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AQUOS wish4 レビュー!実際に使った評価。ベンチマーク・カメラ・バッテリー性能を検証

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シャープのエントリースマートフォン「AQUOS wish4」を購入し、しばらく使ってみたので実機レビューをお届けします。

価格は販路によって異なるものの、おおよそ2~3万円台。おサイフケータイやIP68の防塵防水だけでなく、MIL耐衝撃などにも対応した丈夫さも魅力的なスマートフォンとなっています。

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AQUOS wish4はこんなスマホ

AQUOS wish4の主な特徴は以下の通りです。

主な特徴

Dimensity 700チップ搭載の5Gエントリーモデル

最大1TB microSDカード対応

独自画質エンジンと5000万画素カメラ搭載

90z駆動の約6.6インチHD+液晶画面

5,000mAhの大容量バッテリー搭載

イヤホンジャック搭載。スピーカーはモノラル

指紋・顔認証 / nanoSIM + eSIM対応

IP68防塵防水 / おサイフケータイ対応

MIL-STD-810H耐衝撃など全18項目に対応

筐体には再生プラスチックを使用

価格は販路によって異なるものの、おおよそ2~3万円台です。

エントリーモデルながら、5G通信やIP68防塵防水、おサイフケータイに対応。また、MIL-STD-810H耐衝撃などに対応しており、丈夫さも魅力のスマートフォンです。

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AQUOS wish4を開封!フィルム・充電器は付属しない

まずは、AQUOS wish4を開封していきます。

パッケージは本体イメージが大きく描かれています。中身は以下の通り。

中身

✅本体

✅クイックスタートガイド等書類

フィルム、ケース、充電器いずれも付属していないため、必要なら別途用意しましょう。

やずX
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フィルムだけでも別途購入しておくと安心ですね!

AQUOS wish4の本体をチェック!

本体重量は実測で190g

本体は実測で約190g。公称どおりの重量でした。

これまでのwishシリーズはコンパクトなサイズが特徴だったのですが、wish4は大型化(画面約6.6インチ)にともない、必ずしも軽いとは言えない重量となっています。

やずX
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とは言え、200g未満なので重いというほどでもないです!

本体細部をチェック!microSDカード対応

それでは、AQUOS wish4本体の細部もチェックしていきましょう。

本体の上下左右に配置されているボタンやポート等は以下の通りです。

右側のフレーム:ボリュームキー上下、電源ボタン兼指紋センサー
左側のフレーム:SIM&microSDカードスロット
底面:左からスピーカー穴、Type-C充電ポート、マイク穴
天面:イヤホンジャック、マイク穴

カメラモジュールの出っ張りはわずかでスッキリとした印象。

カメラの右下あたりにはFeliCa(おサイフケータイ)が搭載されています。

SIMスロットは、nanoSIMとmicroSDカードがそれぞれ一枚ずつ入る仕様。

また、eSIMにも対応しているので、nanoSIMと組み合わせればデュアルSIMにできます。

デザインもチェック。実は質感が結構良い

AQUOS wish4のデザインもしっかりチェックしていきましょう。

筐体には再生プラスチックを使用しているとのことで、触った感じは研磨された石のような質感。意外にも安っぽさはあまりなく好感が持てます。

そして、特徴的なのは円形のカメラモジュール。他ではあまり見ない個性的なデザインで、シンプルでありながら存在感もあります。

画面は約6.6インチの液晶ディスプレイとなっています。

ベゼルは全体的に太めで、特に下部は目立ちます。このあたりは安価なスマートフォンにありがちです。

また、画面上部には水滴型ノッチがあり、インカメラが納められています。

なお、横幅は約76mm。結構大きめなサイズ感で、手が小さめな筆者だと片手で使うのは難しいです。

ただし、その質感のおかげか手に吸い付くようなグリップ感があり、持ち心地は意外と悪くありません。

なお、AQUOS wish4の防水はIPX5(耐噴流)IPX8(耐水没)で、IP6X防塵にも対応。

さらにMIL-STD-810H準拠・ 耐衝撃(落下)など全18項目にも対応し、画面も割れにくい強化ガラスを採用。少々のことでは故障したりしなさそうです。

やずX
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耐水性能と丈夫さが魅力のスマートフォン!

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AQUOS wish4の処理性能をチェック

AnTuTuベンチマークは30万点台後半

AQUOS wish4はSoCにメディアテック製の5G対応チップ「Dimensity 700」を搭載しています。

その処理性能を測るために、AnTuTuベンチマーク(Ver10.2.7)で計測を行いました。強い負荷への耐性を調べるために3回連続で行っています。

 

結果は、いずれも38万点台後半を記録。1〜3回とも安定したスコアで、体感的にも発熱はかなり控えめです。

決して高い数値とは言えませんが、2〜3年前のミドルレンジと同じくらいのスコアで、かなりがんばっているとも言えるでしょう。

AnTuTuベンチマークの目安表は以下をご覧ください。

AnTuTuベンチマーク 目安表

AnTuTuベンチマーク(Ver.10)で分かる大体の性能目安は以下の通り。参考にしてください。

スコア解説
~30万点超ローエンド。最低限のことができれば良い人向け
~40万点ローエンド。30万点未満よりも動作は快適。ゲーム以外はほぼ困らない
~60万点ミドルレンジ。30万点~40万点よりも快適。軽いゲームも楽しめる
~80万点ミッドハイレンジ。高画質設定でなければ3Dゲームも割と動く
~100万点ハイエンド一歩手前。高画質設定でも3Dゲームが楽しめる機種がある
~150万点ハイエンド。ほとんどの機種が高画質設定で3Dゲームが楽しめる
150万点超え2024年初頭の最強クラス。原神や崩壊:スターレイルも軽々と動く

AQUOS wish4は~40万点のラインで、2024年8月時点では一般的なエントリーモデルの性能。ゲーム以外の日常使いでは、ほぼ困らない快適な動作が見込めるスコアです。

実際に使ってみてもウェブブラウジングやLINE、SNSの動作は問題なく、ほぼ快適と言えるような動作でした。発熱することもあまりなく、カメラアプリの挙動も特に重さは感じません。

AQUOS wish4のディスプレイをチェック

なめらか駆動の液晶ディスプレイ

AQUOS wish4は、90Hzのリフレッシュレートに対応した6.6インチ液晶ディスプレイを搭載しています。

解像度はHD+止まりなので、かなり近づいてよく見ると画面にはドット感があります。

一方、大画面で様々なアプリがなめらかに動くので、長く使っていても目に優しく感じます。

やずX
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なめらか駆動はアプリごとに設定可能です!

直射日光下では見にくい

AQUOS wish4の画面輝度はあまり高くないようで、夏の直射日光下では暗く見にくくなってしまいました。

画面の明るさはどこまで求めるかにもよるのですが、直射日光下でも見やすい画面を求める方はご注意を。

AQUOS wish4のカメラ性能をチェック

50MPカメラ+独自画質処理エンジンを搭載

AQUOS wish4は約5,010万画素のカメラを搭載。さらに、目で見た印象を忠実に再現し、夜景もキレイに撮れると謳う画質エンジン「ProPix Lite」も備えています。

そのほか、最大8倍のデジタルズームや、動画撮影時の電子式手振れ補正に対応。動画については最大FHD画質で撮影可能です。

カメラ総評:価格なりだが色は良い

AQUOS wish4のカメラの総評としては、価格なりでエントリーモデルの域を出ない性能です。

ただし、ProPix Liteの効果なのか色合いは中々良い感じ。AIが自動判定して適切な色に調節してくれます。

とは言え、基本のカメラ性能はやはりエントリーらしいもの。シャッターを切ると、時折1~4秒程度の処理が発生することがあり、連写は不得意です。

また、元々の解像感もそれほど高くなく、ズームすると倍率に応じてそのまま画質が劣化していく印象です。

ズームなし
2xズーム

また、光源にも弱く、日差しが強いと全体的にモヤッとした写りに。白飛びも発生しやすいです。

夜景はくっきりとした写りに処理される印象ですが、光の少ない部分はノイジーで粗め。このあたりはセンサーの限界を感じるところです。

やずX
やずX
ProPix liteによる底上げはありますが、高望みは禁物!

全体的には、様々なシーンで根本的な限界を感じるものの、色の調整が良くこの点は好感が持てました。

以下、ズーム性能や夜景写真も個別にまとめているのでご覧ください。

ズーム性能はあまり高くない

以下、1x(ズームなし)と、2x、4x、8x(最大倍率)それぞれのズームの比較です。

初めに結論をまとめておくと、ズーム性能はあまり高くありません。ただし、2xズーム程度であればそれほど悪い画質ではありません。

1x(ズームなし)
2xズーム

しかし、それ以上の倍率でのズームは粗さがかなり目立つようになります。

4xズーム
8xズーム(最大倍率)

以上の通り、ズーム性能はあまり高くありません。このあたりはエントリーらしいの性能なので、高望みは禁物です。

夜景モードでくっきりとした夜景写真が撮れる

AQUOS wish4は夜景モード(オートナイトモード)にも対応。撮影時に自動で暗所を判定して、くっきりとした夜景を撮影してくれます。

オートナイトモード
オートナイトモード

ただし、ズームするとかなりのっぺりした感じの写りに。

オートナイトモード(2xズーム)

カメラ性能をどこまで求めるかは人によりますが、少なくとも夜景性能は限定的なので、この点は注意しましょう。

動画撮影で手振れ補正対応。ただし過信は禁物

AQUOS wish4は動画撮影時の電子式手振れ補正に対応しており、ブレを抑えた動画を撮ることができます。

※圧縮しているため、解像度・フレームレートは実際よりも低下しています。

実際に動画を撮影してみると、普通に歩く程度ならスムーズでブレを抑えた動画が撮れました。

ただし、駆け足ではステップノイズが目立つので、あまり激しく動かすと違和感のある動画になるかもしれません。

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AQUOS wish4のバッテリー・充電性能をチェック

底面にType-C充電ポート

バッテリー持ちは「非常に良い」

AQUOS wish4は5000mAhバッテリーを搭載しています。

そこで、バッテリー100%・音量100%・輝度60%の状態で、Amazonプライムビデオを標準画質で2時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。その他の端末との比較は以下の通りです。

機種1時間後2時間後
AQUOS wish494%87%
moto g2493%85%
OPPO A79 5G91%80%
Redmi 12 5G93%87%
moto g64 5G91%81%
OPPO Reno11 A96%88%
AQUOS sense895%90%

以上のテストでは、AQUOS wish4のバッテリー持ちは良好な結果に。

また、そのほか様々な用途で一日使ってみても、50%前後残っている日が多く「非常に良い」印象。ゲームや高画質の動画を長時間使用しなければ、一日十分持つかと思います。

やずX
やずX

さすがバッテリー持ちに定評のあるSHARPですね!

1時間で70%以上充電可能

AQUOS wish4は「USB Power delivery Revision3.0」に対応しています。そこで、対応の充電器で充電時間を計測してみました。

実際に、バッテリー残1%から100%まで充電するのにかかった時間は以下の通りです。

充電時間バッテリー
30分36%
1時間76%
1時間30分95%
2時間99%
2時間10分100%
※充電速度は気温や本体温度によって異なる場合があります。

充電時間は90%程度までは比較的速い印象で、1時間で76%、1時間30分で95%まで充電できました。

以降はかなり充電が遅くなりますが、前述の通りバッテリー持ちの非常に良い機種なので、毎回100%まで充電する必要もそれほどありません。

バッテリー保護の事を考えれば、あえて90%程度で止めてしまうのも良い選択肢だと思います。

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AQUOS wish4の音響をチェック

モノラルスピーカーの音質は良くない

AQUOS wish4はモノラルスピーカーを搭載しています。

底面にスピーカー

音質はかなり籠った感じでクリア感がありません。この辺りのクオリティはTHEエントリーモデルといった感じなので注意しましょう。

やずX
やずX

音質にこだわらない方なら問題ないですが......。

イヤホンジャック搭載。コーデックはLDAC対応

AQUOS wish4は3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。

天面にイヤホンジャック

最近はイヤホンジャックがない機種も多いので、有線派には嬉しい仕様です。

また、高音質なBluetoothコーデックでは「LDAC」に対応しています。

前述の通りスピーカーの音質はかなり微妙。良い音質を楽しみたいのであれば、高品質の有線または無線イヤホンの力に頼る必要がありそうです。

AQUOS wish4の指紋・顔認証をチェック

AQUOS wish4は側面指紋認証・顔認証に対応しています。

指紋認証
顔認証

認証速度はどちらも非常にスムーズ。最低限のスペックのエントリーモデルなので、もたつくかと思っていましたが、杞憂でした。

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AQUOS wish4のスペック

AQUOS wish4のスペックは以下の通りです。

 AQUOS wish4
OSAndroid 14
SoCDimensity 700
メモリ4GB
容量64GB, 最大1TB microSDカード
画面6.6" 液晶ディスプレイ,
解像度: HD+ (720 x 1612),
リフレッシュレート: 90Hz,
アウトカメラ 5010万画素
インカメラ800万画素
電池5000mAh
音響モノラルスピーカー,
3.5mmイヤホンジャック
防塵防水防塵:IP6X
防水:IPX5 (耐噴流)/IPX8 (耐水没)
耐衝撃MIL-STD-810H
おサイフケータイ対応
生体認証側面指紋 / 顔
5G(国内)n1 / n3 / n28 / n41 / n77 / n78 / n79
4G(国内)FDD-LTE: B1 / B3 / B8 / B18 / B19 / B28
TD-LTE:B39 / B41
寸法167 × 76 × 8.8mm, 190g
本体色ブルー, ホワイト, ブラック, ピンク
その他Bluetooth 5.3, nanoSIM + eSIM
価格2~3万円台等(販路によって異なる)
対応バンドについて:実際に通信可能なバンドは、契約している通信事業者やSIM、利用する国・地域により異なります。各通信事業者のウェブサイトにてご確認ください。

ソース:SHARP

AQUOS wish4 レビューまとめ:防水対応で丈夫なシンプルスマホ

AQUOS wish4のレビューをお届けしました。主なポイントをまとめると以下の通りです。

ポイント

✅シンプルながら個性的なデザインが〇

✅3Dゲーム以外では十分な処理性能

✅画面は直射日光下ではやや暗いが90Hz駆動は〇

✅カメラは補正効果〇。色合い良好

✅バッテリー持ち〇。1時間で70%以上充電可

✅スピーカーの音質は籠った感じで✕

✅おサイフケータイ / microSDカード対応

✅IP68防水とMIL耐衝撃などで安心なスマホ

総評としては、低価格ながら防水対応で丈夫なシンプルスマホです。

エントリーモデルなので、スピーカーの音質が籠っていたり画面が暗いといった弱点はあるものの、それも価格なりと言えば価格なり。

一方、カメラの色合いの良さや優れたバッテリー持ちが魅力で、IP68防塵防水、MIL耐衝撃などにも対応し安心感あり。

また、おサイフケータイやmicroSDカード、イヤホンジャックなど、日常使いに便利な機能はほぼ網羅しているスマホになっています。

AQUOS wish4をお得に購入する方法

AQUOS wish4の価格は、販路によって異なるもののおおよそ2~3万円台ですが、回線と同時契約することでお得に購入することが可能です。

詳細は、以下の記事をご覧ください。

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Xiaomiモノづくり研究所の研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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