、片手で指紋認証する場合は油断すると手から滑り落ちてしまいそうなので、その点は気になりました。
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Xiaomi 15T Proのスペック
Xiaomi 15T Proのスペックは以下の通りです。
| Xiaomi 15T Pro | |
| OS | Xiaomi HyperOS 2 |
| SoC | Dimensity 9400+ |
| メモリ | 12GB, LPDDR5X |
| 容量 | 256GB / 512GB / 1TB, UFS 4.1 |
| 画面 | 6.83" 有機ELフラットディスプレイ 1.5K解像度 (2772 x 1280) 144Hzリフレッシュレート, 3200nitピーク輝度 |
| アウトカメラ | 標準: 5000万画素+OIS 望遠 (5倍): 5000万画素+OIS 超広角: 1200万画素 |
| インカメラ | 3200万画素 |
| 電池 | 5500mAh, 90W有線充電, ワイヤレス充電 |
| 音響 | デュアルスピーカー |
| 防塵防水 | IP68 |
| おサイフケータイ | 対応 |
| 生体認証 | 画面内指紋/顔 |
| 5G | n1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/40/41/48/66/71/75/77/78 |
| 4G | LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66/71 LTE TDD:B38/39/40/41/42/48 |
| 寸法 | 162.7 x 77.9 x 7.96mm, 210g |
| 本体色 | ブラック, グレー, モカゴールド |
| その他 | Wi-Fi 7, Bluetooth 6.0, nanoSIM + eSIM |
| 市場想定価格 (税込) | 12GB+256GB:109,800円 12GB+512GB:119,800円 12GB+1TB:129,800円 |
ソース:Xiaomi Japan
Xiaomi 15T Pro レビューまとめ

Xiaomi 15T Proのレビューをお届けしました。主なGood / Badポイントをまとめると以下の通りです。
✅Dimensity 9400+搭載のハイエンドスマホ
✅6.83インチの大画面有機EL。ベゼル極細で没入感〇
✅144Hzリフレッシュレート対応でかなり明るい
✅原神も快適に動作する高処理性能&発熱制御
✅5倍望遠含むライカ共同開発のトリプルカメラ。画質〇
✅デュアルスピーカーは音の広がり〇
✅バッテリー持ち〇 / 15分で50%以上充電できる急速充電
✅ワイヤレス充電 / IP68防塵防水 / おサイフケータイ対応
✅nanoSIM×2 / nanoSIM+eSIM / eSIM×2のデュアルSIM可能
✅Google Gemini、Xiaomi HyperAIなどAI機能多数
✅90W充電器 / フィルム(貼付済) / ケース付属
✅でかく重め(幅77.9mm、重量210g)
✅発熱時は全体が熱くなる(効果的に放熱できているとも言える)
✅最近のシャオミスマホとしてはバッテリー容量控えめ
✅イヤホンジャック非搭載 / aptX Adaptive非対応
✅画面内指紋認証がかなり下。大きいサイズも相まって使いにくい
総評としては、全体的に優秀なスペックで高コスパのハイエンドスマートフォン。
それほど大きな欠点がない一方で、強力なSoC、ライカ共同開発カメラ、明るい大画面有機ELを備えており、おサイフケータイやIP68防塵防水に対応。
実際の使用体験も良好で、デザインや素材(グラスファイバー背面+アルミフレーム)の良さも、所有欲をしっかり満たしてくれるものとなっています。
また、ここ最近のハイエンドスマホは15万円を超えるようなものも増えてきましたが、本機は市場想定価格で税込109,800円~と比較的安価。
コスパの良いハイエンドモデルやライカ共同開発カメラ、デュアルnanoSIM(もちろんeSIMも対応)に魅力を感じる方にオススメです。
2025年発売のハイエンドモデルでは抜群のコスパ!しっかりFeliCa+IP68防水も対応です。
Xiaomi 15T / 15T Proをお得に購入する方法!
Xiaomi 15T / 15T Proの市場想定価格は以下の通りです。
| 容量 | Xiaomi 15T | Xiaomi 15T Pro |
| 12GB+256GB | 64,800円 | 109,800円 |
| 12GB+512GB | 69,980円 | 119,800円 |
| 12GB+1TB | - | 129,800円 |
※価格は税込
※販路によって実売価格は異なる可能性があります。
一方、格安SIMのIIJmioに他社から乗り換えることでお得に購入する方法も。詳細は以下の記事をご覧ください。
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