Googleの高性能AI搭載スマートフォン「Google Pixel 10」を購入したので、AnTuTuベンチマークその性能を測ってみました。
価格は販路によって異なるものの、Googleストアで税込128,900円(128GBモデル)。高性能なAI性能を誇るという「Google Tensor G5」チップを備え、高輝度の画面や望遠含むトリプルカメラ搭載も魅力な一台です。
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Google Pixel 10のAnTuTuベンチマークスコア

Google Pixel 10は、Google独自のSoC「Google Tensor G5」を搭載しています。
その処理性能を測るために、AnTuTuベンチマーク(Ver10.4.6)で計測を行いました。強い負荷への耐性を調べるために3回連続で行っています。



結果は、最高で120万点台となっており10万円を超えるスマホとしては物足りない結果に。
また、スコアが出ていない割に発熱は強めで3回目では44.9℃と高い温度に。これに伴ってか、スコアも下がり100万点を切ってしまっています。
少なくともベンチマーク性能は振るわない結果となっており、特にGPUが低いことから高負荷の3Dゲームではかなり不安。
一方、これだけのスコアが出ているのであれば、ゲーム以外の日常使いには十分です。
実際に日常的によく使われるであろうアプリ(電話、ブラウザ、SNSなど)を使ってみましたが、非常に快適に使う事ができました。
AnTuTuベンチマーク目安表
AnTuTuベンチマーク(Ver.10)で分かる大体の性能目安は以下の通り。参考にしてください。
| スコア | 解説 |
| ~約30万点 | 超ローエンド。最低限のことができれば良い人向け |
| ~約40万点 | ローエンド。40万点未満よりも動作は快適。ゲーム以外はほぼ困らない |
| ~約70万点 | ミドルレンジ。30万点~40万点よりも快適。あまり重くないゲームなら可 |
| ~約150万点 | ミッドハイレンジ。高負荷設定でなければ3Dゲームも十分動く |
| ~約200万点 | ハイエンド一歩手前。高負荷設定でも3Dゲームがほぼ快適 |
| ~約300万点 | ハイエンド。高負荷設定でも3Dゲームが十分快適 |
| 300万点超え | 2025年のトップレベル。高負荷設定でも3Dゲームが超快適 |
※2025年8月時点の当サイト独自の基準に基づきます。使用感は人によって異なる場合があるので、あらかじめご了承ください。
Google Pixel 10は最高で120万点台というスコアで、フラッグシップモデルでありながらスペック的にはミッドハイレンジ。
同価格帯の他社ハイエンド/フラッグシップモデルと比較すると厳しいスコア。実際のゲームの動作については以下のnoteの記事をご覧ください。
▷Google Pixel 10のゲーム性能がすごく残念な件。「AIスマホだから」を言い訳にしてはいけないと思う(note)
まとめ:コンパクトでパフォーマンスも高め

以上、Google Pixel 10のAnTuTuベンチマーク、ゲームの性能・動作チェックでした。
AnTuTuベンチマークは120万点台で、フラッグシップモデルとしては厳しいスコア。
スコア的にはミッドハイレンジ級の性能と言え、税込7万9,800円(モトローラ公式オンラインストア)のmotorola edge 60 proよりも低い数値となっています。
▽motorola edge 60 proのAnTuTuベンチマークをチェック!原神も意外と快適に動くぞ
AIに力を入れているモデルとは言うものの、定価で10万円を超えるモデルなのだから、あらゆる面で80点くらいの体験を提供してほしいというのが正直なところ。
ベンチマークやゲームにおいて、Google Pixelシリーズは他社フラッグシップに水をあけられ続けており、Pixel 10においても同様となりそうです。
Pixelシリーズのゲーム性能改善をずっと願っています......。
Google Pixel 10をお得に購入する方法!
Google Pixel 10の価格は販路によって異なりますが、Googleストアで税込128,900円(128GBモデル)。
一方、ソフトバンクでは1年 or 2年返却でお得に利用することが可能です。詳細は以下の記事をご覧ください。
