開くと8インチの大画面が使える折りたたみスマートフォン「nubia Fold」をお借りし、画面分割・マルチタスク機能を試してみたので、その仕様や感想を記事にまとめました。
大画面を活かした画面分割・マルチタスクは折りたたみスマホの醍醐味ですが、nubia Foldの画面分割機能は非常にシンプル、悪く言えば「最低限」の仕様に留まっています。
折りたたみの王者であるサムスンのGalaxy Z Foldシリーズと比較すると、操作感や自由度に大きな差があるため、購入前にぜひ本記事の内容をチェックしてください。
製品貸出:ZTEジャパン株式会社
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nubia Foldの画面分割・マルチタスク機能をチェック

分割のバリエーションと操作感
まず、画面分割のレイアウトと起動方法には「最大2分割まで」「タスクバーからのドラッグ不可」といった、いくつかの制限があります。
Galaxy Foldのような「3分割画面」には対応していません。大画面ではありますが、同時に表示できる固定アプリは2つまでとなります。

また、画面下部のタスクバーからアイコンをドラッグして直感的に画面を割り振ることはできません。
タスクバーからアイコンをドラッグすると、強制的にフローティングウインドウ(浮き出し窓)として起動してしまいます。
そのため、画面分割を利用するには、一度「タスク切替(履歴)画面」を開き、そこから各アプリの設定メニューを経由して分割を選択する必要があります。

このようにワンアクションで分割できない点は、分割画面のヘビーユーザーには少々手間に感じるかもしれません。
一方、分割後に、真ん中の「・・・ボタン」をタップすることで、分割画面の保存、左右の入れ替え、上下に並べることは可能でした。

サイズ調整の自由度
分割した際の表示比率にも、独自の仕様があります。
まず、画面分割時の比率は「1:1」または「1:2」のどちらかしか選べません。

上下左右で比率の切り替えは可能ですが、Galaxy Foldのように、境界線をスライドさせて自分好みの細かいサイズに調整することは不可能です。あくまで決められた枠内にアプリをはめ込む形になります。

フローティングウインドウの併用
「2分割画面 + フローティングウインドウ」という形で、擬似的に3つのアプリを同時表示することは可能です。

ただし、フローティングウインドウ化できるアプリはシステム側で限られており、すべてのアプリを自由に浮かせておけるわけではありません。
以上のスクリーンショットの例で言うと、Chromeブラウザはフローティングウインドウ化が可能でしたが、Google Photo、Lightroomはフローティングウインドウ化に非対応でした。
利用したいアプリが対応しているかどうかが、使い勝手を左右するでしょう。
画面分割・マルチタスクのまとめ

結論として、nubia Foldの画面分割機能は「とりあえず分割もできる」というベーシックな作りとなっています。
Galaxy Z Foldシリーズが長年培ってきた、デスクトップPCのような洗練されたマルチタスク環境を期待すると、物足りなさを感じてしまうと思います。
ソフトウェアの作り込みやカスタマイズ性よりも、シンプルな機能性で十分と考える人向けの仕様と言えるでしょう。
一方、nubia FoldはGalaxy Z Fold7よりも安価で、なにより6,560mAhという超大容量のバッテリーを備えたモデルとなっています。
ちなみにGalaxy Z Fold7は4,400mAh。価格は税込265,750円......。
nubia Foldはソフトの開発では先行するGalaxy Foldに遅れているものの、以上のようなバッテリー等のハード(+価格)に魅力のある折りたたみスマートフォンです。
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