2025年11月26日、シャオミのサブブランドPOCOは「POCO F8 Ultra」をグローバル発表しました。
非常に高いスペックに加えて、BOSEと共同開発された音響システムを搭載。背面にウーファーを備えており、2.1chステレオサウンドが楽しめるフラッグシップモデルとなっています。
以下、主な特徴や価格などをまとめています。
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POCO F8 Ultraの主な特徴
パフォーマンス
POCO F8 Ultraは、クアルコム製の最高峰のSoC「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を搭載しており、AnTuTu(Ver.11)ベンチマークで390万点以上のスコアを記録しているとのこと。

AIを活用した独立グラフィックチップ「VisionBoost D8」も搭載しており、ハードウェアレベルでの超解像に対応。
さらに、独自のゲーム最適化機能「WildBoost Optimization」によって、最大120FPSのスマートフレームレート(フレーム補間)等の快適なゲーム体験を提供すると謳われています。

また、この強力な性能を支えるために3Dデュアルチャネル×デュアルレイヤーIceLoop冷却システムを備えており、その面積は6700mm²にも達するとのこと。
オペレーティングシステムはXiaomi HyperOS 3を採用しており、各種AI機能の他、iOS、macOSといったApple製品との高度な連携機能も備えています。
そのほか、メモリは12GB / 16GB、ストレージは256GB / 512GBとなっています。
画面
POCO F8 Ultraの画面は、6.9インチの大型POCO HyperRGB有機ELディスプレイを採用しています。

このディスプレイはフルRGB配列を採用しており、従来製品よりも鮮明な表示が可能とのこと。

画質は2Kに匹敵する高画質(2608x1200)で、120Hzのリフレッシュレート、3500nitsのピーク輝度に対応しています。
また、省電力性も強化されており、M10発光素材の使用によって電力消費効率が従来モデルより11.4%向上。目の健康に配慮した終日DC調光機能も採用されており、最低輝度は1nitになっているとのことです。
そのほか、上左右1.5mm、下1.68mmの極細ベゼルを採用しており、没入感のある視覚効果を提供すると謳っています。
カメラシステム
POCO F8 Ultraは、POCO史上最高峰のトリプルカメラを備えたモデルです。

メインカメラには、POCOブランド史上最大となる1/1.31インチの大型センサー「Light Fusion 950」を採用しています。
これはXiaomi 17と同等の高ダイナミックレンジセンサーであり、2倍光学相当ズームにも対応。さらにOIS(光学式手ブレ補正)も備えています。
また、DXG高ダイナミック技術により、13.5EVという高ダイナミックレンジを実現しています。レンズには強力なコーティングが施されたガラスとプラスチックの複合レンズが採用され、グレアを大幅に低減しているとのことです。
そして、望遠カメラにはPOCOブランド初搭載となる5倍ペリスコープ望遠を採用。この望遠カメラは5倍光学ズームに加えて、10倍光学相当ズーム、20倍ウルトラズーム(AIズームと思われる)に対応しており、OISも備えています。
そのほか、 超広角カメラも5000万画素センサーを採用。インカメラは3200万画素です。
バッテリー・充電
POCO F8 Ultraは6500mAhもの超大容量バッテリーを搭載し、長いバッテリー持続時間を実現しています。

充電機能も充実しており、100W有線急速充電、50Wワイヤレス急速充電、22.5Wリバース有線充電に対応しているほか、100WのPPS急速充電にも対応。
さらに、バッテリー残量や温度、アプリの使用状況を考慮して充電速度とシステムとバッテリー間の電力配分を自動で調整するスマート充電にも対応しています。

音響
POCO F8 Ultraは、世界的な音響メーカー「Bose(ボーズ)」と共同開発した音響システムを搭載。
スピーカーは、2基のスーパーリニアスピーカーと背面に搭載された大型ウーファーから構成される2.1chステレオとなっており、より深く、より豊かでパワフルな低音を実現していると謳っています。

また、Boseが60年にわたり培ってきた音響技術の蓄積と、全面的なチューニングを基盤とし、音響システム全体が刷新されたとのこと。

これにより、豊かな低音、細部まで豊かな音質、そしてクリアなボーカルという、バランスの取れた高品質なサウンド体験を実現したとしています。
その他の特徴
POCO F8 Ultraのデザインは優雅にカーブしたR角と極細ベゼルが印象的なデザイン。カラーバリエーションはデニムブルー、ブラックの2色展開となっています。

特徴的なのはデニムブルーで、革新的な「第三世代ナノテク素材」によりデニムのような質感を実現。
この素材は紫外線による劣化(黄ばみ)を抑え、耐摩耗性も大幅に向上し、表面の汚れも簡単に拭き取れる実用性も兼ね備えていると謳われています。
その他、IP68防塵防水に対応し、通信性能を強化する「Surge T1+」「T1S」チューナーを搭載。

1km以上離れた距離でのオフライン通話を可能にする「Xiaomi オフラインコミュニケーション」や、eSIMにも対応しています。
寸法は、縦163.33mm、横77.82mmが2色で共通。厚さはデニムブルー8.3mm、ブラック7.9mmで、重量はデニムブルー220g、ブラック218gとなっています。
POCO F8 Ultraの価格とまとめ

POCO F8 Ultraの各構成と価格は以下の通りです。
| 容量 | 価格 | 初回価格 |
| 12GB+256GB | 729ドル (日本円で約11.4万円) | 679ドル (日本円で約10.6万円) |
| 16GB+512GB | 799ドル (日本円で約12.5万円) | 729ドル (日本円で約11.4万円) |
※日本円価格は2025/11/26時点のレート換算です。
SoC、画面、カメラ、バッテリーは妥協のないフラッグシップモデルとなっており、独自のデニム質感のボディも魅力的。
さらにBose共同開発の音響システムを備えており、他社製品にはないという強力な付加価値となっています。
POCO F7シリーズと同様に日本でも発売が期待できそうです。
POCO F8 Ultraのスペック
POCO F8 Ultraのスペックは以下の通りです。
| POCO F8 Ultra | |
| OS | Xiaomi HyperOS 3 |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
| メモリ | 12GB / 16GB, LPDDR5X |
| ストレージ | 256GB / 512GB, UFS 4.1 |
| 画面 | 6.9インチ, OLED, 解像度2608×1200, リフレッシュレート120Hz, ピーク輝度3500nits |
| アウトカメラ | メイン:5000万画素 5倍望遠:5000万画素 超広角:5000万画素 |
| インカメラ | 3200万画素 |
| 電池 | 6500mAh, 100W有線急速充電, 50W無線急速充電, 22.5W有線逆充電 (100W PPS対応) |
| 音響 | BOSE 2.1chステレオスピーカー |
| 防塵防水 | IP68 |
| 生体認証 | 超音波式指紋 / 顔 |
| 5G | 5G SA: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66(70M)/77/78/71/2/48/26 5G NSA: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66(70M)/77/78/71 |
| 4G | 4G LTE TDD: 38/40/41/42/48 4G LTE FDD: 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/66(70M)/71 |
| 寸法 | ブラック: 163.33×77.82×7.9mm , 218g デニムブルー: 同×同×8.3mm , 220g |
| 本体色 | デニムブルー/ブラック |
| その他 | Wi-Fi 7, Bluetooth 6.0, NFC, nanoSIM / eSIM |
| 価格 | 12GB+256GB: 729ドル 16GB+512GB: 799ドル |
ソース:Xiaomi
