スマホ選びで重要なのがカメラの実力。スペックだけで判断するのは難しく、実際に使って撮影した写真を見てこそ本当の違いが分かります。
今回は、Nothing Phone (3a)とPOCO X7 Proのカメラを徹底比較。
どちらも魅力的な機種ですが、細かく見ていくと意外な差が出る結果に。両機種が気になっている方は、以下詳細を是非ご覧ください。
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カメラハードウェアの比較
Nothing Phone (3a)とPOCO X7 Proのカメラ構成の主な違いは以下の通りです。
Nothing Phone (3a) | POCO X7 Pro | |
広角(メイン) | 5000万画素 (24mm, 1/1.57型, f/1.88) +OIS | 5000万画素 (26mm, 1/1.95型, f/1.5) +OIS |
望遠 | 5000万画素 (50mm, 1/2.75型, f/2.0) | なし ※メインカメラのインセンサーズームで対応(2x) |
超広角 | 800万画素 (15mm, f/2.2) | 800万画素 (15mm, f/2.2) |
大きな違いは、Nothing Phone (3a)は望遠カメラを搭載していることに対して、POCO X7 Proは非搭載なこと。
一方、POCO X7 Proのメインカメラはインセンサーズームに対応しており、実質的に2x光学相当の望遠カメラとしても機能します(ただし、ズーム時の暗所性能は劣化します)。
その他、メインカメラのセンサーサイズはNothing Phone (3a)の方が大きくなっている一方、POCO X7 Proはf/1.5の非常に明るいレンズを採用しています。
スペック上はNothing Phone (3a)の方が優位に感じられます!
それでは、以下実際の作例で比較していきます。
実際の作例で比較
色味:Nothingは不自然な調整が目立つ
まずは色味を比較します。初めに結論を書いておくと、個人的にはPOCO X7 Proに軍配。
Nothing Phone (3a)は良くも悪くもビビッドになりやすく、望遠カメラの白っぽい写りが気になりました。一方、POCO X7 Proは比較的自然な写りです。
以下のカレーの作例比較では、Nothing Phone (3a)が目で見たままよりもかなり濃い目の色合いになっていますが、POCO X7 Proは目で見るのと大きな差はありません。
色味が全然違う!ここは好みの分かれるところ。
また、Nothing Phone (3a)はメインカメラと比べて望遠カメラは露出オーバー気味の調整で、白っぽい写真になりがちです。
POCO X7 Proには望遠カメラがないため、ズーム時もズーム無しで撮るのと変わらない色味で撮ることができます。
個人的にはPOCO X7 Proの方が好きな色合いですね!
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ズーム・超広角:意外にもPOCOが優秀
次にズーム性能と超広角カメラを比較します。
はじめに結論を書いておくと、Nothing Phone (3a)は望遠カメラを搭載しているにも関わらず画質面で大きな優位性はなく、白飛びしやすい分むしろPOCO X7 Proiに劣っているという印象です。
2xまでズームすると、Nothing Phone (3a)は自動で望遠カメラに切り替わります。一方、POCO X7 Proは望遠カメラ非搭載ですが、メインカメラのインセンサーズームにより、ある程度のズーム性能を備えています。
※なおそれぞれの焦点距離等の違いのため、同じ倍率でも両者でやや画角が異なります。
2xズーム
以下の2xズームの作例比較では、特に大きな画質の違いは感じられませんが、Nothing Phone (3a)はとにかく明るくするような調整のため、全体的に白っぽい写りになっています。
3xズーム
3xまで拡大すると、POCO X7 Proの方がクッキリと立体感を感じられる写りに感じられ、一方Nothing Phone (3a)はとにかく白飛びが目立ちます。
5xズーム
5xズームでもPOCO X7 Proの方がクッキリとした写りで見栄えが良いです。
10xズーム
一方、10xズームではPOCO X7 Proの方がややぼやっとした写りに。とは言え、極端な差は感じません。
超広角
超広角カメラはどちらも800万画素のセンサーとなっており、大きな差は感じられませんでした。
POCO X7 Proは望遠カメラ非搭載ですが、むしろ優秀に感じました!
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接写:Nothingは寄って撮るのは不得意
次に接写の比較ですが、はじめに結論をまとめておくと2xズームで寄れるPOCO X7 Proが優位。
一方、Nothing Phone (3a)は2x以上のズームで望遠カメラに切り替わってしまうため、そもそも寄って撮るのは不得意です。
POCO X7 Proのメインカメラはインセンサーズームに対応しているため、メインカメラの焦点距離そのままで寄って撮ることが可能。
以下の作例はピントが合うギリギリまで寄って撮影しています(しっかり光量のあるシーンでは画質もあまり劣化しません)。
POCO X7 Proのインセンサーズームは汎用性が高い......!
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ポートレート:どちらも自然な背景のぼかし
ポートレートモードでは大きな差はなし。
どちらも背景のぼかしが自然で、印象的なポートレートが撮影できました。
色味の好みはあるかも?
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夜景:ズームではNothingの方が自然な写り
夜景では、Nothing Phone (3a)の方が光を強調した写りで、より映える印象。
一方、POCO X7 Proはより自然な写りですが、画質的には大きな差がないように感じられます。
また、2xズームではNothing Phone (3a)の方が柔らかい印象で、POCO X7 Proはスマホのズームらしいクッキリとした写り。
ズーム時はNothing Phone (3a)の方が自然に近い印象でやや好み。とは言え、極端に大きな差は感じませんでした。
ズームも含めるとNothing Phone (3a)がわずかに有利かな?
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まとめ:POCO X7 Proに軍配
以上、Nothing Phone (3a)とPOCO X7 Proのカメラ画質の比較でした。
この記事のまとめとしては、全体的にPOCO X7 Proの方が優秀な点が目立つ結果に。要点は以下の通りです。
- 色味:POCO X7 Proは自然、Nothing Phone (3a)は鮮やかだが白飛びしやすい
- ズーム:POCO X7 Proのほうが良好な印象で、意外な強さを発揮
- 接写:POCO X7 Proは2倍ズームで寄れるため有利
- 夜景・超広角・ポートレート:大きな差はなく、どちらも悪くない
Nothing Phone 3aは望遠カメラを搭載しているものの大きな優位性は感じられず、全体的に完成度が甘い印象で色味も好みが分かれそうな調整。
一方、POCO X7 Proのカメラはより幅広い撮影スタイルに対応でき、万人受けしそうな印象。
また、意外なズーム性能の良さや接写性能の優位が決め手になるかもしれません。
どちらを選ぶかは好みによりますが、自然な色合いと安定した画質を求めるなら、POCO X7 Proが有力な選択肢と感じました。
Nothing Phone (3a)のハードウェアは決して悪くないので、今後のアプデに期待!
Nothing Phone (3a) をお得に購入する方法!
Nothing Phone (3a) の価格は販路によって異なるものの、Nothing 日本公式サイトでは税込54,800円~。
一方、MVNO(格安SIM)のIIJmioや楽天モバイル
の回線と同時契約することでお得に購入することが可能です。
詳細は以下の記事にまとめているので、ぜひご覧ください。
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POCO X7 Proをお得に購入する方法!
POCO X7 Proの希望小売価格は税込49,980円~で、Xiaomi公式サイト(mi.com)や、Amazon、Xiaomi公式 楽天市場店などで購入できます。
一方、MVNO(格安SIM)のIIJmioに他社から乗り換える(MNP)とお得に購入することが可能。詳細は以下の記事にまとめているので、ぜひご覧ください。
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